アマチュアは、30級から1級までが級位で、その上は初段、二段、…、八段となっています。
ただ、七段以降は最近出来たものなので、実力的に取れる人であってもあまり取りません。
手間もお金もかかる割には、実力の指標にならないのですよね。
六段も、取れる人が取るとは限らない傾向があります。
ですから、五段以上は「五段以上」とひとくくりに見た方が良いです。
ネット碁は場所によってまちまちですし、私はよく知りません。
プロは、初段、二段と来て九段まであります。級位はありません。
「十段」と言うのもあるのですが、これは「本因坊」や「名人」などと同様に、タイトルのうちのひとつです。
入段したてのプロとトップアマの対局を雑誌でよくやっていますが、プロがアマに二、三子置かせるくらいが適正のようです。
ですから、プロの初段はアマの八段よりも上です。
余談ですが、院生はプロではないので、院生ならではの段級位が公式にあるわけではありません。
更に余談。
現在のプロのシステムは降段がありません。加えて、少なくとも数年前までは累積勝利数での昇段がありました。(今はどうなっているのか、ちょっと分かりません)
そのため、年月が経つにつれて九段が増え続け、段位制が形骸化しているという問題があります。
また、アマとプロの段級位が紛らわしい、国際的な段級位と合わせづらい、アマ七段以降はほとんど取得されない、など、現行の段級位制度はさまざまな問題を抱えています。
これらの問題を解決するため、最近は新しい制度の模索もされており、「プロは入段したら即七段、アマは六段まで」という、プロアマ共通段位制なんていうものも考えられているそうです。(出展不明)
そう遠くないうちに、アマとプロの段級位は連続になるのかも知れません。
(参考URLは、日本棋院の発行するアマ免状のお値段表です)
お礼
大変詳しく書いていただいて、様子がよく分かりました。 ありがとう!