部品

質問

部品産業には１次、２次、３次という構造がなっているようですが、各々がどのような仕事をするのでしょうか？基本的に、メーカーから１次が注文をうけ、それから２次にある仕事を一次が頼み、そして、２次が３次へとという基本的になことはわかるのですが、それぞれが実際どのような仕事内容をするのかがわかりません。教えてください。

回答No.4

hokamoto · ベストアンサー

就職活動をされているのでしょうか？皆さんが投稿されているので、違った観点から。

１次は「下請け（したうけ）」、２次は「孫請け（まごうけ）」・・・などと言います。日本経済のグローバル化（国際化）に伴い、メーカーは世界各国から部品を調達するようになり、系列内発注のフレームワークは崩れつつあります。
従って従来、親会社からの注文に頼っていた各部品製造会社は自らの生存を賭け、ビジネスモデル（仕事の仕方）の再構築を行っています。すなわち、部品製造会社は、(1)直接消費者向けに販売する、(2)他のメーカーに販路を開発する、(3)親会社とのつながりをより強くする、などの戦略を立てるわけです。
日本の部品製造会社の技術は世界に誇るべきもので、自身は気付いていなくても「他社には真似できない自社ならではの技術力」を持っているものです。この技術力を活かして先ほど記述した戦略を決めます。

ご質問のような場合は、製品価格はメーカーが決定します。そのため、下請けや孫請けは価格支配力が強くありませんから、どうしても販売価格を低く抑えられます。そのため、下請けや孫請けは自分の持つ技術を最大限に活かし、自らの製造コストを抑えたり、新しく開発した部品を提案していくことによりメーカーとの連携を強めてゆきます。メーカーにとって切り捨てることのできない部品メーカーに成長することができるのです。

もし貴方が就職活動をされているのでしたら、部品メーカーがどのような立場の会社なのかを見極め、それに沿った戦略を立てているのか、戦略どおりにビジネスできているのか、そして何より「他社には真似できない自社ならではの技術力」を持っているのかを研究されることをお勧めします。

参考になりましたか？

回答No.3

norick111

電装部品のTier1メーカーで研究開発してます。

仕事内容、ということですが、Tier1はメーカー（この業界ではなぜかOEMと言います）から直接受注するという意味で、仕事内容が大きく違うというわけではありません。ただTier1は2次、3次に比べるとより提案力が要求される傾向にあります。2次以降は仕様が細分化され、詳細が決まってからの発注になるため自由度がないことが多いです。
仕事の違いというより、納入物についてOEMに対して責任を持つというのがTier1の立場です。

ちなみにOEMからのRFP（提案要求）に対して製品提案を行ない、RFQ（見積り要求）により納入見積りを提出、仕様提示に従って生産、納入というのがTier1の仕事です。設計段階で必要に応じてTier2にサブアッセンブリの発注をします。

回答No.2

25730213

１次部品メーカー（主に金属プレス部品製造）に勤める者です。

基本的には、No.1さんのようになっています。ですが、部品の大きさによっては、２次メーカーで完成品になるケースもあります。
片手に収まる程度の大きさの部品は、２次/３次メーカーで加工したものを、１次メーカー経由で納入します（弊社はデリバリーのみ）。
また、自動車メーカーの工場の近くにある子会社（実質２次メーカー）から直接メーカーへ納入するケースもあります。

初期の試作部品などは、２次メーカーで完成するケースの方が多いです。

1次メーカーの仕事内容としては、メーカーから部品データを受取り（部品によっては、部品の取付位置と用途のみ指示があり、丸々設計するケースもある）、部品形状や成形性のフィードバック等を自動車メーカーの設計とやり取りし、仕様を固めます。
仕様が決まった段階で、２次メーカーにデータ・図面を渡して、製品を造ります。

こんな内容でよろしいでしょうか？

回答No.1

k-josui

末端でシンプルな物を作成します。
（例えばピストンリング）
その上では納入された物をアッセンブリします。
（ピストンに組み込み）
更にその上では大きくアッセンブリして
（エンジンの組み立て）
最終的に本体の組立工場に納入して自動車本体が完成。
（本体にエンジンを載せる）
まあ納入された品物をそのまま上の会社に納入する事はないと思います。
下請けに丸投げして、差額を掠め取るような事は自動車産業では無理だと思います。
そんな場合は最終組み立て工場が直納させると思います。
（車体に直接取り付けるゴムブッシュなど）