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中毒ガス(?)について
家庭用洗剤等のボトルに赤字で『混ぜるな、危険!』と表示されていて、更に補足する形で『中毒ガスが発生して人体に悪影響を与え危険です』と書かれていますよね。 よく目にするけれど、実際それが何なのかよくわからないので、いまいちピンときません。 中毒ガスって何ですか? 具体的に何がどう危険なのか? もし仮に誤ってやってしまった場合、どうなってしまいますか? その場合の対処方法は? ご存知の方がいらしたら是非 詳しく教えて下さい。
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No.3です。 風呂場、トイレなどでは窓や換気扇だけでは不足になる場合があり得ます。 塩素ガスは比重が重く下にたまる性質があるので風呂場など窓が高い所に小さなものがあるだけだとほとんど換気できませんし、トイレなどの小さな換気扇でも能力不足になることが考えられます。 扉も同時に開け放すことが必要ですが、洗剤くさくなると言って部屋につながる出入り口の扉を閉めたまま掃除にかかる人がいますから、この状態で塩素ガスが発生すると危険です。 特にトイレや風呂場では床掃除のためにしゃがんだりすることが多く、このことも危険に結びついています。 次亜塩素酸系の漂白剤には「塩素系」と書いてあります。これに「酸性」と表示されているものを混ぜることが危険ですから、ラベルを確認することが大切です。 塩素系漂白剤はそれ自体では漂白や除菌に確実性の高い有益な洗剤です。酸性のものと混ぜることさえしなければ、ゴム手袋や防護眼鏡で充分安全に使用することが出来ます。
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- catfool
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#4です。 塩素ガスは神経ガスなので目にしみるほどの高濃度のガスを吸ったら呼吸器の方が先に機能しなくなります。 匂いも強烈ですよ。 フキンなのつけ置きしておくと台所から漏れてくるその臭いだけで気になって眠れないときがあります。 原液が皮膚につくと洗ってもしばらくぬめぬめした物が取れないので皮膚が弱い人は手袋をした方がいいですね。 劇薬扱いではないのでアレルギーがある人以外は火傷をするほどひどいことにはなりませんけど。
- AVENGER
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No.2です。 2人が自殺したのは、この事件です。 車内で女性2人自殺か トイレ洗剤と入浴剤混ぜ http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071023/crm0710231906026-n1.htm ちなみに、塩素には独特の臭いがありますので、異臭を感じたら換気を良くする、 逃げるなどする必要があります。 2液混合して死亡した事件以来「まぜるな危険」の表示がされるようになりましたが 今では元の事件も忘れられているようで、時たま中毒事故が発生しています。 よほど高濃度の塩素でない限り即死するようなことはありませんが、低濃度でも 長時間吸引すると、中毒、死亡に繋がります。
お礼
ご丁寧な回答、どうもありがとうございました。 お陰様でとても勉強になりました。
- catfool
- ベストアンサー率23% (92/390)
発生するのは皆さんがおっしゃるとおりに塩素ガスです。 使用方法をきちんと守っていればそうそう死に至る事故には至らないですよ。 事故が起こったときの状況はお風呂場などで窓も入り口も閉めて密閉された状態で大量に使った場合がほとんどです。 窓を開けるなり換気扇を回すなりして必要量だけ使用すれば発生した塩素ガスも少量で済むし、発生しても拡散されるので危険性がかなり減ります。 発生する塩素ガスを嗅ぐとたいていの人は気分が悪くなるので気分が悪くなったら直ぐにその場を離れるなりすれば危険回避にもなります。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 なるほど、それら洗剤を使用する事が即死に直結するというわけではないのですね。 あれら洗剤が猛毒その物だというイメージを抱いたので、それを聞いて少し安心しました。 ところで『たいていの人は気分が悪くなる』とありましたが、他には特別な症状はないのですか? 例えば ガスの刺激で目が痛くて開かなくなるとか、液に触れた皮膚が焼けるとか…。 やはり換気とマスク・手袋着用は必須という事でしょうか? この点についてもご回答頂けるとありがたいです。 宜しくお願いします。
- misa-on28
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塩素系漂白剤を酸性のものに混ぜると塩素ガスが発生します。 1915年4月22日に世界で初めて近代的な毒ガス戦闘がおきますが、この時ドイツ軍が使用したものがこの塩素ガスです。(イープルの戦い) ものが古典的とは言え戦争にも使用されるくらい毒性の強いガスですから,密閉されている浴室などでこれが発生すると死亡することも充分あり得ます。確か1980年代にこの表示が始まる以前に2件ほど死亡事故が起こっています。と言いますか,死亡事故があったためにこの表示がなされるようになった訳です。 呼吸器にダメージを与えるため窒息、また皮膚、粘膜などにも炎症を起こします。 一般的に有毒ガスに接触した場合は、 まずガスの無い所に移動し、服などにガスがついているかも知れないので着衣は脱がします。体温が急に下がることもあり毛布などで保温が必要になることもあります。 塩素ガスなど窒息性のガスの場合は、酸素吸入の必要が考えられますから、症状が軽くみえても医療機関への搬送は必要でしょう。 ただし,相当高濃度でガスを発生した場合はうっかり救助に飛び込むと助けに言った人も被害を受けますから、注意が必要です。
お礼
ご丁寧な回答、どうもありがとうございました。 詳しく説明して頂き、とても勉強になりました。 また何かの機会があれば、宜しくお願いします。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 とても詳しく教えて頂き、お陰様でその危険性については理解できました。 更に幾つか疑問があるので教えて頂けると嬉しいです。 『浴槽などの密室』とありますが、例えば換気しながらだったり浴室を完全に閉めきってなければ、問題ないのでしょうか? 仮に混ぜたからといって、それが即『死』に繋がる場合とそこまで到らずに済む場合と…どこで違いが出てくるのですか? 混ぜる量ですか?ガスを吸い込んだ量ですか?気付くまでに経過した時間の長さですか? 死なないで済んだ場合はどういう状態になるのですか? 対処法としては、一刻も早く救急車を呼んで病院にかかるのが一番適切という事ですか? しかしそれだけ有害な物が普通に市販されてるという事に多少の疑問を感じますね。 可能であれば上記疑問についてのご回答もお願いします。
- AVENGER
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つい先日、混ぜちゃいけない洗剤を混ぜて自殺した若い女性2人がいますね。 塩素系のガスで、死にます。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 しかし、そんな痛ましい事件があったなんて…知りませんでした。 その方法で自殺する人がいるという事は、この危険性は一般的によく知られている事なのでしょうか? 改めてその怖さは理解できましたが、誤ってそれをしてしまった場合でも必ず死に到るのでしょうか? 例えば薬剤の種類や混ぜる量等により状況は変わりますか? 少しの量だったりすぐ気付いたりすれば、死ななくても済みますか? もし仮に即死する危険があるとすれば、そんな毒物が普通に市販されてる事に疑問を感じます。
塩素ガスです。最悪の場合死亡することもあります。昔、化学兵器として使われていたガスです。誤ってやってしまった場合すぐに医師に治療してもらいましょう。
補足
早速のご回答ありがとうございます。 しかし『死亡する』なんて意外で驚きました。 ではあそこに書かれている『人体に悪影響』とはイコール『死亡』を意味するのですか? まさか即死ではないですよね? 死ななくて済む場合もあるのですか? 『塩素ガス』ってそんなに危険な物なのですか? だとしたら普通に市販されてても使うのは抵抗があります。
お礼
この度はご丁寧な回答をどうもありがとうございました。 詳しく説明して頂き、とても勉強になりました。 また何かの機会がありましたら、是非宜しくお願いします。