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天皇家の紋章
天皇家の紋章というと菊の御紋が知られていますよね。 あと、桐もよく知られていますね。 あんまり知られていないのが「日月紋」だと思うのですが、これは天皇陛下以外には使ってはならないのでしょうか?(社会通念上) 16枚花びらのある菊紋も陛下以外は、皇族すら使えないと聞いた事があるのですが・・・ どうなんでしょうか? 畏れ多くも菊紋を使っている家は、天皇家と関わりがあるのでしょうか?
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古くは「日月紋」が皇室の紋章でしたが、現在では、 御大喪や即位礼で日像纛旛(にっしょうとうばん)、 月像纛旛(げっしょうとうばん)と呼ばれる幟に用い るくらいで、皇室の紋という意識は薄れています。 やはり、世間一般では皇室の紋章としては菊花紋だと 思います。 鎌倉時代に後鳥羽上皇が好んで菊花紋を用いられ、 それが後代の天皇に引き継がれたために皇室の紋章 として定着していきましたが、具体的なデザインに ついては特に規定がなかったので、弁の数、花の中 心の円の大きさなどはまちまちでした。 明治元年の太政官布告で菊花紋の一般使用が禁止され、 翌年の布告では皇族が16葉の菊花紋の使用することを 禁じ、明治4年の布告で皇族共通の紋章として14葉一 重裏菊紋が制定されましたが、16葉の菊花紋について は細かいデザインは規定されないままでした。 菊花紋のデザインが厳格に規定されるのは大正15年の 皇室儀制令が制定されてからです。 神社仏閣については、明治7年と12年に官幣社、国幣 社への使用が許可され、13年には従前より伝統的に使 用している神社寺院に限って今後の使用も許可されま した。 武家で菊花紋を使用しているところがありますが、 賜紋のようです。徳川家の葵の紋みたいに禁制が出て いたわけではないので、単にデザインとして用いてる 例もあるようです。 なお、現在では、菊花紋の使用についての法的制限は 商標法で登録商標に使用できないこと以外はありません。
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- sanako619
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「日月紋」については知らないのですが・・・ 「菊花紋」を使用している家について、私の知っているごく偏った(?)情報をお教えします。 文豪・森鴎外の先祖の家紋は「菊花紋」を使用していましたが、明治以降の一般人の菊の御紋章の使用禁止に付き合って(?)、替え紋として使用していた菊の葉をデザインした家紋に変えています。 一方の夏目漱石の家紋にも、菊花が使われているらしいのですが、こちらは特に改めることは無かったそうです。 森家の紋は、16葉の菊花紋そのものではないようですが(島根県津和野町の永明寺にある森家墓所の墓石に彫ってあるものなのではっきり何の紋とは言いにくいかも・・・)、「菊花紋」なので天皇家に遠慮したようです。 漱石の方は、家紋の一部に「菊花」が入っているものらしいので、そのあたりの違いも、家紋を変えた変えないに関係しているかもしれません。 夏目家についてはよく知らないのでこれ以上のコメントはできませんが、森家について言うと、江戸時代には、天皇家と何の関わりも無い田舎の御典医でも「菊花紋」を使用していたようです。 もちろん天皇家から賜って使用している家もあるでしょうが、「菊花紋」だからといって、即、天皇家と関係があるわけではないと思われます。
- minatouri
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調べたところによると,皇室の元々の紋は「日月紋」だそうですが,後鳥羽上皇が菊が好きで調度や衣装に使い,代々使われることによって「天皇家の紋」として定着したようです. 皇室の家紋は16弁八重の表菊紋で,明治4年以降,天皇家以外では使用できなくなっています. 皇族の家紋ですが,14弁一重裏菊が皇族共通の家紋で,各宮家は独自の変形菊家紋を用いるそうです. 家紋としても16弁八重の表菊紋は,ですから天応皇后両陛下と紀宮さまが使っているんではないでしょうか. 私的なものには,各自の「御印」があるのでそちらだと思いますが. なお「日月紋」は今でも天皇の即位時に,錦の御旗に必ず使われるそうです.一般が使っていいのかどうかについてはわかりませんが,神社の社紋として使われているところはありました.
- hanasaka
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日月紋、16枚花びらの菊については良く分からないので申し訳ないです。 普通の菊紋と言うことで一言。 昔天皇が病に冒されたときあるくすし(医者)が与えた薬を飲んだところ効果覿面(てきめん)、元気になったそうな。 そこで天皇が褒美として菊の模様を授けたそうな。 代々受け継がれ今でも看板に使っているそうな。 実話です。 なので天皇家と親類関係であるということよりも、天皇家ご用達である(現在もそうであるかは別として)といった所が多いのでは?