速さにもいろいろありますが、最高速が速いというのと、加速がいいというのは、少し違います。
最高速は、エンジンの出力(パワー)によって決まります。
排気量がでかくなれば、ほぼそれに比例してエンジンの出力も上がりますが、ターボやロータリーなど、例外的に、排気量が小さくても、パワーのでるエンジンがありますので、排気量の大小=パワーの大小というわけでもなさそうです。
加速は、トルクという値と、そのクルマの車重との兼ね合いで、加速力の良さが変わってきます。
トルクという値は、排気量が大きくなったり、ターボやスーパーチャージャーなどが付く事によって、強力になります。
でも、考えてみてください。
同じ引っ張る力があるエンジンでも、それを動かす車体が、軽いか重いかで、加速が変わってくるのは、容易に想像がつきますよね。
具体的にいうと、2000ccぐらいのエンジンを積んだ、結構重い車よりも、軽自動車(660cc)のターボのエンジンを積んだ、軽い車のほうが、加速がいい場合もでてくるわけです。
それを測るいい方法があります。それは、「トルクウエイトレシオ」というのを計算して出してやるのです。
日本語で言うと、トルクと車重の比率です。
具体的には、トルクを車重で割って、車重1kgあたりのトルクを計算で出してやるわけです。これで、おおよそ加速の良し悪しが比べられます。
他にも、ギヤ非などのファクターもあり、単純に上記方法で、「速さ」を比べることはできませんが、おおよその速さは、上記方法で比べることができます。