特定のジャンルの雰囲気を目指した曲作りをする場合は、まずそのジャンルに属する曲そのものを何曲か(できれば数多く)聴いて、その雰囲気や特徴を掴むのが良いでしょう。言葉でどこをどんな雰囲気にすれば、というアドバイスを寄せられても、解釈次第で明後日の方向に向かう可能性がありますし、そういうことを手掛かりに曲を作っても薄っぺらく真似ただけの雰囲気に陥りがちだと思います。感覚で捉えるべきことを言葉で説明して伝えるのは、極めて困難でしょう。断片的な要素要素で捉えようとするよりも、実例に直接触れて特徴などをつかむ方ことをお勧めします。
ロックなどの作曲に関しては、学問的にルールを教えてもらって作るというものではなく、模倣から始まるのが常だと思います。そういう面からいっても、この要素をどういったようにすれば良い、などというような教科書的なアプローチをするのは、相容れない感覚といえるかも知れません。迂遠かも知れませんが、まずは参考になる音源に目星をつけて、それを実際に聴いて雰囲気を掴み、良いところを模倣して組み上げてみるのが良いでしょう。
とりあえず、ロックとして一般的な楽器の編成は、ドラム・ベース・ギター・キーボードあたりになるでしょう。シンプルになると、ドラム・ベース・ギターだけというのも珍しくはありません。ただ、CDなどでレコーディングする際にはオーバーダブをしたり、バンドの基本編成にいないような楽器が追加されたりすることもあります。楽器の編成については、DTMなどで曲をまとめていて、それを実際に演奏するバンドが想像できないというようなケースであれば、ある程度幅をもって捉えても問題はないでしょう。
ドラムの基本ですが、その前にリズムとビートの性格をきちんと捉えておく必要があるでしょう。4分の4拍子でのそれぞれの拍の性格付け、8分の6拍子でのそれぞれの拍の性格付け、4分の2拍子でのそれぞれの拍の性格付けなど、リズムとビートの性格の基本的な関連性は、踏まえた方がよいと思います。
その上で、基本的に強拍(ダウンビート)ではバスドラム、弱拍(アップビート)ではスネアが鳴るのが普通です。また、金物(ハットやライド)で基本となるビートを刻むのも多いでしょう。
また、ドラムは曲の構成の目安になるパートでもあります。展開の区切りなどではフィルを入れてメリハリをつけるなども一般的な手法です。
ここら辺のことについても、参考になる音源を聴いて、そこから感覚を掴むのが良いと思います。特に、リズムの取り方に関しては、ジャンルを分ける上でも重要なキーポイントになるので、注意深く聴き取ってみることをお勧めします。
参考まで。
お礼
回答ありがとうございます。 こういう回答がほしかったです。 漠然とした質問内容なので、答える側も困るかと思いましたが、とてもいい意見を聞けてとても助かりました。 参考にさせていただきたいと思います。 ありがとうございました。