1) 選手層の薄いチームへの移籍
ANo.2さんが述べているとおりです。HSVは当時優勝争いをするほどのチームでしたから、当然優秀な選手を多数抱えていて、アピールするだけで大変だったそうです。そこからフランクフルトという中堅、時には降格争いを演じるチームに移籍したことにより、チーム内で彼が最も決定力を持ったFWとしてチームから必要とされる結果となったということです。
2) 積極性
HSVのときは、自分でシュートを打てる機会を得ても、味方にパスを出すことを選択することが多々あったそうですが、フランクフルトに移籍してからは、多少強引にでも積極的にシュートを狙っていくことを自分自身に課したそうです。その結果、
「シュートを打つ -> 点を取る -> チームメートから信頼される -> ボールが集まる -> シュートを打つ機会が増える -> さらに点を取る」
という好循環が訪れたそうです。
3) ドイツ語の上達
自分の言うべきことをドイツ語でうまく伝えるようになったことも大きいそうです。欧米では自己主張することが、自分自身の立場を確立する上で欠かせないですから。
4) チームメート
HSVのときは、アップや基礎練習のときなど、控え選手や外国籍の選手といった、チーム内の力関係において弱い立場の選手と、主に行動を共にしていたそうです。フランクフルトに移籍してからは、チームの主力選手と行動を共にするようにし、チーム内での強い信頼を獲得したそうです。
5) 奥さん
質問者さんと同じ質問を、フランクフルトの高原の同僚もしくは地元記者に聞いてみたところ、「結婚したのが大きいんじゃない?」という返答がかえってきました。こういった側面もあるでしょう。
雑誌Numberなどから。
お礼
詳しい回答、ありがとうございました。 プレー上、人間関係の作り方等、意識改革をしたのですね。 自分でシュート打たなきゃダメですよね、しかもFWだし。HSVのときはパスの選択が多かったけど、フランクフルトに移籍してからは強引に打つように心がけたのですか。 言葉の習得は絶対でしょうけど、主力選手と行動を共にして。。。 なるほどねぇ、考えさせられてしまいます。