こんにちわ、jixyoji-と申しますσ(^^)。
●ちょっとせこいようですが、超低金利の折、振り込み手数料で利息分なんかパーッと飛んでいってしまうようで、もったいないなぁと思ってしまいました。
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数百円なんてコーヒー一杯かもしれないですけど、利子のしょぼさを見てるとなんかくやしくって!(笑)
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ちなみに都銀→都銀なんです。
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数行に分散する予定なので、時間も手間も確かにかかりますよね。
「盗難の危険性や時間の無駄と840円とを比較するべき」、まったくもってごもっともです。
(-_-)ウーム、まず根本的に見るべき点が違う気がします。teru888さんは質問内容及び各回答者サンに対するお礼を見る限り、昨今の日銀主導によるゼロ金利政策から生じている預入れに対する利子率と銀行間同士での振り込み手数料の差損を気にしていらっしゃるようなのですが、それなら何故『都銀→都銀』なのでしょうか?
各都市銀行はそもそも数十年営業している護送船団方式でぬくぬくとやってきた{準お役所}であり、消費者ではなく日銀&財務省&金融庁などの{お上}にしか目は向いていません。それは昨今システム障害を引き起こした「みずほ銀行」に至っては合併まで約2年もの時間があったにも関わらず、内部の学閥闘争至上で消費者そっちのけであのザマです。参考人招致された前田社長が「実害が無い」と言う、いかに消費者を無視しているかおわかりいただけると思われます((+_+))。
各都市銀では財務省からの天下りがゴロゴロおり合併による派閥人事の調整に力点をおいてコストカットは一向に進まず、ここ数年不良債権処理で赤字決算をだして法人税を免除されているにも関わらず、支店長クラスは年収1,000万を超える人間は多々います。
そのような都市銀に振り込む前にまず下記HPで金利の違いなどを徹底して調べたのでしょうか?まずご覧下さい。
「ニッキン金利情報」
http://www.nikkin.co.jp/kinri/deposit.html
上記HPでお分かりと思いますが昨今規制緩和が進み相次いで異業種が銀行業を開始しています。その中でも注目なのが「JapanNetBank」,「sony銀行」,「IYBank」,「e-bank」などの『インターネット専業銀行』です。「ニッキン金利情報」でもこの低金利の中各都市銀&地銀に比べ約10倍近い利率の差があります。
これら『インターネット専業銀行』は各銀行やコンビニのATMサービスを利用する事で店舗を持たず、企業にとって最も厄介な人件費の抑制と各店舗の設備投資を抑制する事でその分を利率に還元しています。
また1,000万円近い現金をご自身で持ち歩いて振り込む事に泥棒による盗難の危険性を危惧されているようですが、私から言わせると盗難の危険性よりもむしろ既存の都市銀行の不良債権による倒産の危険性の方が遥かに確立が高い気がします。現在日経平均株価も\10,000-を割っている状況ですし一様は各大手都市銀行も2002年3月期決算で赤字決算となり不良債権処理も最終段階を迎えている節もありますが一抹の不安があります。金融庁など各行への査察も厳格に行っていますがお役所は大抵市場にパニックを引き起こさないように本当の事は言わないのが常ですし、日本は得てしてソフトランディングを好みます。
とりあえず既存の大手4大銀行の2002年3月期決算発表情報は下記サイトで詳細をお確かめ下さい。未だに不良債権の処理に首を締められてる模様ですね。
「経済トピックス 金融・銀行」
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/banking
また昨今アメリカで「エンロン」,「ワールドコム」などの名だたる企業が粉飾決算で相次いで日本でいう民事再生法を適用しています。ましてやそれらの粉飾決算をさせないで正式な決算報告を作成しなくてはならない監査法人の世界五大会計企業と言われていた「アンダーセンコンサルティング」が関わっていた事実も発覚しています(アンダーセンコンサルティングも倒産しています)。ブッシュ大統領も事態を重く見て8月15日までに業種を問わず各企業のCEO(最高経営責任者)&CFO(最高財務責任者)に対し、粉飾決算を行っていない事を宣誓書に書いて提出を求める事態に陥っています。これらの不安材料がどのような形で日本経済にフィードバックされるか予測不可能な点があり、各都市銀が未だに完全に処理しきれていない不良債権問題に被弾するとも限りません。
上記の点を考慮すると規制緩和で参入した『インターネット専業銀行』は銀行経営を圧迫している最も危険な{不良債権}がありません。何故ならバブル全盛時代に『インターネット専業銀行』そのものが存在していないからです。また『インターネット専業銀行』はペイオフの対象です。来年3月までは定期預金1,000万、普通預金は無制限で来年4月からは普通も1,000万までの保護になります。
ただ新規参入の「JapanNetBank」,「sony銀行」,「IYBank」,「e-bank」全て2002年3月期決算は赤字となりました。ちなみに銀行法施行規則の基準では開業から3年目の黒字計上が義務となっています。とりあえず監督官庁の金融庁も長期的収益性を精査し、厳密には適用はしないようではあります。金融庁も新規参入の銀行の育成を考えている模様です。
それと一般消費者が銀行を選別する基準として『自己資本比率』があります。国際決済銀行(BIS)基準で国内業務を行う銀行は4%、国際業務を行う銀行は8%を義務付けられています。仮に『インターネット専業銀行』に口座を設けるのであれば現在の『自己資本比率』がどれくらいあるかを確認しましょう。ちなみにsony銀行は約30%を超えています。『自己資本比率』の詳細と各都市銀の2002年3月期までの数値は下記HPでご確認ください(ただ各都市銀の『自己資本比率』の算定には方々から疑問の声があるのも事実です)。
「銀行の自己資本比率」
http://www.nikkei4946.com/today/0207/01.html
上記で挙げた点をもう一度踏まえてペイオフ対策を再度検討されたほうがよろしいと思います。teru888さんが本当に危惧しなければならないのは「目に見えない泥棒」ではなく「目に見えている都市銀」です。
ネットバンクの詳細は下記参考URLをクリックしてください。
それではよりよいネットバンク環境である事をm(._.)m。
お礼
うわーー、回答が増えていたので開いてみて驚きましたーー! jixyojiさん!見も知らない私に、こんなに詳しいご回答を寄せてくださって、感激です。(/_;)嬉し涙 いえね、私も今回母に「頼んだわよ」って言われた時からマネー雑誌を読んで勉強してみたつもりなのですが、 やっぱりかなりピントがずれまくりの質問&お礼だったようでおはずかしいです。(汗) ネットバンクのことは私も母に奨めていたのです。それから、私が新生銀行も(何銀というのでしょう?旧長銀ですけど、外資も入ってるというし)。 私は新生に口座を持っていて、振込み等とても便利に使っており、9月まで1千万の1年物で0.4%の金利が付くというキャンペーンをやっていると聞いたので、これはどうかと聞いてみたのです。 そうしたら、母はあまりいい顔をしなくって・・・。どうもあの年代には絶対的な都銀信仰のようなものがあるのでしょうね。 頭が堅いというか、なんというか・・。 回答文何度も読みかえし、参考URLも拝見しました。ソニーやオリックスが気になります! 上手く母を説得できるよう、もう少し時間をかけて勉強しなおしてみようと思います。 また何かありましたら教えて下さいね!本当に感謝です!