ARCserveのリモートサーバのバックアップ方法には2種類あります。
MicrosoftNetworkを使用した方法とARCserveClientAgent(有償のオプション)を使用した方法があります。
MicrosoftNetworkを使用した場合には単にファイルをバックアップすることができ、ARCserveClientAgentを使用した場合はシステム状態を含むシステム全体をプッシュ方式で効率的にバックアップできます。
MicrosoftNetworkを使用した場合にはバックアップマネージャの[ネットワーク]から対象のリモートサーバ(サーバB)の共有フォルダ(システム共有を含む)から選びます。
ARCserveClientAgentを導入してある場合には[Windowsシステム]に対象のリモートサーバ(サーバB)を登録するのが一般的です。
さて、バージョンの問題ですが、バックアップ対象のリモートサーバ(サーバB)にARCserve本体が入っていることはリモートサーバ(サーバB)のバックアップには全く関係ありません。
MicrosoftNetworkを使用した場合には本当に関係なくなります。ただし、リモートサーバ(サーバB)にARCserveClientAgentを導入する場合には注意が必要です。
リモートサーバ(サーバB)にはr11.1の本体が導入されているのでARCserveClientAgentのr11.5を導入することはお勧めできません。さらに(今では新規の購入できませんが)ARCserveClientAgentのr11.1を導入すればよいのですが、バックアップのサーバがr11.5であるためにバックアップする側とされる側のバージョン違いが発生するためにこれもお勧めできません。
リモートサーバ(サーバB)のARCserveをr11.5にバージョンアップ+ARCserveClientAgentのr11.5の導入がお勧めです。
結果として検討する方法としては以下の2つのどちらかでしょう。
1.リモートサーバ(サーバB)をMicrosoftNetworkを使用してバックアップ
2.リモートサーバ(サーバB)のARCserveをr11.5にバージョンアップ+ARCserveClientAgentのr11.5の導入してARCserveClientAgentを使用してバックアップ
補足
詳細にご説明頂きまして、誠にありがとうございました。 メーカにも確認しましたが、バージョンが違うとそもそも通信できないということで、両方のバージョンをあわせる必要があるということでした。 単に、データだけをバックアップしておくのであれば、リモートサーバとしてバックアップするのもよいかもしれませんね。 とっても役にたつご回答を頂きました。 本当にありがとうございました。