ANo.2 です。
(2) の共有資源の分散方法ですが、以下のように考えてください。
前提環境モデル1:
FILE-A を共有する USER-GROUP-A が4人いる。
FILE-B を共有する USER-GROUP-B が4人いる。
FILE-C を共有する USER-GROUP-C が4人いる。
集中型の問題:
この環境で、FILE-A, FILE-B, FILE-C をすべて一つの PC-1 に置いて共有すると、12 の PC が同時に PC-1 に接続する可能性があります。
なお、PC-1 からも使用する場合は 11 の PC からの接続になります。
この場合は、接続数の上限を超えてしまいます。
分散型による解決:
FILE-A を PC-1 に、
FILE-B を PC-2 に、
FILE-C を PC-3 に置いて共有すれば、
PC-1、PC-2、PC-3に対する接続は最大4で済みます。
前提環境モデル2:
FILE-D を 12 人で共有する。
ただし、更新するのは限定された人数で(一人が望ましい)、他の人は参照のみ。
コピーの配置による解決:
FILE-D の原本を PC-1 におき、PC-2 と PC-3 に FILE-D のコピーを置く。
参照使用者は、どの PC にアクセスするかを事前に割り振っておく。
更新使用者は、FILE-D を PC-1 で更新したら、速やかに PC-2 と PC-3 にコピーする。
前提環境モデル3:
FILE-E を 12 人で共有し、全員が更新する。
解決不能:
残念ながら、この場合にはファイルの整合性を維持するためには、一つの PC による集中管理しかありません。
複数のコピーを配置してそれぞれを更新してしまうと、内容が異なるファイルができてしまいます。
接続時間を短縮して、できるだけ同時に使用できるユーザを増やす方法は、前回の回答のリンク先を参照してください。
まとめ:
以上は単純な例ですが、要点は
・共有する資源
・それを使用するユーザー(=PC)
・各ユーザーの使い方(参照のみか、更新が必要か)
を明確にした上で、
・グループ(資源とユーザー)を適切に設定する
必要があります。
この辺りが、本格的なサーバー OS を使用しない場合の限界となります。
プリンタについて:
なお、プリンタの共有については、ネットワーク・プリンタ・サーバで接続するのが最近の傾向でしょう。
お礼
丁寧で分かり易い回答を頂き、ありがとうございました。まだまだ、未熟だと思い知らされました。勉強になりました。また、宜しくお願いいたします。