あえて、カラヤンの名盤ベスト3を挙げると・・・
・ブラームス/交響曲第3番ヘ長調 ウィーン・フィル(1960年:英デッカ)
・チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」 ベルリン・フィル(1971年:EMI)
・モーツァルト/歌劇「魔笛」 マティス(S)、アライサ(T)、ヴァン・ダム(B)、オット(S)他、ベルリン・フィル、ベルリン・ドイツ・オペラ(1980年:DG)
ブラームス、チャイコのSymはDGにも新旧録音(60年代、80年代)しており、いずれも名盤ではありますが(全てベルリン・フィル)、英デッカ・ロンドンのウィーン・フィル(ブラームスNr.3)、EMIのベルリン・フィル(チャイコNr.6)との録音(当時はいずれもLPレコードとして発売、後にCDになる)は共にDG盤を上回る出来だと思います。未だにこの2曲において、後にも先にもこの盤を越える演奏に出会ったことはありません。
カラヤンはオペラも得意としていました。ヴェルディ、プッチーニ等イタリアオペラにも名盤は数多くありますが、この分野で一つ選ぶとなると迷わず「魔笛」です。ソリスト、オーケストラ、合唱団、全てがカラヤンの音楽にマッチし、それはすなわち=モーツァルト最晩年の最高傑作を演奏する上でこれ以上は考えられないかの如く、きわめて上質でセンスに溢れ、まさに特上・最高の音楽を聴かせてくれます。
あと、コンチェルトもお気に入りのソリストを選定して数多くの名盤を残していますね。特に、
リヒテル(Pf)、ウィーン響とのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(60年代:DG)やロストロポーヴィチ(Vc)、ベルリン・フィルとのドヴォルザークのチェロ協奏曲(1968年:DG)、フェラス(Vn)、ベルリン・フィルとのブラームスのヴァイオリン協奏曲(1964年:DG)などは入門用として万人に薦められるし、華麗な協奏曲の醍醐味がたっぷりと味わえます。
序曲、管弦楽曲、組曲などにも名盤は沢山あります。今回、ベスト3ということなのであえて書きませんが、カラヤン/ベルリン・フィルというゴージャスこの上ない組み合わせで聴くクラシック音楽はいずれも他のどんな組み合わせを持ってきてもかなわない?ほどの強烈なカリスマ性とブランド力を併せ持っていたと、今更ながら思いますね。
お礼
こんにちは。 たくさんの回答ありがとうございます。 まとめて御礼の内容にしますのでよろしくお願いします。 カラヤンは一つの盤を出すために複数の録音をしたそうです。その中から気に入ったのを選んだそうです。 カラヤンCDはほとんどDGを持っていました。EMIは録音が古かったので敬遠していましたが、これから推薦していただいたものを買いたいと思います。 これからもクラッシックについて質問したいと思いますのでそのときはよろしくお願いします