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秋の御嶽山登山
10/21(日)に 岐阜市内から 田の原P 前夜車中泊で 御嶽山に登りたい、と考えています。剣が峰ピストン、状況よければニノ池も回って、と思っています。日帰りです。御嶽山は 以前8月にゴンドラチャオ利用で継子岳のみ経験しています。 降雪時は勿論中止するつもりですが 多少の積雪ならアイゼン携帯で挑戦可能でしょうか?ピッケルワークも必要でしょうか。登山経験は数年で、残雪期の奥穂単独程度がギリギリです。
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学生時代には御嶽で毎年11月末に雪上訓練で合宿していました。雪の状況は年によってまるっきり厳冬期と変わらない年もあれば、雪が少なくて雪上訓練にならない年もあったりで、年によってまったく状況は異なります。 この10~11月の山って"年によって"どころか日によって大きく状況が異なるのが普通です。雪がなければ気温が低いだけで本質的に夏山と条件は変わりませんが、天候が悪化すれば冬山と同条件になるのが晩秋の山です。まあ11月はもう基本「冬山」ですが。 10月末になればもういつ降雪があってもおかしくありませんから、「いつでも冬山になる」覚悟で入山することが必要です。 ウエアはアンダー、中間着、アウター共にしっかりしたものを着用すること、登山道が雪で覆われても地図とコンパスで進路を決定できる程度の最低限の読図力は身に付けていることなどが最低条件でしょう。 アイゼン・ピッケルについては、基本的にアイゼンが必要な状況であればピッケルも必要、と考えて良いと思います。もちろん持っているだけではただの凶器ですので、使い方には習熟している必要がありますが。 残雪期の奥穂高に登頂経験がある、ということでアイゼン・ピッケルワークはとりあえず修得しているわけですよね。 何より必要なのは天候によって撤退を決定する「判断力」でしょうか。 最初から降っていれば誰も判断に迷わないのですが、登山中に天候が悪化に向かう時の判断が大切です。本当に一瞬の間に夏山から冬山に変わってしまうので、引き際の判断が非常に難しいです。ですので入山者が少ない割に事故は多いのがこの時期です。 10年ほど前に立山で8人がいちどに亡くなったのも10月下旬のこの時期ですし、去年は10月中旬に一夜にしてスノーシューが必要なほどの積雪がありました。こんな時に稜線で行動中だったら命がいくつあっても足りないです。 本当は、持っていく装備も含め、それらを全て自分で判断できる人しか、この時期の山には入れない、と思います。 まあ天候についてはよほど安定していると保証つきの気圧配置でないときっぱり中止した方が良いかもしれません。「様子見」とか言って出かけてしまうと、ついずるずる深みに嵌ってしまいがちですから(私も経験あります)。 いずれにしろ、初心者の秋山の単独登山は、あまりお勧めできませんね。
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- ycc
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数年前の11月下旬に同じコースを東京から行ったこと有ります。 夜中に田ノ原について翌日の朝早立ちして剣が峰から左回りで二の池を回ってきました。 田ノ原の駐車場には望遠鏡を構え星を見る人などで数台の車が有りましたが山の上では誰にも会いませんでした。 雪は駐車場には有りませんでしたが途中でアイゼンをつけました。ですがその時は道が分からなくなるほどではありませんでした。季節が一ヶ月早いので雪の心配はあまり要らないと思います。もちろん雪はその年、その時、天候によってまったく違いますから準備は必要ですよ。 駐車場の夜中は寒いですからシュラフは必需品です。
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ありがとうございます。 2週間前の土曜夜、濃霧で3m先が見えない中を 田ノ原Pまで 何とか辿り着き、シェラフにくるまって車中泊したものの止む気配のない雨に登山をあきらめ、帰ってきました。やわらかい積雪の怖さもあるので も少し、検討します。
お礼
今年、雪による滑落で 仲間を一名追悼し、自分自身も別の山で滑落、軽症の体験をし、それまで甘かった判断を見直すようになりました。仲間は 習得していたはずのピッケルを抱いたまま、500m落ちました。 こうして広く経験のある方の普遍的ご意見をお聞きしたい、と思うようになったのも、また、登頂にこだわらずいつも撤退を考慮しながら歩くようになったのも それからです。 (1)コンパス・(2)ピッケルワーク に経験が浅く 自信薄。 (3)気圧の動向予想 に関しては 今まではずれた事のない山の専門家に出発直前にお尋ねするのが常ですが、自分でも勉強し始めなくては、と思っています。丁寧な暖かいアドバイス、心から感謝します。