既出回答でかなり気になったのですが、、、。
質問文中URL先イラストの作者THORES 柴本と平山郁夫を比べるのは流行のシンガーソングライターとオペラ歌手を比べるようなもので余り意味がないことだと思います。
声楽の技術ではオペラ歌手の方が当然 上でしょう。しかし、だからといってシンガーソングライターの方が「大したレベルではない」と言う事は出来ないのではないでしょうか?
オペラ歌手の勉強をし、その技術を習得すれば人気のシンガーソングライターが歌うような歌が作れ歌え人気が得られると言う事にはなりません。良い悪いではなく元々、種別が違うのですから。
絵の方も同じだと考えます。平山郁夫と同じ勉強をし、仮に同程度の技術を身につけても只それだけで柴本氏のような独特の絵が描けるようになるとは思えません。
柴本氏は主にライトノベルなどの挿絵等で活躍している人ですが、その場合キャラクターや服装のデザインの能力、又、ファン層に直接アピールできる雰囲気の絵を描けねばなりません。平山氏がライトノベルの表紙を描いてもラノベファンに受け入れられるとはとても思えません。
>いずれにしても、たいしたレベルの絵ではないので、専門学校や、絵(というよりも漫画でしょうか)の描き方の解説書を読んで実践すれば、誰でも描ける絵です。
>これらを意識して、模写をすれば、誰でもそんなに時間をかけずとも出来るレベルの絵だと思いますよ。
ここら辺を勘違いされている方が多いようです。
確かに柴本氏の絵は「高い技術」の絵ではありません。氏より単に技術的に優れた人は世の中に腐るほどいます。ですから多くの人が「模写」は出来るでしょう。
しかし、それはあくまで模写であり、模写が出来たからと言って、それまでにない独自の絵を描けるということではなく、柴本氏のオリジナリティを超えた事にはなりません。
要するに、柴本氏と同等の技術力を得たからといって、氏と同レベルの魅力の絵を描けるわけではないということです。柴本氏の描く絵のジャンルにかかわる物は皆ここに苦労しています。
繰り返しますが、柴本氏が描く絵のジャンルにとって大事なのは1からのオリジナル・キャラクターデザイン能力や独特の雰囲気を作る能力があるかどうかです。
柴本氏の絵と同系統の他のイラストレーターの絵を見比べればわかることですが、技術レベルや好みは別として氏の絵は一目見ればわかるほど独特です。
模写したり専門学校へ行けば柴本氏と同レベルの魅力の絵が描けるなどというのはとんでもない話であり、ラノベ的イラストの世界は、それほど甘くはありません。
又、「漫画の絵」と「漫画風のイラスト」をごっちゃに考えている方もいるようですが、これも明確に違います。
漫画の絵はあくまで表現の中の一つの要素ですが、イラストはそれ1枚で全ての表現をしなくてはなりません。時々、そこら辺を理解しない正に「漫画の絵」を描いているイラストレーターを見ますがマズ長持ちはしませんね。
勿論、基礎は大事です。しかし、目的が違えば勉強法も違ってきます。
まず、とりあえずは描いてみてください。そうすると描いている途中で色々と問題が出てくると思います。「デッサンが狂う」「構図が取れない」「色が濁る」等々。そうしたら”それらを是正するには何が必要か”を考えるようになります。
デッサンが狂っているならデッサンの本を参考に練習するとか、構図が取れないなら構図の取り方を書いた本をみたり、色々な絵を見て構図を研究するとか、、、。また、「イラスト」「講座」などで検索しその手の講座を色々見て回るとか。
目的意識なしに、ただ単にイキナリ「デッサン」「構図」と言ったものを学んでも興味がもてなく基礎的勉強に対しモチベーションを保ちにくいですし、大切なことを見落とす場合も多いです。
また、その時にはわからなくてもある程度レベルが上がれば「あの時の内容はこういうことだったのか」と気づく事もあるので、参考にした本やサイト情報はその時は理解できなくても保存・記録しておくことをオススメします。
それぞれの勉強に悩む事があったら、又この手のサイトにて質問するのが良いと思います。
どの世界でもそうでしょうが、優れた物を残すには貪欲な知識欲や高い行動力が求められます。決して「教えて君」にはならないで下さいね。まず、とにかく実行です。
お礼
僕は現在20歳です。 時間は有り余っていますね。 お金はまったくありませんがw 教室に通うにしてもちゃんとしたところでなければ意味がないですからね。 それを調べるのもなかなか大変ですし 当分は自分ひとりで努力します。 トーレス氏の絵は上手い!というタイプではありませんが その独特の世界にとても惹かれています。 絵だけの技術で言うと下で出た平山さんの絵がとても凄いと思いました。 さすがに平山さんの絵はハードルが高すぎるので 辞退しますがw