行きやすいルートとしてはマドリッドから南下してアンダルシアに向かい、コスタデルソルを通りバルセロナあたりから帰国するのが手始めでよいでしょう。8日くらい。
マドリッドは入国に際しも便利です。王宮などフラメンコ、買い物にはよいです。がバルセロナとともに近代都市ですから、旧市街以外はあまり魅力はありません。
必見は近郊のトレド。ヨーロッパ随一の城塞都市でスペイン統一前の都です。当時そのままの街が残されています。規模的にはイタリアのベニスとトレドだけがヨーロッパで中世都市といえるでしょう。
南下してラマンチャ地方はスペインの原風景のひとつでしょう。アルマグロやコンスエグラはラマンチャ独特のものです。
そこから、シェラネバダ山脈を横に見ながら、グラナダにはいります。
レコンキスタ最終地点のアルハンブラ宮殿はアラベスク様式最後が偲ばれます。またグラナダのフラメンコはもっともフラメンコの原点に近いものです。アルバイシン地区にあるタブラオはマドリッドのショー化したフラメンコとはひと味もふた味もちがいます。ジプシーの悲哀を物語ります。
アンダルシアの白い家並みがつづく海岸線の村を訪れるのもよいでしょう。白い壁と花が印象的なミハス、ローマ橋が圧巻のロンダなどの町がいいです。
最終ポイントをアンダルシアの華、セビリヤにするのもいいです。
ここの闘牛場は規模、格式においてスペイン一といってもよいでしょう。セビリアから日帰りで回教文化のコルドバにいきましょう。
バルセロナはどーでもいいです。(ガウディーがよほど好きならどうぞ)
スペインの魅力は各地方にあります。レオンやサンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼街道もたしかにすごいのですが、ある程度勉強したほうが良いルートかもしれません。
マドリッドやバルセロナは近代都市です。小さな村などに古きよきスペインをみつけることができます。できればレンタカーでまわられるとよいでしょう。
また、(クルマでしかいけない)パラドール
このホテルは城や修道院をそのままつかった国営ホテルです。
ここには各地方の歴史、味、がそのまま残っています。上記のコースには魅力的なパラドールが点在しています。古き良きオーソドックスなスペインを堪能したいのならパラドールに泊まられることをおすすめします。まさにスペインです。