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座席のアップグレードについて
ANA,JALのマイレージプログラムでは、シートのアップグレードが出来る航空券が限られていますが(ANAはエコノミー普通運賃・エコ割スタンダードなど)、ノースウェストやユナイテッド航空はどうなのでしょうか?格安航空券にもアップグレードは利用できますか?
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- Umada
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ノースウエスト航空でもユナイテッド航空でも、アップグレードのできる航空券は限られています。 既にご存じの通りですが、アップグレードにはマイルやアップグレード証書と引き換えに乗客側から要求できるアップグレードと、満席時の座席調整として航空会社側が提供するアップグレードの二つがあります。後者はInvoluntary Upgrade, Operational Upgradeなどと呼ばれ、No. 1の回答はそれらについて言及しているようですが、ご質問の意図は前者のアップグレードかと思います。 冒頭述べました通り、ノースウエスト航空でもユナイテッド航空でもアップグレードのできる航空券には制限があります。基本的には普通運賃、または正規割引運賃の上位の航空券に限られます。正規割引運賃の下位の航空券や包括旅行運賃(いわゆる「格安航空券」)ではアップグレード不可とお考え下さい。 まずノースウエストですが、同社"WorldPerks"のアップグレード規定は参考ページの[1]で読むことができます。それによればノースウエストの大平洋線・大西洋線では予約クラスY, Bのみがアップグレードの対象になるとあります。「予約クラス」についてはご存じかと思いますが、補足説明が必要でしたら脚注*1をご覧下さい。 予約クラスY, Bと言えばエコノミークラス正規割引運賃でも上位のものです。ノースウエスト航空であればワールドバリュー・フレックス(Y)、ワールドバリュー7(B)が該当します。これらのほかにもちろん普通運賃(Y)も含まれます。一方正規割引運賃でもワールドバリュー・スーパー14(M)などはアップグレードの対象外です。 日本-アジア間などの便についても同社のWebサイトでアップグレードの可否を調べることができます。例えば[2]は日韓線正規割引運賃の運賃ですが、適用規則の欄に「マイルを使ったアップグレード」の可否が明記されています。その他の路線についても[3]で調べることができます。 ユナイテッドについてもほぼ同様です。ユナイテッド航空の"Mileage Plus"では予約クラスY, Bのほかそれより低位の予約クラスM, Hでもアップグレード可能です[4](*2)。アップグレードに必要なマイル数は上位のY, Bでは少なく、中位のM, Hでは多くと傾斜を付けて設定されています。Y, Bが普通運賃および正規割引運賃("GO UNITED GO")の上位の航空券、M, Hが同じく中位の航空券に相当します。正規割引運賃でも下位の航空券はアップグレード対象外です。各運賃の詳細な規則(アップグレード可否含む)は[5]でご覧下さい。 ご質問には含まれていませんでしたが、独特のアップグレード制度を持つコンチネンタル航空およびそのマイレージプログラム"OnePass"についても参考までに触れます。 コンチネンタル航空は正規割引航空券として「フライライト・インスタント超得1/超得2/超得3」などを用意しています[6]。他社が購入期限別に段階的に運賃を設定しているのに対し、コンチネンタルは上記3種の航空券のいずれも「当日まで購入可能」としています。3種のうちどこまで安い航空券を買えるかは残席数などで決まります。そしてアップグレードはこれらのどの航空券でも可能です[7]。 しかし安い航空券の乗客でも高い航空券の乗客でも同条件でのアップグレードではなんとなく不公平ですし、コンチネンタルの側としても収入機会を逸失します。そこでコンチネンタルではマイルの他に追加料金を徴収することで調整しています。高位の航空券からのアップグレードは追加料金なしかあっても僅かで、低位の航空券からのアップグレードでは追加料金を高めに取るわけです。 乗客側から要求するアップグレードでなく、満席などの事由で航空会社側が提供するアップグレードであれば、上記以外の航空券でもアップグレードされることはもちろんあります。 なおビジネスクラスはドル箱であるため、航空会社はなるべく有償客を乗せようとする傾向にあります。さらにマイレージプログラムの特典としてもビジネスクラスは人気があり、特典航空券やアップグレードの予約を取るのは簡単ではありません。アップグレード対象の高額の航空券を買ったけれど、当日まで配分が出ずに結局エコノミークラスで旅行、といったことは十分起こり得ることです。私はこのリスクが気になるので、特典でビジネスクラスを希望する場合はアップグレードでなく、最初からビジネスクラス特典航空券を狙うようにしています。 参考ページ [1] http://www.nwa.com/asia/jp/worldperks/travel/compan.html [2] http://www.nwa.com/jp/jp/travel/cyber2007/shimoki/asia/korea.html [3] http://www.nwa.com/jp/jp/travel/cyber/index.html [4] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileageplus/chart/upgrade_info.jsp [5] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/travel/gu/index.jsp [6] http://www.continental.com/web/ja-jp/micro/pex/default.aspx [7] http://www.continental.com/web/ja-jp/content/onepass/rewards/upgrade/default.aspx *1 予約クラス: 航空券にはエコノミークラス、ビジネスクラスといった区分(搭乗クラス)のほかに、さらに細かい販売管理上の細かい区分があり「予約クラス」と呼ばれます。予約クラスは通常、アルファベット一文字で示されます。航空券はすべていずれかの予約クラスに割り付けられています。予約クラスには高低があり、高い予約クラス(の航空券)は予約が入りやすくマイルの加算条件もよい代わり、値段も高くなっています。低い予約クラスはこの逆です。航空会社は予約クラス別の座席配分数を常に調整することで、安い航空券ばかりで座席が埋まってしまうことや、高い航空券ばかり売ろうとして結局売れ残ることを未然に回避し収益最大化を図っています。 *2 C, Dもアップグレード対象の予約クラスに含まれていますが、これらはそもそもビジネスクラスです。つまり「ファーストクラスへのアップグレードの対象になる予約クラス」の意味です。
- 1234toto
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アップグレードの意味ですが、 飛行機会社の好意で、Y→Bと、言う意味でしょうか? マイレージのステイタスによっては、「経験上無いこともない。」です。 ツアーでNWを利用した際、「シルバーエリートなので、UPさせていただきます。」と、いわれたことがありました。 ここまで書いて思い出しましたが、JAL,ANAには、上級会員は、UPグレード券のくれるような案内があるように記憶していますが、NWにはそのようなものはありませんね。 NWのHPを見てみると、「米国内の国内線では、最上級会員は、空席がある限り予約の段階でUP、そうでない上級会員は、出発72時間前、又はチェックインの時、空席があれば・・・・」と、なっているようです。