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歴史を塗り替える現役の映像作家っていますか?
かつて歴史に残る映像作家は、新しい技術、新しい思想、新しい様式、を生み出してきました。 もちろん今も、優秀な人はいるのでしょうけど、歴史を塗り替える“あたらしい”作品になかなか出会えません。 現代の映像作家で、新しい試みをしている人っていますか?教えてください。作品名でも結構です。
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よけいなことはいっさいやらない、素朴な手法が、今かえって新しさを獲得してるように思います。 例えば、条件として「撮影はすべてロケーション、映像と関係のないところで作られた音をのせてはならない、カメラは手持ち、照明効果は禁止」などの「誓い」をたてて映画を制作する「ドグマ95」という映画運動があります。 派手な演出や、技術の駆使からは逆行する、よけいな物をそぎ落とす新しさです。そのためにかえって物語そのものや、人物の心の動きなどが強烈な印象を醸します。 その「ドグマ95」に類する作品では「しあわせな孤独」(スザンネ・ビエール監督)が、新しいという印象を受けました。 その他、「息子のまなざし」(リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ)という作品が、ドグマ95とは無関係なようですが、素朴な手法という点で明らかに新しい映画だと感じました。 http://www.bitters.co.jp/musuko/index.html http://www.dogme95.dk/
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- aquaseason
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答えになっていないかもしれませんし、私の主観ですが、 「歴史に残る」ような作家によって生み出されたその時代ごとの「あたらしさ」と言うものは、 実はその瞬間ではなく、しばらく経ってからでないとわからないと言うところもあるのではないかと思います。 10年20年30年単位で経って、振り返ったときに、 「ああ、あの時、あの作家が、あのような新しさを生み出したのだな。 あの時歴史が塗り替わったのだな」と。 そのリアルタイムでは、わかり難いからこそ、 「最近」は、「なかなか出会えない」と感じるところもあるのではないでしょうか。 それから「歴史の塗り替え」は、一人二人によって行われると言うよりも、たくさんの作家の分業作業とも感じます。 「その時代のその瞬間」においては。 その中の一人二人が、たまたま何十年後かも「歴史に残る」に過ぎないのではないかとも思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 もちろん私も“リアルタイムでは、わかり難い”と思いますよ。 それに私も現代に生きる人間ですので、現代を生きぬいている作家はいくら古典的な作品を作っていようと、共感しますし、尊敬します。 しかし、だからこそ、「歴史に名を残すような作家」でも「時代を動かした作品」でもなんでもいいからリアルタイムで味わいたいと思うのです。
お礼
ドグマ95は知ってました。ラース・フォン・トリアーもその一員ですよね。 私も嫌いではないんですが、ドグマ95の考え方って、いわゆる「自然主義」ですよね。それって新しいのかなって思います。 もちろん今の時代、こういう作品は作られるべきだとは思いますが。 「誓い」だって昔のフランス文学の三単一の法則みたいなもんにしか思えません。(すいません気を悪くしないでください。私の主観です。異論があればどうぞ。) でも作品を見てみないとわからないですよね。「しあわせな孤独」から見てみます。 ありがとうございます。他にもあればお教え下さい。