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レアルとバルサなぜライバル意識が強いの?
レアルとバルサなぜライバル意識が強いのでしょうか? はじめ阪神巨人くらいの地域のライバル意識くらいかなと思っていましたが、民族問題や過去の歴史での問題も入りくみ相当複雑と聞きました。 このあたりの事に詳しい方、よろしくお願いいたします。
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正確にはフランコはバスク人ではなく、スペイン人です。 バスク人もカタルーニャ人と同じく迫害されていました。 「バスク祖国と自由」というフランコの独裁に反発した集団(今で言うとテロリストですね)は800人以上が殺されていると読んだ事があります。 フランコは「スペイン統一」という題目を掲げて、多民族国家であるスペインを「統一」して、言語や文化など様々な事について「スペイン流」を強制しました。 もちろん逆らった人には死が待ち受けていたそうですが、これによってスペインは一時期内乱状態に陥りました。 フランコの独裁は1930年代~70年代まで続きましたので、いまだにその当時の遺恨が残っているんですね。 ただ、これはレアルとバルサだけでなく、バスクの雄アスレチック・ビルバオとの関係とも同じのようです。
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- tgoda
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> この二つのチーム以外にも「このようなライバル心」をもったチームがあるのですね。 NO.2のtgodaです。 ちょっと違うかもしれませんが、アルゼンチンのボカとリバープレートも強烈なライバルのようです。 それはボカが貧民街にあるチームで、リバープレートがどちらかと言うと裕福な街のチームだからだそうです。
まず、スペインは多民族国家です。民族間での対立意識があります。フランコはバスク人で、彼の独裁政権時代はカタルーニャ人を徹底的に弾圧したという歴史があります。カタルーニャ人は自らの言語さえ禁止され、バスク語を強要されたのです。しかし、バルサのホームスタジアム、カンプ・ノウでの試合時だけはカタルーニャ語が許されました。許された、と言うよりは取り締まれなかったのでしょう。危険すぎて。つまり、カンプ・ノウでのみ自分達の言葉を使えたんです。一方、フランコはレアルを優遇します。バルサに入団が決まった有力な選手や外国人選手をかっさらうなど多々あったようです。あのエウゼビオもそうだったとか。 フランコはその後失脚しますが、両者に大きな遺恨が残されました。そして、バルサはカタルーニャ人の象徴として、レアルはバスク人の象徴として存在するわけです。 ですから、バルサーレアルというのは単にライバル対決という図式を超越し、カタルーニャ対バスクという民族の誇りをかけた戦いになるのです。サッカーは戦争だ、と言う人がいます。僕はサッカーが100%代理戦争だとは思わない。でも、バルサーレアルが純粋にスポーツだとは絶対に言えない。たかがサッカー、されどサッカー。だからこそ多くの人々が熱狂するのでしょう。
お礼
思っていた以上の歴史があったので驚きました。 追跡して自分なりに調べてみます。 スポーツを代理戦争だと言う論旨には同調しかねていたのですが、 こんな歴史の元に二つのチームが戦っている状態は(フラストレーションの爆発という意味合いで考えると)代理戦争なのかもしれませんね。 なんか、日韓戦やアルゼンチンイングランド戦より熱い感じがします。 詳しくありがとうございました。とても参考になりました。
お礼
スペインが多民族国家ということをすっかり忘れていました。 この二つのチーム以外にも「このようなライバル心」をもったチームがあるのですね。 ドイツやイングランドなどスペイン以外にもあるのでしょうか?当然あるのでしょうね。すごく参考になりました。自分でも調べてみます。ありがとうございました。