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肖像権?著作権?
写真を撮る上で今までずっと風景といっても動物や自然を撮ってきました。 今度町中の写真を撮ろうと思って大きな疑問がでてきました。 個人の方の家を撮影しなくとも、一部が入り込んだりすることがあります。 その写真を公開するに当たって了解を取らなければならないでしょうか? それとか祭りの写真を撮った場合、どうしても個人の方の顔が写ってしまうことがあります(御輿など) でもそういう場合了解を取るのは不可能に近いです。後からではどこのだれかも分からないので。 なのでこういった写真を公開することは不可能でしょうか? もし了解を取らなくても良い場合、どの程度の写り込みならば了解を取らなくても良いか教えていただけないでしょうか。 例えば写真の1/3に家が写っていて、近所の方が見れば○○さんの家だと分かる場合はダメ!とか。 同じく御輿の方の顔も分かれば、後ろでそれを見ている方の顔も写っていて、近所の方が見れば誰か分かる場合はダメ!とか。 一応肖像権で探してみましたが、家の場合であってもプライバシーの問題からいけないと書かれているサイトもあり、それならほとんど撮影できないんじゃないのかなぁと思ってしまって。 もしこういった問題が詳しく載っている本やサイトがあればそちらも教えてください。
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この問題については「グレーゾーン」の存在が大きく、明確な答えが出ていません。 つまり「肖像権」というものは個人個人が有しているもので、権利を行使することもできるのですが、たとえば写真を撮られた場所が「公共の場所」ということである場合「自分の意思で公共の場所に行った」のですから、その中で「たまたま」写真に写っているということを持って「肖像権の侵害である」と堂々と訴えるのはかなりの無理があります。 したがって「公園、祭りの会場」などで撮られた写真について、明らかに本人が「主題」である、と認められないものである場合、肖像権の行使は難しいでしょう。 ですから「この人の写真を撮りたい」と思った場合は、どんな場所であれ「本人の了解」を得るのがエチケットです。 いわゆる「隠し撮り」をして、それを雑誌やサイトなどに載せる事、また、その掲載によって「利益を得ること」は、下手をすると「肖像権の侵害」として訴えられる可能性もありますので注意が必要です。 さた、法律の解釈はここまでにします。 では「写真表現」の立場から言います。 写真表現の醍醐味は「今ある瞬間を切り取る」ことも含まれます。 これは写真の「芸術性」を考える意味で、きわめて重要なことです。 「ストリートフォト」の分野で後世に残る、さまざまな写真の存在と、その真髄は「即写性」にあるといっても良く、名前を挙げれば「木村伊兵衛」「土門拳」「エドワード・エルスケン」「A・C・ブレッソン」などの写真家は「事前承諾なし」の写真を数多く手がけています。 いうなれば「写真の芸術性」と「人権の尊重」というのは、なかなか相容れないものでありますが、プライベートを赤裸々に映し出すのが芸術というわけでもなく、また、人権の擁護ということに固執するあまり、自分の姿が他人に知られるということに「ヒステリック」に対応してしまうのも狭量というものでしょう。 私は「どうしてもとりたい」と思うケースの場合、自分の名刺を用意しておきます。 小さなメモもあったほうがいいですね。 撮影日と被写体の人の住所を聞き、写真ができたらプリントして郵送すること。もちろん感謝状も忘れないで。 「写真はいいよ」という場合「これこれのコンテストに出します」という旨を事前に言っておき、確認をとりましょう。 とにかく被写体に「なってくれる人」への対応は丁寧にすることです。 一方「スナップ写真」としては「事後承認」を受けておくと良いのですが、やむをえない場合は致し方なし、といったところです。 私の場合は「あえて」大きなカメラを持ち、街中を歩きます。 路地で立ち止まっているときも「堂々と」立っています。 これは「私は写真撮影中ですよ」という「意思表示」としてであり、注意喚起のつもりでもあります。 カメラを顔に押し付けて「じっ」としているときもあります。 なんにせよ「文句をつけられてまで、写真撮りたくない」という方の場合は、おやめになったほうがいいかもしれませんね。 あと「著作権」は「撮影者本人が有する権利」であって、この話とは別のものです。
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- uncleRYO
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普段から様々な写真を撮っていますが、他人の権利を侵さなければ何の問題もありません。 あなたの撮影した写真や動画の著作権は全てあなたに帰属し、他人からは何も言われませんので気にしないで良い作品を創られて下さい。 あなたが何を撮影しようがそれを制限する法律は日本には何も有りません。
お礼
今のところ問題はないですか! 少し安心しました。 写真の半分は誰かの家の一部が入り込んでしまいそうだったので。 それでも一応もう少し詳しく調べてみたいとは思います。 ただ最後の何を撮影しても制限する法律がないというのは意外でした! ありがとうございました
- nobugs
- ベストアンサー率31% (1061/3349)
建築物については、著作権法の本文で、写真は対象外となっています。 ですので、路上で撮影できる範囲であれば問題ありませんが、洗濯物が写っているような場合は微妙ですね。 肖像権については、通常はモデルやタレントの場合は、画像等が金銭としての価値がありますが、一般人の場合は対象外とする考えもありますし、実際に判例としても一般人の肖像権を認めるものはありませんね。 また、良くプライバシーを問題視する場合がありますが、アメリカでは、道路上では保護すべきプライバシーは無いものとされていますね。 なぜならば、その場に居る人には見えているので、隠している物ではなくなります。
お礼
洗濯物は私もだめだと思っています。 ただ桜を写していた時に気づいたのですが、どうしても個人の方の家が一部に入り込んでしまって。 その24時間変わらない建物の外観が大丈夫かどうかでも公開できる写真が変わってくるなぁと思って質問をさせていただきました。 著作権法の中では対象外なのですね。 あとはその建物の一部が公開されて、それを相手が不快に感じるかですね。 非常に難しい問題です。 ありがとうございました。
- mitoneko
- ベストアンサー率58% (469/798)
これは、非常に微妙な難しい問題ですね。 この問題には、肖像権やプライバシーの権利の問題、公開することの公共性(特に報道に関係します)、表現・言論の自由などの多彩な論点が含まれています。 完全を期すなら、この質問に対する回答は、「個人レベルでは撮影した物は自分一人でひっそりと楽しむ以外の用途で利用することは不可能」となります。(常識的には、友人に見せたりとかはよいだろうとか言い出すと、じぁ、自分のHPへの公開は?とかなって線引きが難しいです。) だいたい、この問題に関係するほとんどの法律は、個人が写真を気軽に撮影して、あまつさえ、お気軽に全世界に公開するなんてことは「不可能」だった時代に作られた物です。当然、法律を作った人もそんな想定はしていないわけです。その法律を現在にあわせて解釈するわけですから・・・ さて、この法律を解釈する権限を持っているのは唯一、裁判所だけです。しかし裁判所と言うところは具体例に基づいて訴訟が起こらない限り絶対に法律判断はしてくれません。 わたしも、とあるサイトで掲示板を運営しているときにこの類の問題に対する回答を欲したことがあります。が、結論は、「実際に権利を持つと主張する相手方から訴えられ、最高裁まで争って勝たない限り合法とは言い切れない。」でした。(もちろん、「だからそこまで行ったら手遅れだから聞いてるんです」というのはわかった上で、でも、これしか言えないんです。)
お礼
よく分かりました。 確かにここ数年で一気に変わったので、法律が追いついていないのは確かですね。 相手の了解さえ取れていればいいが、とれていないのなら無難な範囲で利用に限る。でしょうか。 さすがにこのためにわざわざ関係のない人を巻き込んで最高裁までなんてやりたくないので分かった範囲でうまくやりたいと思います。 ありがとうございました
- travelKENKEN
- ベストアンサー率36% (1982/5385)
プロの話ですが、例えば駅前の通勤風景とか祭り見物の群集という形の構図では、被写体となった人々に個々に了解は取ってないようですね。実際に、私が写っていたことがありますが、許諾を求められた覚えはありません。 ただし、クレームがつく可能性は認識してると思います。ただ、出版社などの法務でクレームに対応が可能と判断しているのでしょう。 しかし、フォトコンテストなどの場合は、そのような対応能力がないので、写っている人物に許可を得ることが応募条件になっている事が多いです。個人の責任の範囲で公表(ホームページや自費出版など)するなら、自身で法的な問題や民事的な責任の対応ができる自信のある範囲にとどめておくことが無難です。 はっきり言って、 >例えば写真の1/3に家が写っていて、近所の方が見れば○○さんの家だと分かる場合はダメ!とか。 >同じく御輿の方の顔も分かれば、後ろでそれを見ている方の顔も写っていて、近所の方が見れば誰か分かる場合はダメ!とか。 という基準はありません。それは、肖像権という独立した権利があるわけではなくプライバシーを守る権利だとかそういう権利は、憲法などの行間を読み取るような解釈の中で生まれたものであり、またその範囲も社会的なコンセンサスで変動するものだからです。基準を確定させたければ、裁判沙汰にして最高裁まで争わないとなりませんから、そんな暇人はなかなかいません。仮に詳しく書いてあっても、それはその著者の個人的な考えに過ぎませんから、それが社会的に正しいと認められているわけではなく、数多にある考え方の一つを紹介してあるに過ぎません。 結局は、自分で対応できる範囲で公開するしかないわけです。 私は個人が識別できなければ、仮に訴えられても、争えると判断してますので、アップにしない、それでも識別できそうなら画像に加工をするなどで公開してますが、まだ訴訟沙汰になった事がないので、これが人様に推奨できるかどうか自信がありません。 自信を持っていえるのは「他人のプライバシーの侵害が恐ろしいなら、他人自身やその所有物は一切撮らない」という事ですね。これ以上は、自己責任です。大多数の人が大丈夫だと思う範囲でも、写った当人には許しがたい事かもしれません。ここで、この程度は大丈夫だよ、って聞いた範囲でも、訴えられる可能性やいきなり殴られる可能性は排除できません。
お礼
結局はどのような場合でも訴えられる可能性は数%はあるということですね。 それを対処できるかは自己判断で、無理だと思うならそれ以外の物を撮れば大丈夫と。 非常に範囲が難しいですがわかりやすい回答で助かりました。 ありがとうございました
- precog
- ベストアンサー率22% (966/4314)
表現にご不快な点がありましたならお詫びいたします。 >私は別に面倒であるから相手の権利を侵害してもよいとは思っていません。 これですが、、、 >でもそういう場合了解を取るのは不可能に近いです。後からではどこのだれかも分からないので。 相手がそう取りますよってことです。御輿の事務局に行って、事前に許可を取る、終わった後に写っている人を確認して許可を取るなど可能ですよね (理論的には) つまり、あなたの手間を省略しているというのとなんら変わりないということです。(そんな面倒なことはやってられないというのは理解は出来ますけど、面倒なだけで不可能ではないですよね) >個人の方でも結構他人が写っている写真がありますが、風景の一環としてならばOKというサイトもありました。 判例が引用されていましたか? であれば、わたしも知りたいです。その手の話は、条文になければ最高裁まで行った判例くらいしか根拠にするものがない上に、なかなか最高裁まで行かないんですよね。要はOKの根拠がなんなのかですよね。弁護士といえども判例なしの推測ならあてにはなりませんので念のため。 >私も御輿ならばそういった入るのかなと思い念のため質問させていただいた次第です >どのようなものであれ全て許可をえないといけないということですね。 良いとする根拠が見当たらないと言ってるのです。個人の権利を制約することになりますので、簡単にいいとは言えないはずなのです。 もちろん、決めは決めとして、現実には、、、、という話はありますが、そういうことを聞きたいわけではないですよね? そういう話であれば、「自己責任でどうぞ」という話になるのですよ。要は相手がそれを見て権利を侵害されたと考えるかどうかなので。 愛人と見に来てる人が写ってたら? なんて考え出すとやはりいいとは言えないと思いますが。
お礼
こちらこそ回答を頂いたのに生意気なことを言ってしまい申し訳ありません。 勘違いされているのでは?と思って一言付け足してしまいました。 物理的に可能不可能ではなく、理論的に可能ならばということですね。 御輿でだれが担いでいるとか管理しているとは思ってなくて申し訳ありませんでした。 個人の自宅を写真を持って回るのかと思ってしまって。 判例が引用されていたわけではなくて、ただ普通に人物が写っている写真にそうかかれていただけでした。 判例が引用されていない解説は全て信用できないと言うことですね。 勉強になります。 現実にはという話も聞ければそれにこしたことはないですが、一応原則を聞いておきたいと思っています。 ありがとうございました。
- jbppx980
- ベストアンサー率16% (95/560)
部分的にボカシをかけるなどすれば良いのでは それをすると貴方が満足でないという難しい問題です
お礼
部分的にぼかせるならばそうしたいと思います! 無理な場合は撮り直しかあきらめるかですね。 ありがとうございました
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
その人やその家屋が主たる被写体でない場合、社会通念上、あえて承諾を得る必要は無いと考えます。 ただ、主たる被写体で無いにしても、その写真が公開される事で、その人の名誉や社会的信用を失墜させる様な場合は避けるべきだと思います。例えば、醜態な人物、バラックの家屋など・・・ また、神輿の担ぎ手など肖像権は祭礼の主催者に帰属すると考えられます。 要は、写される側の人権に配慮し、常識の範囲で判断すれば良いと言う事か思います。 硬い話になりますが、法律上、肖像権として確立した権利は有りません。係争では被害を立証する必要が有ります。 著作権は、撮影者に帰属します。
お礼
その社会的信用を失墜されるような場合とかは、私の判断ではなくてその写っている方の判断ですから非常に難しいですよね。 こちらにそのつもりがなくても、勝ち負けは別にして文句を言われることもありそうですし。 なんにせよ常識でまずは判断して聞ける場合はどんどん聞いた方がいいということですね。 ありがとうございました。
- taikon3
- ベストアンサー率22% (803/3613)
http://www.jpca.gr.jp/ こちらのサイトを参考にしてください。 http://www.apa-japan.com/download/index.html こちらでも、実例がわかります。 えーと、たいへん難しい問題なので即答はできないですね。
お礼
サイトを見てみましたがなかなか分からないというより難しいですね。 非常に参考になりました! ありがとうございました。
- precog
- ベストアンサー率22% (966/4314)
>もしこういった問題が詳しく載っている本やサイトがあればそちらも教えてください。 ないと思いますよ。 >それならほとんど撮影できないんじゃないのかなぁと思ってしまって。 そうです。プロが作って公表するものは、撮影許可のために一人雇って調整させるなどの作業を行っています。 >それとか祭りの写真を撮った場合、どうしても個人の方の顔が写ってしまうことがあります(御輿など) >でもそういう場合了解を取るのは不可能に近いです。後からではどこのだれかも分からないので。 >なのでこういった写真を公開することは不可能でしょうか? 相手には権利があります。許可を取ることが出来ないのはあなたの事情に過ぎません。面倒であることを理由に相手の権利を侵害しても良いと考えるのはトラブルの元ですね。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 プロはいろいろ調整して撮影してたんですね。初めて知りました。 あと誤解されているかもしれないので補足しておきたいのですが 私は別に面倒であるから相手の権利を侵害してもよいとは思っていません。 どこでそういった勘違いをされたのかわかりませんが、誤解なきようお願いします。 個人の方でも結構他人が写っている写真がありますが、風景の一環としてならばOKというサイトもありました。 私も御輿ならばそういった入るのかなと思い念のため質問させていただいた次第です どのようなものであれ全て許可をえないといけないということですね。 ありがとうございました。
お礼
非常にグレーゾーンなのですね。 私も明らかにその個人を撮影したいと思った場合は許可はいるというのは常識的にも理解できます。 いざという時のために名刺やメモというのは非常に参考になります 個人を写すのではなくても、どうしても入ってしまう場合などにすぐに話ができそうですね。 回答ありがとうございました。