共産主義、社会主義を信奉する人たちを「左派」、「左翼」などとよびます。
これに対する人たちを「右派」、「右翼」などとよびます。
現状を維持しようとする人たちを「保守派」とよびます。
コレに対する人たちは「改革派」、「急進派」などとよばれます。
したがって、「左派」でも「保守派」であることもあります。
(ソ連や中国では、同じ「共産党」員同士の権力争いで、相手に「保守派」のレッテルを貼ったりします。)
「タカ派」は、例えば、国際問題を武力に訴えてでも解決するという「強行派」のことです。
これに対して、対話によって問題を解決しようとする主義の人たちを「ハト派」とよびます。
したがって、コレも、「左派」でも、「右翼」でも「タカ派」、「ハト派」があるわけです。
因みに、ピカソが「ハト(鳩)」を平和のシンボルと宣伝したことから平和主義者のことを「ハト派」というようになったと聞いたことがあります。
このような分類にしたがえば、小泉前首相は「改革派」であり「タカ派」ではあるが、「左派」ではありません。
アメリカについて言えば、ブッシュ大統領(共和党)は「保守派」、「タカ派」であり、民主党は「ハト派」であると言えます。
だからといって、民主党が「改革派」であるとは言えないとおもいます。例えば、アメリカ国民の利益(国内産業)を守るためには、日本製の自動車のたたき壊しのような、パッシングを平気でやりますから、充分に「保守」的な面も持っています。
要するに、国際政治では、上のような「」でくくったようなレッテル貼りで、簡単に色分けすることには無理が生じると思います。
お礼
詳しい説明ありがとうございます。 段々分かってきた気がします。 ただ、 >このような分類にしたがえば、小泉前首相は「改革派」であり「タカ派」ではあるが、「左派」ではありません。 この文が理解できません。 改革派と左寄りっていうのは違うことなんですか? 頭悪くてすみません。 改革派と左翼って違うんでしょうか?