この手の遊びには、地方ルールなどが存在するのがほとんどで、なんせ、ちんちろりんなんていうアングラな遊びなので(いかにもばくちって感じですよね)、正式ルールというものはないような気もしますが、僕がやったことのあるルールをご紹介します。
1、準備(笑)
どんぶり(陶器が音が良くていいですよ)1個
さいころ3個
チップ
2、ルール
(1)まず始めに親(「胴」と言います)を決めます。ばくちは親が勝ちやすいです。喧嘩しない方法で決めましょう。
(2)子がめいめいチップを張ったら親がさいころを振ってスタートです。
(3)さいころ3個を振って、そのうちの2個が同じ「目」になったら、残りの1個がその人の目です。たとえば、6,6,4なら、4が「出目」です(6が2個も出たのに!)。その他に「役」になる出目もあります(後述)。
(4)さいの目がばらばらのときは(ただし役ではないとき)、もう一度振り直しです。僕らは5回まで振り直しをしていました。
(5)5回振って、目無しなら、無条件で負けです。親が目無しだったり、役の目を出した瞬間に1ゲーム終了します。
(6)さいころを振ってさいころがどんぶりから飛び出したときは、その人の負けです(これを「しょんべん」と言います)。
(7)さて、仮に親の目が5だったとしましょう。子がさいころを振って4だった場合、当然親の勝ちです。子が5を出したとき(引き分け)も親の勝ちです。親が勝ちやすいと言うのがわかっていただけたと思います。
(8)親がやめを宣言するか、手持ちのチップがなくなったら、次の人が親になり、(2)に戻ります。
3、役
役は数種類。とてもシンプルです。当然役によって配当(倍率)が変わってきます。
456(しごろ):倍付けです
ぞろ目:3倍付け 目の数字によって倍率を変えたりします。たとえば5ゾロなら5倍など
123(ひふみ):倍払い(張ったチップと同じ枚数を支払います) 悲惨です
4、蛇足
さっき4だった親の出目が3に下がるのを「落ち目」と言います(おそらく落ち目と言う言葉の語源なのでは)。子にとってはまさにチャーンス。チップを多めに張りましょう。また、親が一二三以外の役を出したら、その瞬間に親の総取りで、ワンゲーム終了です。
こんなに長くなったのに、正式ルールじゃなくてごめんなさい。以上です。