もうだいぶ前になるのですが
後楽園ホールの駐車場でミル・マスカラスの出てくるのを待っていました。
プロレス小僧もいましたが、もと小僧もかなり多く、20人以上はたむろっていましたが
女性は、体格のいいおにーさんの連れのおねーさん(興味なさそう)と私の二人っきりでした。
やっと降りてきたマスカラスをみんながわっと取り囲み、サインペンをつきつけました。
ところがマスカラスは「チョットマッテ、チョットマッテ」といらだたしそうにファンを下がらせました。
私はみんなの勢いに押され、近づけず、マスカラスの斜め後ろにいたのですが
その様子を見て(やっぱりサインもらえないんだ~)とがっくりしていました。
すると、マスカラスはみんなをいったん下がらせてからくるりと後ろを振り向き
私にサインをするではありませんか!
はっきり言って(なんじゃ、そりゃぁ~)とつっこみたかったです。そんなんありかい!
開いた口がふさがりませんでしたが、一応「サンキュー」とお礼を言っておきました。
一番先頭にいた中学生らしき男の子が憤慨の表情をこらえていたのが今も忘れられません。
彼もこの世には理不尽なことがいっぱいあることを知ったのでしょう。すまんかったね。
しかし、あの暗いところで、人ごみに取り囲まれるほんの短い間に女性ファンの存在をきっちり把握してしまうというのは
さすがは一流レスラーといえましょう(多分)
ちなみに、この出来事はIWAジャパンが呼んだときのことです。
デンジャー松永が後楽園飯店の階段に座って、ファンの一人一人に丁寧にサインをしていたので感心しました。
思わず並ぼうかと思ったのですが、
その間にマスカラスが出てきたら困るのでやめました(笑)