オブジェクト指向は『考え方』で、モデル指向は『開発手法』なので比較するものではない、というのが答えかと思います。
『オブジェクト指向(以下OOと略)』という技術があるとよく誤解されますが、『OOプログラミング』『OO言語』『OO分析』『OO設計』『OOユーザインタフェース』『OOデータベース』はそれぞれ別の技術です。これらは独立な技術ですから、OO分析をしなくともOOプログラミングは可能ですし、OO言語を用いなくともOOユーザインタフェースを開発することが可能です。
モデル指向開発は、一連のOO分析・OO設計・OOプログラミングを行うことを前提に、UMLという図法を中心に開発手法(方法論)を構築したものです。
私の考えでは、OO分析、OO設計、OOプログラミングはそれぞれ適用できる領域が限られていますので、それらを一まとめにした方法論は(美しいですが)意外と適用領域が狭いという印象です。UML自体は有用な図法ですので勉強する価値はありますが、方法論そのものはあまり成功しているとは言えないと*私個人は*思います。反論はあるでしょうけど。
お礼
回答ありがとうございます。 『考え方』と『開発手法』という言葉の違いで、大分イメージがはっきりしました。
補足
モデル指向がオブジェクト指向を前提とした開発手法だと示せるよう、 UMLの文献などを調べてみます。 なにか参考になる資料(文献、サイト)などご存知でしたら、ご教示願いたく存じます。