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幽霊の三角の布を付けた葬式
実家で、少なくとも60年以上前の写真が出てきました。 葬式の写真のようですが、屋外の田んぼのような場所で、葬列をつくり、参列者はみな和風の幽霊のような大きな三角の布を頭に付けています。 私の家は、江戸時代の終わりに仏教から神道に改宗しているので、実家ではなく、近所など、ある宗派の葬式だと思いますが、どのような宗派のものなのでしょうか。また現在でもこのような風習はあるのでしょうか。 詳しい方よろしくお願いいたします。
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私の田舎では今でもやっています。 2年ほど前に叔父の葬儀で私もつけました。わらじも履きました。 中国地方の大田舎、真言宗です。 ↓によると真言宗から始まったそうです。今は少数派でしょうね。 天冠というそうで、近親者もつけることがあると書いてあります。 Q11をご覧ください。(以下抜粋) 「死装束」は鎌倉の頃、真言宗から始まったそうです。 それに「天冠(三角頭巾)」を額にあて(これを喪主や縁者がつけることもあり、もとは死の忌に関わる習俗ともいわれます) 余談ですが天冠をつけないとあの世の入口のエンマ大王に大変失礼なのだと言うことは今回検索で初めて知りました。
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- 511568
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No.3の御回答にあるように、死装束は死後の旅装です。 この死後の旅は、7日毎に仏様に会い、仏門の徒として徳を積む修行の旅であるとされ、最終的には故人様も仏の仲間入りをするとされます。 法要が7日忌、35日忌、49日忌と7の倍数日であるのはこのためです。 即身成仏という考えが教義にある浄土真宗などの宗派では一般に故人に死装束を着せることはありません(旅をしないでも仏となれる→旅装は必要ない)。あくまで私の地域では、ですが。 さて、この死装束ですが、私の住んでいる地域ではかなり一般的な風習です。 仏教で、上記の即身成仏思想の無い宗派以外では、基本的に故人は死装束をまとい棺に納められます。 ただ、遺族や参列者が身に着けることは一般にありませんが。 北関東のイナカです。 葬儀には地域差が大きくありますので、田舎だからやる、都会だからやらないというものではありません。 やるところはやる、やらないところはやらない。そういうものであるようです。 質問からはだいぶ外れてしまいましたが、参考まで。
お礼
回答有難うございます。 私の家は葬式にも年祭(法事)にも神社の神主さんが来るので、私自身仏教の習慣に疎いのです。 しかし、地域によってはそのような習慣が残っているということを聞き勉強になりました。 ありがとうございました。
- keiwa
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額の白い三角巾は「ひたいえぼし」「かみかぶり」または「宝冠」と云います、江戸時代頃から葬列参加者が悪霊祓いに用いる様になりました。 普通の仏式のお葬式と思われます、現在ではその様な風習は無いと思います。
お礼
江戸時代には当たり前に行われていたのですね。 有難うございました。
- KGS
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あれは天冠(てんがん)と言います。 中国の正装では必ず冠が必要でした。 日本の仏教は中国から伝わってきたので、この習慣も一緒に伝わりました。 死者はこれから閻魔様にごあいさつに行くので、当然冠が必要なのですが、庶民は冠を持っていませんので簡易の冠として天冠を付けるようになったのです。 正式には死者と参列者に天冠を付けるものですが、最近は省略する場合も多いものです。 現在でも地方のお葬式では死者と棺を持つ人は天冠を付け、さらに素足でワラジを履いたりする習慣がそのまま残っています。
お礼
天冠ですか。 仏教の習慣だったのですね。 ありがとうございました。
お礼
真言宗ですか。現在でも行われているのですね。 私も中国地方ですが、すでに廃れてしまったようです。 ありがとうございました。