ギターソングブックとされている方については、タイトル通りに弾き語り用の楽譜になっていると思います。
ギタースコアについては、少々表現に幅があるので、内容を確認した方が良いでしょう。ギターでの弾き語り用のスコアをギタースコアと称するケースも、ギターパートを中心に起こしたスコアをギタースコアと称するケースもあるようです。
なお、弾き語り向けにまとめられたものではないギタースコアでも、区間ごとのコードの表示はされていると思います。そのコードの表示をコード譜のように読み取り(つまりTAB譜を読まずにコード表示を追って)、弾き語りをすることは一応可能でしょう。(その方法であれば、バンドスコアなどでも弾き語りに転用できる可能性はあります)
ソロ・ギターの弾き方に関してですが、基本的にTAB譜で表記されているところを追う場合は、譜面上部に示されたコードを追う必要はありません。TAB譜が具体的なフレージングと運指を示しているので、それを踏襲して弾くのが妥当です。
譜面におけるコード表記は、五線譜やTAB譜で示されている演奏内容についての補足情報と捉えるのが良いでしょう。コードが示されているからといって、TAB譜とは別にギターでそのコードを弾かなければならないということではありません。逆に、五線譜やTAB譜で示されている音程を総合した場合、コード表示に示されているコードに合致すると言うことは多いでしょう。言い方を変えれば、TAB譜の通りに弾いたとしたら、その区間のコードは譜面上部に示されたコードになりますよ、と言う指標的な情報と見るのが良いでしょう。
TAB譜が示されているのであれば、TAB譜に従って演奏するのが妥当です。上のコードはとりあえず気にしないで、TAB譜をそのまま弾くようにするのが良いでしょう。
参考まで。