先ほど締め切られた質問の中の英文の解釈についてです。大変読み応えのあ
先ほど締め切られた質問の中の英文の解釈についてです。大変読み応えのある英文なのでより深みのある解釈ができないかと考えてみました。
Human evolution has ensured that this will happen by providing for a brain of such extraordinary size that the head, if allowed to mature any further before birth, would make birth impossible---a brain, moreover, in which the speech areas are the last to reach their full development.
下記のような解釈をしましたが、いかがでしょうか。
>Human evolution has ensured ...
「・・・ということが人類の進化のおかげで確実になった。」
>that this will happen
「このようなことが起こる(だろう)」
>by providing for a brain of such extraordinary size that
「~するほど大きい脳に備えることで」・・・「provide for ...」は「・・・への備えをする」という意味です。
>the head, if allowed to mature any further before birth, would make birth impossible
「生まれる前にそれ以上成長したら(頭がつかえて)出産ができなくなる(だろう)」・・・「if (the brain were) allowed ...」は仮定法過去の条件節です。
>---a brain, moreover, in which the speech areas are the last to reach their full development.
「さらに、言語野が決して発達の限界に達することのないような脳」・・・「the last to ...」で「決して・・・することがない」という訳します。「reach their full development」で「発達の限界に達する」と訳してみます。
全訳です。「生まれる前にそれ以上成長したら出産ができなくなるほど大きい脳、さらには言語野が決して発達の限界に達することのない脳に対して(きちんとした)備えをすればこのようなことが起こることが人類の進化によって確実なものになった。」
なお、「~のような脳に対して(きちんとした)備えをする」の意味は「大きな頭を持った赤ちゃんが産道を通るように(または帝王切開で生まれる)ように事前の準備をする」、そして脳の発達に限界がない子供をきちんと育てる教育環境を準備する」ということではないでしょうか。
さらに「このようなことが起こる」という部分を理解するためには、この英文の前の部分の内容を知る必要があります。
検索すると、「if language is to be socially effective it cannot be acquired within a month or two of birth when the environment is limited to parents and crib but must continue to grow as the child becomes stronger and widens its contacts. 」という内容があるようです。
そこから判断すると、「このようなこと」とは「言語とは周りに親しかいないような生まれてから2~3ヶ月の期間に習得されるのではなくて、(言語とは)赤ちゃんの体が強くなり周囲との接触が増えるにつれていっそう磨きをかけ続けなければならないものであり、(言語とは)そのような経緯を経ることによって社会的に役に立つようになるのだということ」だと思います。
そのためには、そのように言語を発達させることのできる可能性を持った(大きくて発達の限界がないような)脳を受け入れて育てるための備え(対応)が必要だということなのではないでしょうか。
お礼
有難うございました(汗)