アドリブの引き出しを増やしたいのであれば、最もお勧めなのは既存のブルーズのプレイを数多く、緻密にコピーすることです。アドリブの引き出しについては、既存の演奏をコピーして培うのが最も実践的で効果的だと思います。特に、評価の高い名演奏などについて、その演奏の内容を聴いて緻密にコピーをすると、得るものは多いでしょう。応用の面からも、実際の曲中で演奏されているフレーズを緻密にコピーして、バックとの絡みや噛み合いなども意識したフレージングを体験することで、アドリブの妙味を掴んでいくのが良いと思います。アドリブの際の引き出しについては、そうしたコピーの経験の積み重ねが重要な基礎になるでしょう。たくさんの音源を聴き、たくさんの演奏を細かなところまで真似してみることをお勧めします。
教本については、アドリブの引き出しを作るという意味では、フレーズ集の方が直接的に目的を果たせるでしょう。音楽理論の教則では、アドリブのことを視野に入れて解説していたとしても、それに触れた内容は少ないと思います。アドリブを学びたいのであればアドリブのことを中心に解説した本が適しているでしょう。音楽理論の本は、アドリブに目的を絞るとしたら、目当ての内容の記述よりそれ以外の解説の方が充実していることが多いと思います。
アドリブの引き出しを増やすことについてはアドリブの引き出しを増やすことを主眼としたフレーズ集などを活用し、音楽理論について知りたいのであればアドリブとは少し切り分けた上で音楽理論の解説をしている本を活用するのが良いと思います。目的を欲張ってごっちゃにするのではなく、整理して切り分けた上で検討することをお勧めします。
なお、どちらが良いかと取捨選択するより、余裕があるのであればどちらにも並行して手を伸ばしてしまうのも良いでしょう。関連する要素は並行して理解・把握するように努めると、わかりやすくなることもあります。そうでなくても、知りたいことに関して、妙な遠慮をするのはあまりお勧めしません。情報収集に関しては、貪欲に動くこともお勧めしておきます。
参考まで。
お礼
色々迷っていましたがアーティストのコピーにしたいと思います。 丁寧なお返事有難うございました。