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スノコの固定方法
- 敷地内の鋼製フェンスに角パイプを貫通せずにスノコを固定する方法を教えてください。
- ステンレス製ビスを使用してスノコを鋼製フェンスに固定する方法やアドバイスを教えてください。
- スノコが脱落しても安全な場所になるように、スノコの固定方法をアドバイスしてください。
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ご懸念のように、この工法では早いうちに腐食を生じます。鋼製のビスで固定して、水が入り込まないようしっかり塗膜を設けることをおすすめします。 形状はビスと角パイプフェンス との接触面積が大きい程良いに超したことはありませんが、幸い角型のパイプですので施工性は良いでしょうから、その心配より、前述のように塗膜でしっかり湿気を防ぐことが大切でしょう。 腐食の原理には、いろいろありますが例えばステンレス同士のビス止めでは「すきま腐食」(昔新幹線のパンタグラフが軒並みにこの現象で飛んでしまったことがあります。すきまといってもボルトできつく締め付けた程度の非常に狭いすきまです。)、ステンレスをナイフなどで切るようなことをすると「貰いさび」、濡れたステンレス製流しの上に包丁等鋼を放置すると「異種金接触腐食」を起こします。 鋼とステンレスを接触させ、表面に電解液(例えば雨水)が存在すると、標準酸化電位が高い方の金属が腐食します。 (金属には電気化学列というのがあり、金属にはそれぞれ固有の電位を持っています。2種の異なった金属の間には電位差が生じます。金属同士の接触だけではループ電流は流れませんが、表面に水が付くと、金属1→金属2→水→金属1という電流が流れ、水に電流が流れ出す金属2側が腐食します。乾電池の外側が腐食する原理です。)
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こんにちは、内容が変わるかもしれません。参考意見です。 錆が怖いならインシュロックで固定したらどうですか? 私の友人の家もすのこではなくラティスですが、フェンスにインシュロックで取り付けていますよ。 強度がほしいなら数を増やせばOKですし、一番簡単です。
- t_saito
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老婆心ながら… 十分お解りのことでしょうが、私の文を見ていると、ついつい部分的に塗装を厚塗りしてしまう とか、あるいいけませんので、余計なことでしょうけど再度回答?します。 塗装は硬化するために空気を必要としますが、厚く塗りすぎると塗料全体に空気が行き渡らず、不良工事になります。凹部で塗膜を厚くしたい場所では、薄く塗り硬化した後、何度も薄く塗るようにしてください。 同じような理由で、乾燥するまでは雨がかからないよう、天気予報で確認してください。 時間がなかつたので、急いで書いて読み返さずに送信してしまい、誤字脱字変換ミス、不必要な文字が入ってするなど、解りにくかったとおもいますが、ご容赦下さい。
- t_saito
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追伸です。 コーキングは乾燥して硬化し、ひびが入ります。最後には剥がれます。 少しの隙間に表面張力で水が付着することを防止するなら、シーリングが良いと思います。塗装ができるシーリング、変性シーリングでしたっけ、それをお薦めします。
- t_saito
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ご計画の目的がおおよそ解りました。 既設の角型鋼製縦格子のフェンス(敷地境界部分)の道路側(外側)に、木製スノコを横目地になる向きで貼り付けて化粧をしたいということですネ。 ポイントは 1 外から見た美観を良くしたい。つまり美観を損ねないような施工方法や材料を選択したい。 2 鋼製フェンスの強度を減らさず、かつ金属腐食を極力抑えたい。 3 木製スノコの経年劣化と見栄え低下を極力抑えたい。 4 以上の条件で2つの材料を固定する方法を考えている。 以上でいいですか。 まだ理解できない点は、 > 角パイプに貫通穴の加工はNGです。 とありますが「角パイプ密着する部分に水分が入らないように」とは「水が入る?」 > 格子とスノコをビス止め後 とありますが、スノコをどこにビス止めする予定でしょう。 細かいことは さておき 私の記述で参考になめところがあれば、それを生かして考えてください。 ●ご質問にあった、鍍金したビスについて ビス等にメッキする目的は、ビスそのものの目的がビスより大きな部材に接触させる事が多いため、主材の体積より小さいビスは主材より早く腐食します。そのために、鋼製ビスの腐食速度を遅らせるために、亜鉛など、鋼より卑の電位の金属で多いメッキ材を劣化させ中の鋼の腐食を遅らせる犠牲陽極を作っています。このようにすれば、たとえメッキが不十分でピンホールなどがあっても、鋼は腐食しません。結果として長期間ビス自体の美観も保てます。 ●空気中での金属腐食について 金属は酸素と化合することで腐食を起こします。海水から残留空気だけを除いた液体を満杯にしたビンに、光った釘を入れて密封しておくと何年でも光っています。「お年寄りの研究者が自分の机から大事そうに出して見せてくれた」という話を聞いたことがあります。 当然温度が高いほど腐食速度は速まります。ボイラの鋼部分の腐食対策はメーカーを苦しめました。お陰でいろいろな耐食技術の応用が各社で発表・販売されていますが、私はボイラーメーカーの技術が一番安定して信頼しています。しかし個人個人によって好みは当然あるでしょう。 腐食は環境によつて様々な様子を描きます。従ってあるケースでは成功しても、別のケースでは同じ技術を使っても効果がでないことはザラにあります。 特に水中では混ざり物の種類量それに流速やPHなどことごとく条件が違います。 今回心配している雨水で注意する点は、異種金属相互を絶縁するために使用する材料は水が浸み込まないこと。金属1から金属2の間に挟んだ絶縁物の沿面距離を長くすること。等があげられます。 また、雨水が長い時間乾燥しないような状態の場所は、乾燥した場所とは著しく異なります。例えばマンションなどで開放廊下の妻側に非常階段がある場合、その間に鋼製ドアがあると、鏡でも使って見ない限り確認できない、床に面する下面が腐食して鋼板がなくなる程になつていても、見える場所は綺麗です。 ●これらの対策で効果的なのが、塗膜によって水が直接鋼に触れないようにすることです。 工場などで行う焼付け塗装でも屋外では10年、現場塗りの多い建築の屋上などでは5年に1度程度再塗装をしたほうが長持ちします。塗膜面を指先でこすって白い粉か付いたら(チョーキングといいます)、その塗膜は防食の役にはたっていません。 特に金属の表面形状が複雑になる、接合部の塗装は確実におこなわないと、ピンホールでもあると、その部分が集中して腐食始めます。一度腐食が始まると、酸化された鉄は海面様に膨し張膨れ上がり中に水が入り、急激にそこから腐食が広がります。この場合には表面に密着している塗膜を押し上げ亀裂を作りながら広がります。塗膜は通常金属ではないので鋼の犠牲陽極にはならないからです。塗膜を犠牲陽極にする目的の塗料に高価なものですが、亜鉛などの粉末を混ぜた現場などでは「ジンクロ」などと言っている塗料もあります(常温亜鉛メッキ塗料・亜鉛96%など)。 ●木部の腐食対策 この部分は見栄がかり部分で、美観も大切でしょう。何時までも白木の状態が保てれば言いのですが、酸素(空気)に触れている以上そうもいきません。 木目を直角に切った妻側の部分は特に水の吸収が良いので、腐食しやすい部分です。最低でも防食剤の塗布は屋外である以上必須でしょう。 地中にはどこでも、白蟻がいることを覚悟しなければなりません。白蟻は光に弱いのでけして人の目に付く場所にはいません。花壇の周囲に木の杭を刺してある場合、外見上何でもないようですが、持ち上げてみると、地面の中には杭の木が全くなく、地面の上に乗っているだけということもたまにあります。地上1メートルは防蟻剤も塗布することをお薦めします。防腐防蟻剤もありますが、健康に気をつけて慎重に施工してください。できればその上から塗膜で保護したいものです。 長くなってしまいました。 スノコとフェンスの固定は金属が見た目には良いでしょうが、紐などで化粧型に結わき、水が浸みないように他の部分とあわせ塗装してしまうことも視野にいれ検討してください。
- t_saito
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すみません。ディテールがよくわからないのですが…。 角パイプに穴を開けずに、木製のスノコを直角に取り付けようとしているのですよネ。 ということは、スノコと小さな平鉄かアングルのような形状のもので、角パイプをはさみ、平鉄等の両端に穴を開け、木ねじで、固定するのでしょうか。 木と金属の間をコーキング(シーリングではなくてですか?)。いずれにしても、コーキングをする意味が理解できないのです?? 前回の回答では、鋼とステンレスを直接接触させると具合が悪いと言いました。いろいろなことを言われる方がいらっしゃいますが、以下の例でご理解いただけるでしょう。 (コンクリートの建物の地盤面以下の場所に地中梁を貫通して鋼管を屋内から屋外の地中部分に敷設した場合、鋼管はコンクリートというアルカリ環境の中では、あたかもステンレスに近似の電位となり、地中の鋼管から地中の水分に電流が流れ出し、コンクリート内のアリカリ電位になつている鋼管に電流が循環して多くの現場で、外壁から数メートルの埋設鋼管が腐食する例が以前は多発していました。従って現在では地中鋼管から電流が流れださないようにペテロラタムテープ等の絶縁テープを巻いたり屋内側では絶縁継手を使用して対処する例が多いです。) 今回の場合、例えば、鋼とステンレスの間をゴムシート等の絶縁物を介して組み立て、その間を雨水が浸入しないようにしておけば、ステンレスの表面はニッケル11%以上の合金のため、気中の酸素とニッケルで薄い合金ができ、不動態化することで、ステン自体は鋼とは比較にならないほど耐食性は上がります。従って前述のように金属同士が電気的に接触しないように組み立てれば腐食の心配はなくなります。 すなわち、私の仮定施工法であれば、鋼パイプとステンの平板を絶縁すれば、あとはステンの平板とステンの木ねじで防食できるでしょう。
お礼
度々すみません。 腐食についての解答は「○○の森」のように具体的で今後の参考になり感謝いたします。偶然ではなく必然性があるとは言え腐食とは恐ろしいですね。。 スノコの設置表現については完全な私の表現力不足です! 「地面に平行」←ココがまずかった! 既存の縦格子フェンスが気に入らないのと、目隠しを兼ねて格子を隠すのが目的です。よって施工後「外側のみ」はスノコが横になった感じにしたいのです。なので、格子とスノコをビス止め後、角パイプ密着する部分に水分が入らないように「コーキング」処理で良いのかと……
- t_saito
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ANo.1です。 更にねんを入れるなら、角パイプに直角にスノコを固定すると、常にスノコが下側へ曲がろうとして、パイプには常に曲げモーメントが働きます。その結果「応力腐食割れ」と称する腐食が発生しやすくなります。すぐに腐食に繋がることは無いでしょうが、できれば曲げる力が金属に常時かからないように、斜め材で吊ることも併用されると、複合腐食による腐食の進行速度を抑えるのに効果があります。
お礼
具体的な回答参考になります! やはりステンレスビス+鋼は諸条件が難しそうですね。 と言う事は、ステンレス以外で条件を満たす金属「メッキ処理」ビスで適当なものはあるのでしょうか? 鋼製角パイプとヒノキ材の間にコーキングをみっちり塗っても駄目なのでしょうか。 すみませんが引き続き質問を続行させていただきます。
お礼
ありがとうございます。 ヒノキ材には柿シブを塗ろうと考えています。柿シブ以外の濃い色目での仕上げ塗りであれば耐候性インシュロック「黒」でも目立たないかも知れないですね。ラティスよりも平面積が多く表面の凹凸が目立ち易いスノコですが、仕上げ塗装色によっては一番簡単で良い方法ですね。選択肢に入れて計画します。