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奨学金応募の作文につて
今年大学に入学しました。 奨学金を申し込んだのですが、応募作文を提出しなくてはならず、今どのようなことを書いたらよいのか迷っています。提出までに時間がなく、どなたか、要点を教えてください。 課題は、大学で何を学びたいかです。
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多くの人がそうであるように、日本における大学はモラトリアム(自分がなにをやりたいかなどが分からない)の場所です。それでいきなり入学したとたんに「何を学びたいか」と聞かれ、「何も思い当たるものがない」という率直でナイーブな答えが出てくるのは、不思議ではないかもしれません。大学教員、および官僚その他は、そんなことを重々承知の上で問うているのだから、「せめて勉強のやる気のある人間に奨学金はあげたいよな」と思っているのが半分、たんなる形式上の問題が半分です。 書くべきことは、次の順番でよいと思います。 ・その学部に入った理由。 ここではあなたの学部が経済学部であると仮定します。「受験生時代に、現在の経済の仕組みによって、日本を始め、経済格差が生まれていることを知った。この格差の理由は何かということにとても興味を持った。それで経済学部を志した」などです。 ・大学で勉強できることを考えてみる。 「大学で特に勉強したいのは、なぜ共産主義圏と呼ばれた国々が次々と崩壊し、それらがかなりスムースに資本主義経済に移行しているかについてである。国家レベルでさまざまな問題を持ちながらも、ここ数年では比較的安定して経済成長を遂げているように思われる国もある。しかし、これらの国では特に国内での経済格差が著しい。そのなかですでに資本主義国家であるロシア、共産国でありながら発展のめざましい中国の、それぞれの経済システムが持つ諸問題について考えてみたい」などです。 おそらく400字から1000字程度だと思いますが、書くことは限られています。「新聞で…と言う事を知った」でもいいし「『…』という本で…と言う事を知った」でもいいでしょう。 重要なのはその学部に入った「動機」です。これさえはっきりすれば、大学で何をしたいかは自ずから出てきます。 ちなみに「いろいろ学部を受験して合格したのがここだったので」という、よくあることでも、本当にそれを書いては正直者というより、常識を疑われます。事務の人たちだってそんな生徒がたくさんいることは十分、分かっているのです。せっかく大学に入ったのだから、ちょっとアカデミックな感じで行きましょう。 もしあなたがこのケースだとしたら、まあちょっとくらいは「創作」を交えてもよいと思われます。この世に一切の「ノンフィクション」は存在しません。
お礼
たいへん丁寧に教えて頂きありがとうございました。 自分なりに、参考にしてかいてみましたが、結果は残念ながら落ちてしまいました。次の奨学金の募集に向けて頑張りたいと思います。