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コバルト文庫金蓮花さん著の「銀朱の花」の「夢が訪れる」で意味が分からないところがあります。
金蓮花さんの「銀朱の花」の「夢が訪れる」で、エンジュが目覚めて、カウルとアリシアが意味深な発言をしているのを聞いてしまう場面がありましたよね?あの後、エンジュが落ち込んでいたのは当然なのですが、何故エンジュは立ち直り、最後に一件落着してるんですかね?何処でそうなったのか全く分からないんです。エンジュが見た物そのものが夢だったんですか?それとも、エンジュが会話の一部だけ聞き取ってしまい、あんな会話のようになってしまったんでしょうか?色々考えてるんですが分かりません。もしかして私が何か読み落としているのでしょうか? カウルとエンジュには仲良くあってほしいと私は思っているので、ものすごく気になってます。 自己流の解釈などでも構いませんので、ご意見お聞かせ願えませんか?よろしくお願いします。
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- DieMeute
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意味深発言のシーンについては、夢なのか現実シーンなのかは、はっきりとは書かれてないと私も思いました。 ただ夢だとしたら、その後、アリシアが夢の中のと同じ暗い色の裾の膨らんだドレスを着て現れているので、ドレスについてはエンジュの正夢になったという事になります。 私はやはり、現実シーンで、エンジュを失うのを恐れるカウルの発言をエンジュが誤解したのだと思っています。 エンジュは成長期に十分な栄養がとれず、華奢な体で難産が予想されるとカウルは医者から聞かされているので、非常な不安があり、アリシアに弱音を吐いているところを、エンジュがたまたまその一部を聞いてしまったのではないかと思ってます。ああいう時代設定なら産褥で母体が失われる可能性も高いでしょうから、カウルも不安だったでしょう。 立ち直ったのは、P191のアリシアの言葉と、その澄んだ暖かい眼差しによってだと思います。 あのシーンで、エンジュは心弱い自分が誤って疑っていただけだと気付いたのだと思います。
お礼
なるほど、それなら辻褄が通りますね。気付きませんでした! カウルとエンジュがお互いを大切に思うが故にこんなすれ違いが生まれたのはちょっと複雑ですが、やはりカウルとエンジュはいつでも互いを思いやっているんですね。安心しました。 丁寧な回答有り難うございました。