株式市場の一般的な特徴でごわすが。
うわさで買われて行き、正式発表後に短期上昇、実施日前日に思惑と言う名のピラニアが群がり、実施後、ババヌキゲームとなる。
しゃて、これを日経225新規採用銘柄に当てはめて行くと・・・
第一段階
8月初旬頃、あちこちの証券会社が数量分析等をもとに、新規採用(&除外)候補銘柄をレポートなんかで発表。
これらレポートを基に、新規採用候補銘柄は堅調な動きを展開、徐々に株価水準を切り上げて行く。
この現象は、日経に新規採用される候補銘柄を”積極的”には売り込みにくい、また、イベント投資家(別名:コバンザメ投資家)の仕込み買いが下値を支えるからと考えます。
第二段階
9月初旬頃、日経新規採用(&除外)を正式発表、発表と同時に一時的に上昇(候補銘柄が結局採用されずじまいとなった場合は売られる、また採用された銘柄も、発表翌日のメーケット全体の地合いに影響を受け、短期上昇をしない場合もあるが)、しかし、この上昇は短期間で終了する。
発表から実施日前営業日までは、
(1)第一段階で仕込んでいたイベント投資家連中の、絶好の売り場となる。
(2)No1さんのご指摘どおり、インデックス運用のファンド等が、事前に
入れ替え作業を分散するために散発的に買い需要が起こる
これらのことから、短期上昇後、10月の実施日前営業日まで、大きく下落することはにゃいが、上値では利喰い売りもあり、やや売り物がちに上値の重い展開となる。
第三段階
実施日前営業日、終値にインデックス買いが集中すると読み、超短期ピラニア軍団が、寄り付、ザラ場の緩んだ瞬間に買いを入れてくる。(この連中は、もち、日バカリ狙い)
このため、終値にインデックス買いが入り込んでも、ピラニア軍団の売りがぶつかり、終値がザラバとの相対比較で、一段高で終了とは行かない場合もあり、かなり難しいデイトレとなる。
そして、実地日以後、その銘柄は、インデックス売買の対象となる、インデックス・ファンドの売買、裁定取引に伴う現物株売買の対象となるが、やはり、ファンダメンタルズに沿った価格形成に向うと考えます。これは、イベントを通過して、その軌道修正的な相場展開が必要となり、その際、やはり、株価水準はファンダメンタルズを意識せざるを得ないからと考えます。
最後に、3436SUMCOでごわすが、全体相場面ではサブプラ問題・政局騒ぎ、業種的にはBBレシオの低下基調などで、好業績を発表したにも係わらず、株価は、下方トレンドを形成する様相を呈しています。
これは、今期が業績面ではピーク、来期は減益の可能性が底辺に横たわり始めたのかもしれません。
このらのため、例年の日経新規採用銘柄とは、やや異なったコースを歩んでいるように思えます。
株価は、4,000円割れが瞬間的に発生し、短期的にやや売られすぎの状態がでごわす、ここは、”一切”欲をかかずに、リバウンドを注視して、買値前後で一旦戦線を離脱、仕切り直しをした方が良いのではと思います。
インデックス買いが、継続的、または折に触れ発生し、株価は上方トレンドに展開、やがては1万円をうかがう銘柄だ、などと自分に言い聞かせ引きずらない方が良いのではと思います。
最後にちこっと、耳に痛いことも書いてしまいましたが、銘柄・買値・数量をきちんんと質問文に書き込まれておりましたので、おいどんも、つい入らぬ事まで書いてしまいました。すいましぇんでごわした。
お礼
詳しくご回答頂きとても参考になりました。 この様にアドバイスを頂けて、SUMCOの購入単価と株数を書いていて本当に良かったと思っております。 初心者の私の考えでは、モルガン証券のレーティングが6400円→3500円になった事もかなりの要因であり、これはモルガン証券がサブプライムローン問題での損失を補う為に株価操作して、自分たちが利益を出そうとしているのでは?と思うので、この先も株価が下落するようなことがあれば、ナンピンして行こうと思っています。(現物なので) >買値前後で一旦戦線を離脱、仕切り直しをした方が良いのではと思います。 そうですね。やはり今のSUMCOは乱高下が激しいので、4600円付近になったら一旦離脱して様子を見たほうが良さそうですね。 インデックス買いで株価大幅上昇ともいかなそうですし・・・。 これからも色々とお世話になるかと思いますが、その際はどうかまた宜しくお願いします。 本当に有難うございました。