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ユニバーサルデザインの問題点??

ユニバーサルデザインの 七原則 ●誰にでも公平に使用できること ●使う上での自由度が高いこと ●簡単で直感的に分かる使用方法となっていること ●必要な情報がすぐに理解できること ●うっかりエラーや危険につながらないデザインであること ●無理な姿勢や強い力なしで使用できること ●接近して使えるような寸法・空間となっていること            ↓ ユニバーサルデザインの 問題点 ◆設計者は運動・知覚能力の異なる様々な使用者を想定する必要がある ◆にもかかわらず、設計者は様々な人の能力について実感がわきにくく、実状を把握できない ◆よって設計物を全ての人の観点から評価することが困難 とあります。バリアフリーの問題点「特別にされることで高齢者や障害者に対してもあまり平等ではなかった」→そこで、みんなに平等なデザインが考え始められて、ユニバーサルデザイン(UD)が出来たと聞いています。しかし、UDにも、このような問題を抱えていると聞いて、ショックでした。    より完璧なUDにするためにはどのような対策をすればいいのか、考えがある人は教えてください。

みんなの回答

  • chien
  • ベストアンサー率59% (72/121)
回答No.3

 「現在、まだ建物などにUDのようなものが施されていない所」とのご質問ですが、現在、バリアフリー化された建物は増えています。しかし、UD化というと話は違ってきます。  たとえば日本家屋は、靴を脱いで入室するために、玄関に段差を作ります。当然、段差は不便です。ここにスロープをつけるとバリアフリー化されます。しかしUD化とは、最初から玄関の段差を無くして家屋を設計・建築することです。具体的には、家屋の土台を作る時に、土地を掘ってコンクリートを打ちますが、その段階で、軒下部分を下げてコンクリート施工をします。工程的には、ほとんど変わりません。これで車椅子の人もラクに入室できます。  つまりUDとは「バリアーを取り除く」のではなく「最初からバリアーがない」状態を作ることです。  こうした実例で良いのでしょうか。    ご質問の答えになっているかどうか、自信がありませんので、よろしければ、さらに追加で、ご質問下さい。

  • chien
  • ベストアンサー率59% (72/121)
回答No.2

 私は、実際にUD商品やUDサービスを開発している者です。  まず「より完璧なUDにするために」とtsuyopさんが書いていますが、「完璧」という考え方は、あまり持っていません。私たちの取り組み方は「より良い」といった感じです。  また「UDにも、このような問題を抱えている」とも書いてありましたが、UDとは解決するための考え方です。「その解決方法について、みんなで考えましょう」というのがより良いと思います。  tsuyopさんが書いていただいた「設計者の問題」ですが、これはまだUDという概念を知らない設計者の方たちの問題のように思えます。だからこそ、UDを設計者、商品開発者の方たちに知っていただきたいのです。  たとえば、友人に目の不自由な方がいます。聴覚だけを頼りにしている、その方から「交差点での危険性」を教えていただきました。すると子供や老人にとって、その危険性は共通の課題であることが分かりました。「目で見ているつもり」がどれだけ危険なことかを知りました。そこで視覚障害者だけではなく「子供・老人」と幅を広げ、交差点の安全性を考えることは「より良さ」につながります。また「とうりゃんせ」の音楽は外国人には意味不明です。そこで「外国人のことも含めて考えよう」ということになります。  「完璧」からの引き算ではなく、「現状」への足し算が良いと思います。  そうした広がりを持つこと、そのことがUDの考え方です。特定の人たちだけのことを考えるのではなく、より多くの人たちのことを前提として考えることが大切です。  私たちは、偏見や差別など「心のバリアフリー」をなくそう、と考えています。そして、規制概念に捕われないで、考え方を決めつけない、利用者を限定しない「心のユニバーサル・デザイン」を目指しています。作り手の人の頭が固いと、柔軟な製品は生まれないように思います。

tsuyop
質問者

補足

変な事を聞くかもしれませんが、現在、まだ建物などにUDのようなものが施されていない所って、ありますか?また、そのようなことへの対策って何がありますか?教えてください。

  • tokoteku
  • ベストアンサー率44% (182/408)
回答No.1

そうですね。 今までのように、完璧とおもわれるものを作って、後は、ほっとくのではなく、 問題点が発生した時に、改良のできる構造が望ましいとおもいます。 理由としては、障害は個々人で違うものであり、 その施設を利用する人に合わせたデザインが必要ですので、 すべての人に公平というのは、まず不可能だとおもわれます。 多少、不公平があっても、利用するのが無理ではなく、利用できるように 改善していくことが必要かとおもいます。 設計者の実感がわきにくいというのも、口だけでいっている人と 違って、実際に作る必要があるわけですから、対象者があいまいな場合、 設計しにくいとおもいます。 また、評価に関しても対象者があいまいなので、困難になるでしょう。 誰のために作るかの方向性がないのに、完璧なものを作ろうとおもっているなら、かなり無理があるでしょう。

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