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バッテリーの配球について
野球の実況や解説を聞いていると、「逆球」ってありますね。キャッチャーが内角を要求しているのに外角に来たりとか。 あれはピッチャーのコントロールミスとかバッテリー間のサインミスだというのはわかるんですが、実況者や解説者が「逆球だから打たれた」とか、「うーん、逆球ですね。まずいですね」というのを聞くと、???となりませんか? バッターはバッテリーのサインや意図を知らないわけですから、逆球だろうがサインどおりだろうが「打てる」「打てない」は関係ないと思うのですが。 幼少の頃から野球中継を見ていますが、この「逆球」はここ数年の野球用語だと思います。はたしてどういった意味合いを持つ野球用語なのでしょうか?
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- haruka_ruki
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#4です。再び失礼します。長文失礼いたします。 多分質問者さんは野球のプレイ経験が無い方なんでしょうね。経験の無い方にはこの辺は理解するのに難しいかもしれませんが少し詳しく紐解いてみる事にします。 ただし、あくまで選手としての経験を書いた私の意見であり、全てが全てではありませんのでその辺り理解をお願いいたします。 さて、まず「逆球」と呼ばれるものですが、この言葉の意味は少なくとも二つあると思います。 (1)質問者さんの仰る、内を狙ったが外に行った、外を狙ったが内に行ったと言うもの。 ・低めを狙ったのに高め、高めを狙ったのに低めと言う高低の逆もありますし、対角線上での逆もあります。 (2)狙ったところに行かず、甘いところに行ったと言うもの。 ・甘いところと言うのは、ど真ん中付近と思ってくださって結構です。 この二つが、俗に言う投手から見た「逆球」だと思います。 では打者側から上記二つの「逆球」を見るとどうなるのか。 (2)の場合は質問者さんが#2さんへの回答で仰ってる通りです。真ん中付近と言うものは打者にとって打ちやすいものです。球種の読みさえ合ってタイミングが合えばヒットになりやすいです。 ここで、打者の「読み」と言う言葉を使ったわけですが、これが(1)において重要になってくるのではないかと思います。 投球と打撃と言うのは所謂「読み合い」です。裏をかくと呼ばれるものも、この「読み合い」からくるものです。 特にプロは、ローテーション投手が毎週のように登板しますし、データも多いため研究をされ、配球の傾向なんかも分かります。 それは打者もしかりで、よく打ってるコース、苦手なコースと言うのも研究されます。 例えばある場面、打者はデータ、その日の前の打席の配球などから、「次はインコースに来るだろう」と読んでいるとします。 その時バッテリーは、「今までの傾向、今日の配球からここでインコースは読まれているだろう。裏をかいてアウトコースだ!」と言う読み合いが行われる事もあります。 それでアウトコースにキャッチャーが構え、狙ったがインコースに逆球が行った場合、打者は読み通りですから、カキーンとなります。 もちろん、打者は狙い通りでも確実にヒットになるわけではないですが、ヒットの確率が上がる事はお分かりかと思います。 これが「逆球だから打たれた」と言う事の一つではないかと思います。 また、打者も研究されていると書きましたが、やはり打者と言うのは得意なコース・苦手なコースが存在します。 大体ホームランバッターなんかはインコースが得意な場合が多いです。インコースは体に近いため単純に見やすく、遠い球より力強く振れます。 この点に関しては、野球観戦をずっとされてる質問者さんもお分かりかと思います。 打者と言うのは、得意なコースに来た場合、「特に待っていなくても上手く打てる」と言う事があります。 そんな打者の得意なインコースを避けるためにアウトコースを狙って投げても、逆球でインコースに行ってしまうと・・・こう言う「逆球」もあると思います。 もし打者の得意なコースに来て打者が手を出さなかった、ファールだったり打ち損じたりしたとしても、そのコースは打者が得意でヒットの確率が高いコースですから、 投手から見れば「まずい」とか「危なかった」と言う事になります。ヒヤッとしたと言うのは上記のような場合です。 このような状況の時に、「逆球」が打たれたりまずかったりするんだと思います。 ただし、「逆球だからまずい」と言う場合だけでもないです。 例えば打者がインコースを待っていて、投手もインコースを投げようとしている。でも逆球でアウトコースに言った。この場合は逆球が結果的に良かったと言う事になります。 質問者さんは「バッターはバッテリーのサインや意図を知らないわけですから、逆球だろうがサインどおりだろうが「打てる」「打てない」は関係ない」と仰ってますが、 バッターも単に打つだけではないのです。ただ打つだけでしたらフリーバッティングのようなバッティング練習です。 でも試合はピッチャーが考えて内外投げ分けてきます。バッターも考えてある程度は次に来る球を予測して打ちます。だから逆球もバッティングに関係あると言えると思います。 一球で負のスパイラルになる事はまぁ稀だとは思いますが、上記のような一球がホームランになって一球で負けたなんて事はあり得ると思います。 「逆球」はあくまでピッチングから見た上での言葉ですが、打者が居てこそのピッチングですから、「逆球」も打者にも大いに関係してくるのです。 このように述べてきましたが、あくまで私の意見であり、全てではないのですが、このような場合もあると参考になれば幸いです。
- gokuu666
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こんばんは 捕手のリードはその時の投手の調子、打者の読み、得意な球種、コースを読み、打者の狙いを外す事が最大の目的です。 人間がやる事ですから絶対はありませんが、1打席討ち取る為に、入りの球~勝負球まで打者の反応を見ながら組み立てていきます。 仮に、ある打者が内角を待っているとします。当然勝負球は外角となります。外角に投げた勝負球が「逆球」となり打者が待っている内角に来れば・・・・いい当たりをされる確立は高くなります。 もちろん、捕手のリードが100%合っている事はありませんから、結果として「逆球」がいい結果を呼ぶ事もあるでしょう。 高校野球などだと、超1級の投手と並レベルの打者のように実力差が歴然としていると、「逆球」でも球威で抑える事が多くなりますが、プロの中心打者になると、狙いの球はかなりの確率で良い当たりをされます。 また投手の球威で考えても、「逆球」は球威が落ちます。狙ったコースに最大限の球威で投げるわけですから、「逆球」は抜けた球、あるいは引っかかった球になりますから・・・・
お礼
>仮に、ある打者が内角を待っているとします。当然勝負球は外角となります。 このことを言いたいのです。 打者が内角を待っていてもバッテリーは内角を待っているのはわからないわけです。仮に狙っていた内角に来たとしても球種までも待っていた球種とは限らないはずです。
- g_express999
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#2、#4さんとほとんど同じ答えになりますが。 プロのバッターは漫然と来た球を打っているわけではないと思います。 次の球はどのコースに来るか、「読み」行っているわけで、常に真ん中を待っているわけではないでしょう。外角を待っている時もあれば内角を待っている時もある。高低もあるでしょう。 バッテリーは当然その「読み」を外すように配球します。内角を待っていると思えば外角に、外角を待っていると思えば内角に投げれば打ち取りやすいでしょう。 その逆ということは、(バッテリーが想定している)バッターが狙っている球ということになるので、打たれやすいってことだと思います。 無論、すべてのバッターが「読み」をしているわけじゃないし、バッテリーの「読み外し」が100%完璧ではないので、逆球のすべてが悪いわけではありません。 あくまで確率の問題でしょう。
お礼
打たれる確率が高くなるのはわかります。 そしてあくまでも逆球が来たコースが打者の読んだコース、球種であれば「まずい」というのはわかります。 でもその確率は極めて低いのではないでしょうか? 打者のコメントでも「逆球だからうまく打てました」というのはまずないわけですから。
- iidamushi
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>逆球 既に回答は出ていますが質問者さんの考えてらっしゃるとおりです。 >逆球だろうがサインどおりだろうが「打てる」「打てない」は関係ないと思うのですが。 大いに関係あります。 バッテリーはどの組み合わせで投げれば打ち取れるかを 計算して配球を組み立てています。 そこに要求と違う球(逆球)が来てしまったら その計算が狂ってしまいます。 一番分かりやすいのは打ち取るつもりで要求したのに 打ちごろの球が来てしまった場合ですが、 これはすぐに打たれたと言う結果が返ってくるので 良いわけではないですがそれだけですみます。 しかし、打ち取るための球を投げる前の布石となる球が 逆だまになってしまうと状況は厳しくなります。 ボールカウントが消費された状態で 配球の組み立てをリセットしないといけないわけですから 投げられる球は限られてしまいます。 当然そんなのは打たれてもいい理由にはなりません。 逆球一つで自らを追い込んでしまうわけです。 さらにはそこから負のスパイラルに陥る可能性もあります。
お礼
負のスパイラルになるほどの要因がわかりません。 逆球ひとつでどんどん打ち込まれていった選手、チーム、試合ってありますか?
- haruka_ruki
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逆球が拙いと言うのは、つまり狙ったところに行かない=打ち取れる可能性の高い投球ができないと言う事ですから、打たれる可能性が高くなると言う事です。 簡潔に言えば#2さんの言う通りと言う事です。 ただ、本当に拙いのは「逆球」ではなく「甘い球」です。 逆球はインコース狙ってのアウトコース、アウトコースを狙ってのインコースと、まだコースをつけているわけです。 しかしコースも甘い、高さも甘い、「甘い球」こそ本当に拙い訳です。 逆球の意味合いとしては質問者さんが冒頭に述べられてる通りです。「キャッチャーが内角を要求しているのに外角に来たりとか。」
お礼
逆球とはあくまでもバッテリー間の意図と反するコースへ行ったわけで、打者から見ると逆も何もないわけです。元々打者はどこに来るか球種もコースもわからないですから。 逆球が打者の狙っていたコースへ来て、それが安打ならわかりますが、その確率は極めて少ないでしょう。
- icemankazz
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どうも今晩は! バッテリーの配球というのは、逆球の1球だけをあれこれ言ってもあまり意味がありません。 例えば、内角を攻めて追い込んでおいて、最後は外角低目で打ち取ろうというふうに配球を組み立てた時に、逆球がまたもや内角に来たらヒットを打たれる可能性は高くなるでしょう。 剛速球を投げるピッチャーのストレートが逆球になっても、そうそう打たれることはないかも知れませんが、変化球は狙ったコースにいかないで甘くなるとキレもないことが多く、打たれる可能性が高くなるようです。 右打者の外角低目を狙った右投手のスライダーが逆球で内角にいったり、同様に内角を狙ったシュートが外角にいけば、プロの打者は比較的容易にヒットにすることが出来ると思います。 また、逆球の場合はストライクゾーンでもボールとコールされやすい傾向がありますし、パスボールの危険度も増しますから、キャッチャーが意図して逆球を要求する時は投球直前にミットの位置をずらす筈です。 ご参考まで
お礼
いやいや、配球というのは1球1球が大事ですよ。たとえ逆球でも。 最後に打ち取るためまでの伏線があるわけですから。
- sansanshin
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バッテリーはその時に相手打者に一番打たれる可能性の低い球種、コースに投げようとします。 それが意図したところ以外のコースに行ってしまうことによってそれだけ打たれる確率が高くなります。
お礼
インコース、アウトコースがそれぞれ真ん中の甘いところにくれば打たれる可能性も増えますが、あきらかな逆球はさほど関係ないと思うのですが。 それだけコントロールの悪いピッチャーだと逆球や配球以前に打たれちゃいますよね。
- Cupper
- ベストアンサー率32% (2123/6444)
>はたしてどういった意味合いを持つ野球用語 質問の中で書かれている通りです。 なぜ逆球がいけないかというと、バッテリー間のコミュニケーションが正しく働いていないと言うことがあげられます。 キャッチャーの捕球ミスにも繋がります。 また、コントロールが乱れていると言うことが相手チームに分かると、それなりの対処をされます。(ストライクが入らないなら、ボール球を見送りフォアボールを選ぶなど) またキャッチャーは打たれない球だけでなく、打たれても守備でアウトを取れる打球になる球を要求しますが・・・ ・・・あとは察することができると思います。
お礼
私が知りたいのは逆球の「意味」ではなく「意味合い」です。 なぜ逆球ではいけないか。逆球を安打された場面はあまり見たことが無く、逆球でも抑えた場面もあります。 キャッチャーの捕球ミスは関係ないと思います。球種の違いではなくコースの違いですから。
お礼
>多分質問者さんは野球のプレイ経験が無い方なんでしょうね。 ガキのころからやってます。 プロ野球30年以上観てます。 「逆球」ってここ数年使われるようになりましたね。特に野村監督が使い出してから。 仮に打者がインコースを待っていた。そこへ投手がインコースへ勝負しにいった。打者は完璧なタイミングでカキーン! これはよくあることです。 逆に打者がインコースを待っていた。投手は外角へ投げた(勝負、はずすは別として)。ところが内角に入って打者は待ってましたとばかりにカキーン! この場合、投手としては逆球だから打たれた。しかし打者は狙っていたところに来た。 結果は一緒でも意味合いが変わってきますよね。 打者はだいたい本来、球種で読んだり狙ったりします。コースはそのあと反応するものです(バッターのタイプにもよりますが)