アピールできるものがない
就職活動において自分自身をアピールできる具体的なエピソードがありません。
小学校と中学校の時は習い事などをしていましたが、高校の時は家と予備校と学校を行ったり来たりし、大学時代はほとんど家と学校の往復でした。自分で言うのも何ですが、学校の成績はそれなりに良い方でした。ですが、それは就職活動においてアピールできることではないと就職活動経験者から言われました。
時間がなくて何もできなかったのではなく、新しいことや自分にとってなじみのないことに関心が持てずに、自分が昔から好きだったことしかやってきませんでした。好きなことといっても、テレビ・ゲーム・漫画といったインドア的なことばかりで、そこから得たものは人にアピールできるものではありません。当然ながら、就職活動のためのエピソードづくりなどといったことは考えたことすらありません。
就職活動に関する本で自己PRについて書かれている部分を読むと、「大学で体育会の代表を務めた」「自分で計画を立てて旅行した」「何かの大会で優勝した」「アルバイトで売り上げを伸ばした」「ずっと塾の講師をしていた」などの自分の経験から何を考えどのように行動し何を得たのかを表現すればいいなどと書いてあります。
ですが、そもそもそうしたエピソードが私にはないのです。
もはや、エピソードをねつ造するしかないと考えているのですが、必ずどこかでボロがでるような気がします。もちろん、自分を良く見せるためには多少の誇張や嘘は必要でしょうが、それがあまりにも過ぎるとなると、自分を大幅に偽ってまで入社することが本当に良いことなのかと考えてしまいます。
また、よく「物は言いよう」だとも言いますが、私は機転が利かない性格で、実際にとある会社の方とお話したときに、「『これだけは誰にも負けない』というものはありますか?」と質問されて言葉に詰まってしまったことがあり、表現力の面でも自分に期待できません。ちなみにその方曰く、「こうしたことはどこの面接でも聞かれますよ」とのことで、いまさらどうしようもないにも関わらずかなり気になってしまっています。エントリーシートを書かなければならないのですが、正直シートを見るのも嫌になっています。
私のような場合、やはりうまくエピソードをねつ造し、それをいかにうまく表現できるか(たとえばこう聞かれたらこう返すなどのシミュレーション)を練習するしかないのでしょうか?