「うぶなおやじだなあ」と笑われるのを覚悟で、2,3あげてみます。
「あしながおじさん」
「続あしながおじさん Dear Enemy」 ともにジーン・ウェブスター著
もはや古典といってもいいかと思います。今の中学生では、あしながおじさんはちょっと幼く感じるかもしれませんが、物語の作り方、形式がとてもおもしろく、よくできている作品なので、まだお読みでなければ、ぜひ一読をおすすめします。
そして、もし、ものたりなければ、続編をお読みください。
ぐっと大人っぽい話になっており、精神的な「男女の仲」について、いろいろ考えがひろがると思います。良き恋愛の書です。
現代の作家が書いたファンタジーもひとつおすすめしましょう。
「旅のラゴス」筒井康隆。
ブラックユーモアとドタバタナンセンス、言葉遊びや小説形式そのものへの挑戦、なにかとセンセーショナルな作家ですが、本作はそのいずれでもない、正統派の「ものがたり」です。
恋愛の要素は一見ほのかですが、いちばん深いところにとうとうと流れており、主人公ラゴスの思いの強さを感じることができると思います。
ファンタジーとしても気宇壮大で、読んでいる間はまるで映画や劇場アニメを見ているような気分になれると思います。面白いですよ。
いずれもブックオフでたやすく入手できる本ですし、何なら図書館で借りるというというのも手です。
「あしながおじさん」だけは児童書のコーナーにあるので、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、こっちを読んでおいた方が「続」を楽しく読めます。「続」は、一般書のコーナーに置いてあるはずですよ。
それでは。さいなら、さいなら、さいなら。
お礼
回答ありがとうございます 恋空ですか、読んでみます