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『ドイツ』を真剣に学びたい
ドイツ語ではなく『ドイツ』を真剣に学びたいと考えています。 その目的として、半年間ほどのドイツ旅行を先に考えており、 ドイツに対する深みを持って望みたいと思っております。 もともとドイツが好きで、4回ほど周遊旅行した経験があります。 次回はひとつの集大成という形で、長期間の滞在を計画しております。 これまでにも『ドイツ』を学ぶにあたり、ドイツとは・・という趣旨の総説や、旅行エッセイ、 書籍『旅名人ブックス』に代表される旅行書を読んできました。 より深くという考えで、『ドイツ』を真剣に学ぶための、 おすすめの書籍または雑誌など情報源を教えてください。 ジャンルは全く問いません。 自分としても、ドイツ文学、ドイツ映画、ドイツ音楽(現代ポップス)はほとんど無知の領域で、 今後勉強していきたいと思っています。 よろしくお願いします、
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ご関心のうち、 ・労働時間、休暇の割には世界第3位の経済大国でありえる理由。生産性が高い産業? ・自国への誇りは?日本に対して、自国と似た意識を持っているのか? WWIIの同盟国としての日本、勤勉で似る日本という意識はあるのか? に関わっては、必ずしも即答するものではありませんが、次のものをおすすめします。 熊谷徹『びっくり先進国ドイツ』新潮文庫 在独ジャーナリストによるエッセイ。気楽な筆致ですが、それだけにリアリティがあります。もちろん熊谷氏はハードな内容の本なども多数刊行されており、熊谷氏のウェブサイトhttp://www.tkumagai.de/にはそれらの本の紹介や講演録などもあります。いわゆる歴史認識の問題、労働と経済、電力とエネルギー問題などが主なテーマです。 三島憲一『戦後ドイツ』『現代ドイツ』岩波新書 文化人の政治認識を視座に、戦後ドイツの社会意識の変化を追っています。 また、・自動車への関心・依存。に関しては、現在どうかというよりも歴史的にふりかえって今日の意識がどう形成されてきたか、をつかむうえで、次の本は役立つと思います。ドイツのことだけ書いたものではありませんが、ドイツはかなり焦点があたっています。 ザックス/土合・福本訳『自動車への愛』藤原書店 参考になれば幸いです。
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- Mumin-mama
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ANo.4です。 Die Prinzenは15~10年前に売れてましたが、今はあまり聞きません。You Tubeのコメントなどはドイツ人より海外からのコメントの方が多い感じです。 イメージとしてはアカペラのコミックソングといった感じでしょうか。 私自身の趣味としては10~5年くらい前まで流行っていたXavier Naidooがよいと思います。 最近流行のドイツのポップ系はTokyo Hotelでしょうか。ただ、英語の曲や癖のあるドイツ語ですね。 最近ドイツ語で売り出すポップ系はめっきり減りました。
- Mumin-mama
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ドイツに行かれる前に青山のドイツ文化会館にあるゲーテ・インスティトゥートのドイツ語会話に出かけてみてはいかがですか? 文化会館には観光局や図書館もあります。 http://www.minato-ala.net/mag/kankou/k060601.html 現代ポップでしたら、You TubeなどでUdo Juergens、Nena 99 Luft Balons, Herbert Groenemeyerなど検索すると分かりやすいドイツ語の曲が出てきます。また、ちょっと古いですが、Comedian Harmonistsで検索すると楽しい歌が出てきます。同じタイトルの映画もあります。 映画では「グッバイ・レーニン」がコミカルでいいです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%83%E3%83%90%E3%82%A4%E3%80%81%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3! 文学はドイツ語で読むなら、エーリッヒケストナーの児童文学やグリム童話など。 グリム童話が読めるサイトです。 http://gutenberg.spiegel.de/?id=5&xid=969&kapitel=1#gb_found 日本語でしたら、ゲーテ、ヘッセ、トーマスマン、カフカなど ドイツ好きの集まるコミュニティもあります。 http://4travel.jp/community/main/10000047/ ドイツにはロマンチック街道とかメルヒェン街道とか色々あります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E8%A6%B3%E5%85%89%E8%A1%97%E9%81%93 何かテーマを見つけてみてはいかがですか。 また、ドイツアルプスやザクセンスイスなど自然が美しい所もありますし、夏ごろには城のあるところで中世の騎士祭りなどもあります。 http://www.ritterturnier.de/ 古城を利用したユースも何箇所かあります。 http://www.burgen.de/specials/200304_jugendherbergen/ こちらのサイトはたいへん役にたちます。 http://hvanilla.web.infoseek.co.jp/
お礼
ご回答ありがとうございます。 多くのサイト紹介いただき参考にさせていただきます。 音楽ですと、Die Prinzenを知っている程度です。オリバー・カーンのs主題歌として。 はしかしながらDie Prinzenの評価はほとんど知りませんのでぜひ教えてください。
港区にドイツ会館ってなかったっけ?歴史ですね、まずは。 ●ロシアとドイツって皇族・貴族の縁組が盛んだった。 (偉大なる女帝、エカテリーナはドイツの出身だった) ●ロシア皇帝アレクサンドル2世は、エカテリーナ2 世の孫。彼はナポレオンの友人だったが、その後戦争 に。友人だった頃、彼はパリに橋を贈った。アレクサ ンドル橋というのがそれです。 ●第一次世界大戦の頃迄、ヨーロッパ社交界の公用語はフ ランス語だった。上流階級はフランス語を当然知っていな ければならなかった。 ●19世紀の大英帝国時代、ビクトリア女王の夫君はドイツ の東部、ザクセンから来た彼女のいとこだった。夫婦の仲 は非常に良く、そのため夫・アルバートが40歳位で急死 して女王の気落ち激しく3年も喪服を着たままだったという。 彼らの子供は9人で、多くはドイツへ縁付いた。その為、第 一次世界大戦の頃のドイツ皇帝とイギリス国王はどちらも ビクトリア&アルバート夫妻の孫であった。(この戦争が きっかけで、英の王朝はドイツの地名と同じハノーバー朝 からウィンザー朝へと名前を変えた) ●ドイツは幾つもの小国からなる後進国だった。これをまとめ て強国へと躍進を計ったビスマルクに対して、ナポレオン3 世がちょっかいを出しビスマルクを怒らせ普仏戦争勃発。ド イツが勝利してこの国の国際的地位がグングンと上がった。 それを明治日本が習い、ドイツ語というのが戦前の日本にと って習得する外国語のトップに。医学もドイツ式に倣った。 ●ドイツは南北の歴史が著しく違う。北部のハンザ都市は歴史 が非常に古く、統治していたのは多くが北欧の王だった。南 部は今の時代においては観光資源に恵まれるものの、開発は 遅く田舎で、1600年頃のミュンヘンなんて馬糞村であった。 ●ドイツは機械作りにおいて世界一である。主だった機械は全て ドイツ人の手による位。ジャンル不問で工業製品の質も世界で 最も優れている。宇宙開発も実はドイツ人技師の頭脳によった。 (戦争に負けて、ソ連と米国がそれ々ドイツ人技師を両国へ連れ て行ったからです。ミサイルもドイツの貴族出の学者が44年 頃に開発、ロンドン目がけて飛んで行き、英人を恐怖のドン底へ。 同じ頃、日本は女学生に風船爆弾なるものを作らせていた…) ●伝統的なドイツの子育ては非常に厳格なものであった。 ●第二次世界大戦のドイツの死者は、日本の約6.6倍!であっ た(それを戦後、西ドイツはヨーロッパ一の経済大国!である! 普通じゃないですね、この国は)。 つまり、ドイツ1国だけの知識があっても駄目なんですよ。 (向こうの王室・皇室は外国と縁組するので)政治家らも知って いた方がいいですね。あと宗教です。ルターを出してはいるもの の、南部ドイツはカソリックが多いですから。(文豪・トーマス・ マン=確かハンザ都市のリューベック出身、楽聖・ベートーベン= ボン出身という様に、有名人は出身地も知っていた方がいい様です)
お礼
ご回答ありがとうございます。 歴史も一通り学んでみるのも見聞に役立ちますね。 南北の歴史・文化の差など興味深いですね。
ドイツを真剣の学ばれたいのであれば、ドイツ語は必須になると思いますけれど。すでにドイツ語はある程度の力をおもちであれば、ごめんなさい。 その場合、ネット上でドイツの新聞や放送局のサイトで情報を集められるといいと思います。 個人的には小塩節さんが書かれているドイツに関するエッセイが好きです。情報としてはちょっと古いものになりますけれど。
お礼
ご回答ありがとうございます。 小塩節の書籍ですが、数冊所持しています。 身近に良本があったとうれしい気持ちです。 あらためて内容確認してみると、深みある内容ですね。 もう一度読んでみます。 記憶をよみがえらせていただきまして、感謝しております。
- uni37
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ドイツに1年間暮らした経験があり、いまも仕事で関わりをもっています。 いろいろなことをどん欲に取り込もうとされるのは悪いことではないのですが、実際にオススメを紹介しようとすると、現在の質問では漠としすぎているというのが正直なところです。質問者さんがこれまで読まれたものから得られた関心のあるテーマ、切り口、トピックなどを教えていただければ、紹介しやすいと思います。あるいは、もし学生さんであれば現在の所属学部や専攻、おつとめの経験があれば勤め先の業種や仕事内容なども、切り口になります。 なおすでにご存じでしょうが、一般情報源として以下を紹介しておきます。 ドイツ大使館サイト:読み物としてもおもしろいいろいろな情報や、ドイツ政府広報誌(日本語)や情報データブックをpdfで提供しています。リンクもいろいろあり、ポータルとしても使えます。政府広報誌はそんなにお堅いものではなくふつうの雑誌として楽しく読めます。現政権の政策に必ずしも同意しないような記事が載るときもあり、懐の深さを感じさせます。 http://www.tokyo.diplo.de/Vertretung/tokyo/ja/Startseite.html ゲーテ・インスティテュート:ドイツ政府の外郭団体で基本的にはドイツ語学校ですが、図書室はドイツに関する書籍がたくさんあります。また、しばしばいろいろな文化的イベントをやっています。東京、京都、大阪にあります。上記大使館サイト内の「ドイツ語を学ぼう」から案内ページに行けます。 参考になれば幸いです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ドイツ大使館サイト、おっしゃるとおり楽しみあるサイトですね。ドイツ観光局公式ホームページはたまに見ていたのですが、それとは違った観点で、参考にしたいと思います。
補足
ドイツについて興味のある点・考えさせられる点を一部挙げます。 ・北・南ドイツの気質の違い。北のハンザ都市の威厳はいかなるものなのか。 ・労働時間、休暇の割には世界第3位の経済大国でありえる理由。生産性が高い産業? ・自国への誇りは?日本に対して、自国と似た意識を持っているのか? WWIIの同盟国としての日本、勤勉で似る日本という意識はあるのか? ・サッカー以外のスポーツの人気と知名度。テニスでのボリス・ベッカー、スティフィ・グラフ、ミハエル・シュティッヒなどの存在はスター的象徴か? ・自動車への関心・依存。 ・EUとしてのドイツ。EUの中心足るべき素質は?欧州中央銀行、ベルリンの首都復活でやはり確固たる地位なのか? ・マイスター制度、市民から見た大学の存在意義、教育制度。 以上、系列まとまりなく失礼いたします。 薬学部卒・同院卒で薬剤師として働いております。ドイツ語は一年ほどの学習です。 ドイツの薬局制度は日本では考えられない優遇制度でして、すごく先進的と感じます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ご提案された著書、熊谷徹さんの『びっくり先進国ドイツ』は持っております。以前に購入してお蔵入りしてしまい、再度読んでみようと思います。 『戦後ドイツ』『現代ドイツ』を今後購入してみようと考えます。 『自動車への愛』は高価なためまずは近隣図書館にて借りてみます。(運良く蔵書ありました。) ネットで調べているなか、仲正昌樹『日本とドイツ 二つの戦後思想』 (光文社新書) という書籍を見つけました。 2005年版と新しいため最新の情報として読んで活かせればと考えています。 私が所有している書籍でエッセイとして読みやすく知的に面白かったのが、熊谷徹『住まなきゃわからないドイツ』(新潮社)、桝谷 邦彦『ドイツ魂―21世紀の頑固と丈夫』(講談社)でした。 両書籍とも同様なとっつきやすい読み口で、おっしゃられるように「リアリティがありました。」 ご紹介ありがとうございました。