>紫外線に対してとか表面の材質によって長期保管に向き不向きがあると聞きました。
他にもあまり知られてないですがメディアのラベル面から劣化する場合もあります。ラベル面の下にはレーザー反射用のアルミ箔がありますが表面に傷が付くとそこから入った空気でアルミが酸化して読み取り出来なくなります。アルミ箔の酸化は表面の傷以外にもマジックで文字を書いただけでも始まることがあるので文字を書く際は水性かアルコール系のものを使用してください。
>最も長期保管に適しているDVDの種類を教えて下さい。
最も適しているのはDVD-RWとRAM、コストが安く従来のDVD-Rよりも超寿命なのはTDKの『超硬』『UV超硬』シリーズですね。DVD-Rはデータ記録層に有機色素の熱反応を利用していますがRW/RAMは金属材料の結晶化・非結晶化を利用しています。そのため紫外線の影響を受けません。TDKの『超硬』『UV超硬』シリーズは記録面の保護層にしてあるコーティングを改良し、紫外線や傷への耐久性を高めています。RWやRAMほどの耐久性は無いと思いますが通常のRよりは丈夫です。
ただし、CDやDVDのプラスチック部分の主原料であるポリカーボネイトは熱や湿度に弱いので高温多湿の環境に長時間保存すると白く曇ってデータの読み取りが出来なくなります。CD・DVDのどちらにもいえることですが長期間保存したいのならメディアの選択の他に
・盤面に負担をかけないように垂直に保管する
・取り出すときは縁を持つようにする
・ラベルは貼らない
・字を書くときは水性かアルコールインク
・涼しく乾燥した場所で保管する
などの注意が必要です。
お礼
大変勉強にありました。 DVD-RAMを採用しようと思います。 ありがとうございました。