金融機関に勤務しており、以前、住宅ローン(住宅金融公庫融資、プロパーとも)を担当したことがある者です。
ただ、私が担当していた頃、私の勤務先ではフラット35を扱っていませんでしたので、公庫のホームページ等からの知識でしかありません。
確実なのは、公庫にお尋ねいただくことだと思いますが…。
平成19年3月を以って住宅金融公庫はなくなり、住宅金融支援機構になることはご存知と思います。
平成19年4月以降、住宅金融支援機構では、公庫が従来行ってきた直接融資は原則として廃止されますが、財形住宅融資は引き続き融資が行われます。
ですから、ご質問者さまがご利用になられるのは、「フラット35」と「公庫財形融資」の「併せ貸し」ということになります。
http://www.flat35.com/guide/combi/zaikei.html
こちらのページに詳しく書かれていますのでご覧ください。
この双方を扱っている金融機関でなければご利用ができませんのでご注意ください。
> 財形貯蓄を続けて300万円貯めれば
公庫財形融資だけで財形貯蓄(一般・年金・住宅)残高の10倍の額まで、3,000万円までお借り入れになることができます。
ただし、3,000万円は上限であり、3,000万円>建設費または購入価額の80%以内であってはじめて「公庫財形融資だけで3,000万円のお借り入れが可能」ということです。
要するに、建設費または購入価額が3,750万円以上であれば、300万円の貯蓄で3,000万円借りることができる-ということです。
そして、「フラット35」と「公庫財形融資」の「併せ貸し」の場合、建設費又は購入に要する費用を上限にお借り入れができますので、ご質問者さまの条件さえ揃えば、100%融資も可能-ということです。
例えば、建築もしくは購入費用が6,000万円であれば、300万円の財形貯蓄で「公庫財形融資」で3,000万円、「フラット35」で3,000万円借りることもできる訳ですね(6,000万円の80%は4,800万円ですから、フラット35の融資額もクリアです)。
さて、一番のご懸念の「団信」の件ですが…。
お考ええのうちだとは思いますが、団信不加入ということは、それだけリスクも大きいです。
とりあえず、公庫財形・フラット35を申し込まれる際に、団信を申し込むだけ申し込んでおいてはいかがでしょう。
【公庫財形・フラット35の場合、団信を申し込んだ結果、加入NGとなった場合でも、それで融資が不可になるということはありません】し、加入OKとなればラッキーな訳ですから(別途保険料は必要ですが)。
そうでなければ、万が一に備えて、借り入れは少なめ、余剰資金多めを心がけてください。
できれば、「いくら借りられるか」ではなく、「現在の毎月の手取り給与からいくらまでならば返済に充当できるか」で考え、ボーナスは年収から省いて年収を計算し、ボーナス返済もなし…で考えてみてください。
来年4月の住宅金融支援機構への移行後は、実際どうなるかはまだまだ不透明な部分も多いです。
2年後にどうなっているかも分かりません。
経済・金融情勢も然りです。
公庫財形の金利は5年固定金利で、現在年利2.22%です。
フラット35は申し込み金融機関によって適用金利が違いますのでなんともいえませんが全期間固定金利です。
いずれも民間金融機関の金利よりも高めに設定されていますが、また、団信に「加入しなくてもよい。」という点で「気分的にメリットあり」ですよね。
また、保証不要なので、保証料込みだと考えていただければ遜色はない程度だと思います。
お礼
非常に返事が遅れてしまい、申し訳ありません。 詳しい説明ありがとうございます。 2年後に家を取得する予定でがんばっており、現在の貯蓄残高が100万くらいですので、1年で100万円のペースで2年後に300万円となるようにしていきたいと思います。 ありがとうございました。