どの情報も信用なりませんね。ただ、日本のテレビ局の方が信用のできる情報筋からデータを探してきます。
海外ではマッチメイク対策として弱そうな情報は対外的に流すのは一般的です。
亀田興毅選手で例えると、「20歳で経験不足。パンチは単発で、技術はない。インファイトのみ。戦績はKOが多いが、対戦相手は常に楽な相手を選んでいると言われ、世界ランカー相手ではKOできなかったこともある。ビッグマウスぶりが日本の一般ファンに受け人気スターとなっているが、一部ボクシング関係者からは実力に疑問視されている。」といった情報をあえて流すわけです。大毅選手なら「世界チャンピオンの兄を持つ17歳。戦績は良いが試合数が少なすぎて参考にならず。兄につられて人気があるが、実力は全くない。3兄弟で評価は最低。評価を上げるためにあせっており、ランカーとの対戦を希望している。そこその善戦をすれば御の字か。」といった情報を流します。
外国のボクシング関係者は、当然、日本のボクシング事情も知りませんので、この情報を信じるか、せいぜい日本の知り合いに内容を確認しますが、情報に誤りが無いので、合っているとの回答を掴むわけです。
すると、こんな相手はイージーだ!と思ってしまうのです。これで対戦してみたらハードパンチャーだった…といったぐあいに。
今のはたとえ話ですが、海外では戦績も改ざんされて報告します(さすがに日本では戦績の改ざんはしないですが)。ですので、インターネットで調べても、ランカーなのにみんな負け数が多い。おいおい誰が勝っているんだこの国はというぐらい。この偽データを掴まされて、騒いでいる人が多いのです。
一流のマッチメーカーはネットサイトの情報をあてにせず、独自の情報網で判断します。参考にするとしても信用の出来るサイトというのがあります。それも参考だけで、判断基準にはしません。
今回のは調整試合ですので、相手が強くないのは間違いありません。
協栄ジム側ももう少し強いのを期待していたでしょう。試合と試合の間隔もフルラウンド戦って、さらに歌をもっと歌っても余裕があるだけの間隔を取ってマッチメイクしていました。
前回、大毅選手は世界ランカーを相手に苦戦して判定になりましたので、今回はイメージを取り戻すため中盤でKOできるぐらいの相手を選ぶのがマッチメイクの定石ですが、相手がパンチを受けて縮こんじゃいましたね。ハードパンチャーとやるとよくあることです。1Rの出だしでパンチをもらって、もうだめだと思ってしまうケース。これは国内の日本人同士の対決でもよくあることです。
大毅選手のステップアップと言う意味では今回あまり得るものはなかったのではないでしょうか?
少なくとも、「0勝6敗で1999年以降公式試合無し、弱すぎて招請禁止選手になった」はないですね。これではあなた何歳?よく10回戦、ランカーになれたね?といった感じです。
お礼
へー!そうだったんですか! 長文で詳しい説明をありがとうございます。 テレビで見ても、オドオドしててあまりに弱弱しい風体だったので 2ちゃんねるで流れていた情報を信じていました^^; ありがとうございました。