>今先進国といわれている国が経済発展に力をそそいでいた頃、中国は何をしていたんでしょうか?
もちろん戦後の植民地支配からの解放などを経て経済発展を目指していました。しかし経済成長に必要な要素が現在先進国と呼ばれる国には多くそろっていて、中国には足りなかったということだけです。共産主義という政治体制がそれらの一要因であることは容易に想像がつきます。
むしろ注目すべきは、
>共産主義の看板を下ろすでもなく、なぜ今更発展しようとしているのでしょうか?
というところなのですが、まず現在の中国というのは部分的に共産主義体制をとっているだけで、経済分野においては開放政策がとられています。これによって外資参入など可能となり、先進国にとって生産性だったり物価だったりと色んな面において中国が魅力的であり、注目すべき市場となりえました。最近の日本を含む先進国の景気の復調の土台には中国の台頭がありますし、逆に中国の経済発展も又先進国の多大な恩恵を受けているのです。要は持ちつ持たれつの関係なのです。
しかし、(香港を除く)中国のGDPなどはまだまだ先進国にはほど遠く、定義上は発展途上国なのです。
また温暖化を中心とした環境問題についてですが、これは「先進国は率先して取り組むべきであり、途上国はその義務を負わない」という基本的なスタンスをとっています。中国としては「先進国は今まで散々好き放題してきたんだから、俺達にも好き放題させろ」という言い分でしょう。
さらに、NO.1の方も仰っていますが、京都議定書に経済大国のアメリカはサインしていません。「自分勝手もほどほどにしろ」と私個人も思うのですが、これによって中国はURLの記事のように言いたい放題言えるわけです。
お礼
質問に対する的確な回答をありがとうございます。 他国のことなので大きなお世話ですが、共産主義を撤回すればもっと発展するんじゃないでしょうかね? 私個人としては、はやく中国が世界から認められる国になればいいな、と思います。