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性的なものが卑猥とされた過程について
歴史のカテゴリーが最適かもしれませんが、誤解を招くといけないのでこちらで質問します。 古来から性交は神聖なものとされており、避妊が禁じられている宗教もあるほどです。 しかし、自慰なども含めて「性的なモノ」は基本的に卑猥なこととされますよね。公共の場では大声で話せませんし。 この、「神聖でありながら卑猥、淫ら」であるという状況はどういうことなのでしょうか?考えてみると妙だなと思って質問させていただきました。
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私も詳しくはないですが… 西欧は圧倒的にキリスト教の世界です。性的な見解もキリスト教に基づいていると思います。性行為も神に誓った男女間の繁殖目的以外は認めません。快楽なんてとんでもなく、色欲は大罪のひとつになっています。旧約聖書で膣外射精した男を背徳者とし、彼の名は生殖を目的としない射精行為の代名詞にもなってしまいました。(笑 日本もそうですが、西欧でもキリスト教以前の古代信仰で性的なものはあっけらかんとしていて、神殿の巫女が娼婦も兼ねていたりとか、豊穣祈願に不特定多数の男女が交わる祭もありました。日本でも夜這文化?が近代まで残っていたようですし…。 キリスト教は自分のとこの教え以外は一切認めないので、こういった性的にオープンな感覚の土着信仰は異教として厳しく糾弾しました。 日本は諸外国に近代国家と認めてもらう為に、倫理観を変えていったのでしょう。 すみません、長くなりましたが、結局は生殖目的の性行為は神聖でOK、それ以外の快楽優先の性行為はNG!というキリスト教的の倫理観に基づいていると思います。個人的な意見としては、たとえ生殖目的でも一方的なのはどうかと思いますけどね。
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- kotonaga
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日本に関しては、西欧化の中で、明治の中期頃から段々男尊女卑化が加速したらしいです。 簡単にその辺のことを知りたければ「御石神落とし」というマンガが良いでしょう。この手のマンガにしては真面目な作りをしているマンガです。
お礼
マンガですか…これは盲点でした。巻ごとに時代も違うようで、面白そうですね。明治編が多いというのはやはりその辺りで価値観が変わったと言うことでしょうか。 早速本屋で探してみます。
過程についてはわかりませんが、以前読んだ本の内容を思い出しました キリスト教を信仰しているお医者さんの本で、 『姦淫してはならない』と『産めよふえよ』というキリストのお言葉についてだったと思います。(きちんと覚えてません。まちがってたら申し訳ないです。) 配偶者との健全で愛のある行為は良いが、そうでない不純な行為はしてはならない。というような内容でした。
お礼
ユダヤ教だと自慰も禁じられているようですね。 キリスト教だと少し緩くはなるが、やはり古来の日本に比べたらやや厳しい印象を受けます。
- kashypark
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秘め事という意味で卑猥であるがゆえに神聖なものとされたのでは。
確かローマ帝国だか何だか(すみません、きちんと憶えていません)は、性の氾濫によって滅んだ…とも言われていますよね。 先人は性にのめり込んでしまう恐怖と、その末路を経験済みですので、その結果として忌むべき恥な行為とされているのではないでしょうか…。 見当違いな回答になっていたら申し訳ないです。
お礼
性の規律が乱れるのはよくないこととされていますよね。 このご回答を聞いて、イスラム教で豚を食べてはいけない理由についてのエピソードを思い出しました。
お礼
調べてみましたところ、夜這い(というか歌垣)で有名な大國魂神社の「くらやみ祭り」も、明治になって淫靡だとして中止されたようです。 これは小説ですが「燃えよ剣」にくらやみ祭りのシーンがあるのですが、やはり盛況のようで、中止には役所の強い要望があったのかな、と思いました。 今の間違った性に関する情報が氾濫している状況と、今から見れば卑猥・淫靡な昔のオープンな性と…どちらがいいかといったら後者の方がよりよさそうですが、今の社会情勢には合致しないでしょうね。