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2サイクルエンジンオイルについて
2サイクルエンジンオイルについて:バイクなどでよく使われる分離タイプと 草刈り機械などで使われる混合タイプがあります。 この2つのオイル、どう違うのでしょうか? また、分離タイプのオイルを使う機械に混合タイプのオイルを使ったら どうなるのでしょうか? その逆はいかがなものですか?
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一応クルマやバイクの研究で食ってる者ですが、ケミ屋(オイルやプラスチックなどを扱う化学者)では無いので『経験者』とさせて頂きました。 実は、分離/混合で、オイルに決定的な差はありません。実際、最近の2スト・オイルの缶をよく御覧下さい。『分離・混合両用』と書いてあるのが普通です。 ※分離用オイルでは、特に瞬間混合性(要するに燃料への溶け易さ)が問題となるので強力な希釈剤(正体は灯油系)が入っています。古い混合用では希釈剤の添加が十分でないモノもあった様ですが(あらかじめガソリンと混ぜておくので、瞬間的にガソリンに溶ける必要は無いから)、今日では特に『混合用限定』と謳っていなければ、希釈剤が入っていない2ストオイルは無いでしょう。 ※混合用オイルは長持ちしない、と言う話はよく聞きますが、実際には分離用でも酸化防止剤は入っていません。(分離・混合に限らず、2ストオイルの要求性能には酸化安定性はありません。) これは恐らく、混合が一般的だった時代の2ストオイルに植物油(ヒマシ油)が多く使われていたので、4ストの鉱物油に比べ腐り易いという事だと思われます。(ヒマシ油は金属表面への吸着性が鉱物油より高く、植物なので生産性も良好という、潤滑油としては理想的なモノでした。勿論現在では2ストオイルでも鉱物系や化学合成系が一般的なので、安易に腐敗することは無いでしょう。) 尚、全くの余談ですが・・・オイルメーカCastrolの社名は、ヒマの実=castorから来ています。現在でもR30という植物油が、レース用として売られています。 ※もっとも、希釈剤は(灯油なので)気化し易く、密閉が不十分なまま放置しておくと瞬間混合性が低下し、分離用として使うにはちょっと怖いオイルに変化してしまう可能性は十分あります。
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相当古い分離給油の2stバイクなら・・・ 40:1とかでガソリンに2stオイルを混ぜておくことお勧めします 理由:古い2stバイクはオイルポンプの故障でオイルが給油されずそのまま焼きついてエンジンがパーなんて何台も見てきました 完全に緊急措置ですがわずかに2stオイルを混ぜて最悪の焼き付きを防ぎます スズキGT750のオーナーにススキ自慢のCCIが不調で計量カップとまぜまぜ棒を常時携帯の方が見えます
お礼
大変ありがとうございました。
- Dominator_0210
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粘度が違うんだと思います。(分離>混合) ・分離タイプの機械に混合用オイル ガソリンに混合して使うのであれば問題ないと思いますが分離オイルにくらべて劣化が早いのでエンジンオイルタンクに入れて使うのはお勧めできません。 ・混合タイプの機械に分離用オイル 分離用オイルは粘度が混合タイプに比べて高いのでしっかりガソリンと混ぜなければいけません。 まぁ、名目で分けられているくらいですからちゃんとそれぞれの用途に使うのが良いと思います。
お礼
大変ありがとうございました。
お礼
ご丁重なご回答、大変ありがとうございました。