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地下鉄トンネルの建造費は?
2000年6月に発売された「東京圏の鉄道のあゆみと未来」という本によると、シールドトンネルA(A=難所)の建造費は1kmあたり110億円、シールドトンネルB(B=難所以外)は1kmあたり80億円とあります。駅の建設費は210億円。ちなみにインターネットで多くヒットする「南北線の1kmあたり300億円」という話は、シールドA+駅費用が根拠かと思われます。 しかし8年も経てばずいぶんと状況が変わってくると思いますので、今回シールドトンネルの工事費用についてお伺いします。2008年2月17日現在、シールドトンネルは1kmあたりどれくらいの工事費となっているのでしょうか? ちなみに副都心線を分解してみますと、7駅開業で総事業費約2500億円、210億円×7駅=1470億円、(総事業費-駅工事費-車両費1編成12億円×20編成=240億円・・・これも将来は11編成が追加が予定されているが、その費用を含めていない)÷延伸8.9km=88.76億円と、道路の下を走る区間が多いためかB料金並みです。ただし総事業費に小竹向原~池袋が含まれているかどうかが分かりませんでしたので、2500億円という数値には小竹向原~池袋の千川・要町駅の追加および有楽町新線の線路を含まないものとして計算しました。そのため、この2500億円に2駅追加・有楽町新線の費用が含まれているかどうかの真相もお伺い出来れば幸いです。
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いや地下鉄の計画自体、今事業化しているもの以外現実的でないのです。残念ながら・・・・。 http://www.mifuru.to/frdb/year.htm#2008 もちろんやるならシールドも有力候補です。可能なら開削が安価です。山岳トンネル工法、NATM工法は普通山奥のトンネルですが、都市部でも条件次第でやらないことはないです。都市部では発破が使えないので不利ですが。地下鉄では札幌の東豊線でNATMの実績があります。他にもあるかもしれません。やっぱり都市部の山岳トンネル、NATMはほとんど下水か共同溝ですけど。 東西線の平行線とか東京はもっと地下鉄がほしいところが結構あるのですが、もう東京には現実的予算で地下鉄を掘る場所がないのです。 地下鉄ではないですが、計画化していないモノで実現可能性があるのは東北・上越新幹線大宮~新宿(地下線)です。本来東北新幹線は東京起点、上越新幹線は新宿起点の計画だったと聞いたことがあります。そのための地中スペースも取ってあります。(以前一緒に仕事した運輸省、鉄建公団(当時)の人が言っていました。) ただ、JR東が工事費負担を激しくいやがっていますので・・・・・。JR東海が工事費負担して中央新幹線かリニアという話もありますが、こっちの方が現実的でない気がします。
以前土建屋でした。シールドの見積りにも参加したことがあります。 どのみちおよそですので、2000年とではあんまり変りません。 実際は ・発注者側としては2000年から2,3割引で何とかさせたいという考えです。新技術(実際はもうそんなものない)の採用、談合禁止の厳格化による競争により安価になる・・・というのがタテマエです。ホンネは、発注者側の意識や彼らの評価・被評価体制が変って、以前は「関わったものの事業費が高いほうが偉い」から、現在は「関わったものの事業費を安価にした方が偉い」に変って、安価方向に持って行きたい強い意思があります。 ・受注者側としては、不景気、材料高、実は↑の動きはもう2000年くらいから始まって、2006,7年は不採算受注の嵐だったので高値方向に持っていきたい強い流れがあります。 ということでほぼ差し引きゼロってことで。 地下鉄シールドは今施工中のもの以外は多分もうありません。 シールド工法の今後のメインは下水道(雨水、汚水)工事関係です。
お礼
早速のご回答、ありがとうございます。 ある程度は予想しておりましたが、やはり2000年頃からの比較ではほとんど変わらないのですか。 それと「地下鉄シールドは、今施工中のもの以外は多分もうありません。」とありますが、今後の地下鉄はどのような工法が主流になってくるのでしょうか? 浅いところを掘る開削工法しか分かりませんが、もし差し支えなければ深いところを掘る方法などの情報をいただければ幸いです。また、それの1kmあたりの構築費(推定でもかまいません)が分かれば助かります。
お礼
あ・・・そっちの意味で「もう無いでしょう」でしたか。 せめて「つくばエクスプレス」の秋葉原~東京延伸くらいは実現させてもらいたいところです。 ちなみに上越新幹線は、田中角栄邸が目白にあったからですね。余談ですが昔は田中角栄邸から右左折なしで関越道に乗れたそうですが、今はルート変更になっていて右折が1回生じるようです。