参考までに・・・
まあこだわりすぎの気もしますが、持論を書きます。基本として、グリスはそれ自体は何も塗らない状態よりは、塗った方が放熱はしにくいということへの理解が必要です。なぜ塗るかといえば塗らないとヒートシンクに熱を伝えるのに、空気層をかむこととなり、一番熱伝導が悪くなるからです。熱伝導性能は次の順番です。
1.完全シームレスでCPUと放熱板が連続している(現在ほとんどない)
2.グリス等の熱伝導材で密着されている
3.ただくっつけるだけで、空気層をかんでいる
何を今更とお思いかもしれませんが、PEN2のころは1.でしたし、放熱板付け始めた当時もグリス塗らないことも多かったですね。
ところで、ヒートシンク全体にべったりグリス塗ったらどうなると思いますか?きっと放熱は悪くなるでしょう。つまり空気層をかむよりはましなのでグリスを塗りますが、グリスそれ自体は熱伝導製は悪いということです。以上の基本を理解すると結論は以下です。
1.CPUの面とヒートシンクの接触面の小さい方にグリスを塗る
2.グリスは出来る限り薄い方がよい(両面は×)
1.の理由は、余った面にグリスがあるとその部分の放熱を妨げるからです。最近のヒートシンクは大きな高性能のものもあり、それらは接触面も大きいのでCPU側に塗ります。リテールはシンク側のちょっとでた銅の部分のみに塗ります。薄い方がよいのは説明の必要ありませんね。薄すぎてまばらになることは空気層をかむので、厚いよりもさらに悪いです。均一に出来るだけ薄くがベストです。
塗り方としてはへらなどでのばすのが確実です。グリスの種類によってのびにくいものもありますし。自分はいらないテレカなどのプリペカードでやってます(PC-SHOPの人に教えてもらいました^^)。
余談ですが、塗り方も大事ですがグリスの種類の方が、効果大きいです。最近の銀ナノ粒子入りはきわめて熱伝導性高く、効果大きいです。1500YENくらいしますが、物によって600YENでもありました。自分はそれ使ってます。まあ高い方がもっと高性能でしょうが・・・^^
お礼
説明が非常に丁寧で分かりやすく、かつ大変参考になりました。ちなみに僕もちょっと高めのシルバーグリス買いました。ヤフオクで送料込(メール便)1300円くらいですが、他のネットショップでは2000円以上で売っているお店もありました。