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AORとは?
音楽のジャンルの中でよくAORとカテゴライズされるものがありますが,このAORとはどういったもののことを指すのでしょう? またこのジャンルのおすすめのアルバムなどありましたら教えてください。
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AORはアダルト・オリエンテッド・ロック(Adult Oriented Rock)の略として流用されましたが、本当は本当はAlbum Oriented Rockのことでした。そんなことはどこかに忘れられて、「AOR=アダルト~」が定着してしまっています。現に参考(そして多分殆どの)URLでも間違っています。おすすめというか、よく聴かれていた「アルバム」についてはこのURLで紹介されています。 ここでいう「AOR」は主に70年代後半から使われた言葉で、その頃のシングルチャートはディスコものが席巻していたのに対し、その頃アルバムチャートで強かったアーティストたちを、そういう括りで呼んだようです。 但し「AOR」という言葉自体は60年代半ばに、すでにラジオ局の分類で使用されていました。ヒット曲のみを流すAMのトップ40局に対し、商業ベースにのらない歌も積極的にオンエアする局のことを、AOR(Album~)局と呼んだそうです。 話は戻りますが、結果的に大人向きのロック(という言い方が適当かどうかは別として)のような、すなわち、バラードやミドル・テンポの耳ざわりのいいロックが多かったので、どこかで間違ったか、それとも意図的にそうしたのか、日本では「アルバム」が「アダルト」に置き換えられてしまったのです。 先のURLでの紹介作品以外ではスティーリー・ダン、マイケル・フランクス、TOTOなんかもそう括られましたね。
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- h-pyon
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おしゃれな大学生…モテるのに独身の30前後の男性…20代でリッチなOL…たちが、 カクテルバー 等でミッドナイトまでの時間を過ごす… そんな演出に手助けをするBGM的要素の入ったソフトなロック。 ↑は 僕の勝手なイメージとしての解釈ですが、AORって少し「わたせせいぞう」とかの世界を 思い浮かべるんですよね。 (僕の注釈が、わかりにくいならゴメンなさい。正しい注釈は、先に benjamin さんが記されているとおりです。) AORといってまず出てくる人は、ボズ・スキャッグス(Boz Scaggs)でしょうね。 1976年発表されたアルバム「シルク・ディグリーズ」はAORの草分け的存在といわれています。 その他のアルバムでは、 マイケル・フランクス「スリーピング・ジプシー」 ボビー・コールドウェル「イヴニング・スキャンダル」 ドナルド・フェイゲン(←元 スティーリー・ダン)「ナイトフライ」 クリストファー・クロス「南から来た男」「アナザー・ページ」 などが、オススメでしょう。 なお、余談ですが、1982年に発売された、バーティー・ヒギンズのシングル「カサブランカ」は 同年に、日本では「哀愁のカサブランカ」と名を変えて、郷ひろみが「♪抱きしめぇると~」と歌ってました。 当時のAOR人気がうかがえます。 また、1992年に、ワーナーからAORのヒット曲を集めた「AOR倶楽部 vol.1」「同2」「同3」が出ています。 (CD番号 WPCP-4891~3、ただし廃盤の可能性あり) いずれにしても、一度はグラス片手に彼らの声に酔いしれてみてください。 dekafumi さんがすばらしい音楽にめぐりあえるようにお祈りします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 具体的なアルバム名まで教えていただき恐縮です。 おすすめということですので,是非聞いてみたいと思います。
お礼
詳しい解説をどうもありがとうございます。 TOTOは大好きでよく聞いているのですが,ああいった感じがそうなのですね。だとしたらとても好きなジャンルですので,他にも色々聞いてみたいと思います。