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運命を受け入れて生きるとはどういうことでしょうか
吉本隆明「真贋」を読むと、運命を受け入れて生きるのがよいと書かれていました。そこに例として、貧乏に育った人が、金持ちになるために頑張るということが挙げられていました。 しかし「運命を受け入れる」生き方とは、貧乏に育った人は貧乏で生きても仕方がないと諦めた生き方をすることでは?、と私などは考えてしまいます。 これはどういう意味なのでしょうか? また私の場合は、幼少時、親の愛にあまり恵まれず、やや芸術的な感性はありますが、いま中年になっても世の中にうまく溶け込めず孤立しがちな自分がいます。 こんな私が「運命を受け入れる」とは吉本隆明風にいうとどういうことなのでしょうか?
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初めましてmaruhaseさん この質問で一番大切なのは「受け入れる」という言葉だと僕は思っています。 maruhaseさんは「「運命を受け入れる」生き方とは、貧乏に育った人は貧乏で生きても仕方がないと諦めた生き方をすることでは?」と書かれましたが僕は「仕方が無いと諦めた生き方」=「受け入れる」だとは思っていません。 諦めから決断したことは「受け入れたのではなく」、「考えることをやめて」だされた決断だと思います。 そもそも何を「受け入れるのか」?ということを考えると僕はそれが「自分自身」だと思っています。運命=自己の決断によって変化するもの、だと考えています。 仮に自分が貧乏であるから生きていても仕方が無いと諦めるのであれば、この「諦めるという決断を下した自分」を受け入れなければいけません。「貧乏である」という事実を受け入れるのではなく、「諦めた自分」受け入れるのです。 僕は「真贋」を読んだことがないのでこれは個人的に感じたことなのですが、多分「自分を否定しない生き方」が「運命を受け入れる生き方だと思っています」。何かを諦めるのであればその決断を下した自分を受け入れ、諦めず戦うと決断したのであればその自分を受け入れる。何かを決断した自分を否定してはいけないとい事だと思っています。 少々長い上に解りにくい部分もあるかと思いますが、今のところ僕はこう考えております。 朝倉 追伸: 僕も周囲の環境に溶け込めず孤立しています。長年悩んで出た答えが「僕は非常に溶けにくい」存在であると言うものでした。しかしこの答えを踏まえた上でも僕は周囲の環境に近づきたいと思っています。何度やっても「お前は溶け込めない」という事実を再認識するだけの日々で辛いときもあります。でもそれでもやめないと決めた自分が今の僕です。
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- natsu40
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私の考えですが 自分の境遇を認めて受け入れてこそ、前に進めるということではないかと・・ 人と比べて自分は貧乏だから・・・とか人をうらやましがっているうちは進歩がないから、今の自分を認めて変わりたい自分に向けて 生きていきなさい。。。ということかなーと・・ 思います。
- kyoutoukyo
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>運命を受け入れて生きるのがよいと書かれていました ということは、先人たちの作った運命論の中から、自分にとって都合のいい部分だけを受け入れればよいのだ、ということかなー、、、 たとえば貧乏に生まれた人には貧乏人でしか味わえない楽しさもありますから、貧乏のままで楽しんで生きようとするか脱出して富豪を目指すか、自分にとって良い方を選んだらどうですかっていう
- kira-ra
- ベストアンサー率20% (42/209)
「運命」っていうのは個人にどうにも出来ないもの。という解釈をしています。 それに対して、個人の後天的な努力や能力によっていかようにもなり得る物は「運命」ではなくて、そういうものも運命だ、と言って努力を放棄している人は単なる言い訳なんだと思います。 例えば「貧乏な家に生まれた」は運命だと思います。 でも、人はその後の努力や本人の能力次第でお金持ちになる事は可能です。貧乏を当人が嫌だと思っているにも関わらず「どうせ親が貧乏だったんだから・・」と一生恨み言しか言わず、世の中や他人に文句ばかり言う割りに自身では一向に努力をしようとしない人が「運命だから仕方ない」みたいな、努力をしないでいることに対する免罪符みたいな使い方は、いかがなもんかと思います・。 運命を受け入れるとは「貧乏な家に生まれた」事実は自分の中にしっかり生かして前向きに生きることでは。
- dai-ym
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運命っていろんな人がいろんな解釈をしているので、 人によって使い方がずいぶん違います。 この本を読んだことがないですが、ここに書いてある内容からすると、 「今の自分の境遇を不満がるのでなく、今の自分は今の自分の運命として受け入れなくてはいけない。大事なのはこれからまだ定まってない運命をよりよくするために、今後どのような自分になるのかを考え、そのようになるように頑張り、結果より良い人生を自分の運命にする。」 ということだと思います。 用は現状を悲観するだけで何もしないのでなく、今の自分を受け入れて未来を良くために何をするべきか何を変えるべきかを考えろってことです。
- shift-2007
- ベストアンサー率14% (143/1013)
人生はうまく出来たもので、つらい状況があったとしても、それは自分に何が足りないかを教えてくれてるんだなと思います。 運命を受け入れるということは、そういう教えみたいなものをよく聞いて努力しなさい、と言う意味かと思います。
- Rahiri
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[運命を受け入れる]というのは、自分の置かれた環境や状況を否定的に捉えない ということなんです。 今は他人に比べて 決して恵まれているとは言えない状況だったとしても、それで自分は不幸だと決め付けるのではなく、その状況でどういう生き方が出来るのかを考えれば良いだけなんです。 運命を受け入れるというのは、[そこをスタートラインとする]ということでしか無いんです。 決して特別な生き方というわけではないんです。
補足
ご回答ありがとうございます。世間的に中年と呼ばれる年代になっても、甘さが抜けず、メンタル面での弱さを抱えている自分です。 そんな自分と自分の運命を「受け入れる」とはどういうことなのか、考えているこの頃です。
補足
「運命に従う以外、いい生き方はない」 正確に言うと、吉本隆明はこういう書き方をしていますね。