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マイルのため方

 マイルをためるとき、ANAとJALの比較がよくありますが、 友人から、ANAのほうが、エディーを咬ますとかなり有利ということを聞いて調べたところ、なるほど有利なことは解りました。ところで、10月よりJALでもスイカでチャージできることを聞きました。換算ポイントとかいろいろ考えるとどちらが有利でしょうか?ちなみに旅行はあまり行きません。

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  • Umada
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回答No.1

ご質問を拝見しますと「旅行はあまり行かない」とのことで、飛行機への搭乗でなく主にクレジットカード利用などでマイルを貯めるおつもりと拝察します。以下はその前提で回答いたします。 飛行機に乗らずにマイルを貯める場合、JALマイレージバンク(以下JMB)とANAマイレージクラブ(AMC)との比較ではAMC有利と言えます。ただし最初に以下の2点はチェックください。 (1)マイルを貯めることが本当にお得か JMBもAMCもマイルは獲得の翌々年12月31日で失効します(最長3年ということです)。一方で特典航空券への引き換えには1万5千マイルが必要です。クレジットカード利用で3年で1万5千マイル貯めるには、単純計算で年間50万円程度の利用が必要です。実際にはボーナスマイルなども稼げるのでもう少し少なくて済みますが、それでも年間30万円が最低ラインになってきます。 クレジット利用額がこれに満たない、あるいは満たない可能性があるなら、他の適宜のクレジットカードでポイントを貯める方がよいです。利用額が上記の水準より少なかったとしてもそれなりの景品や商品券に交換できますし、年会費無料のカードもたくさんあります。(クレジット機能付きのJALカード/ANAカードはいずれも年会費有料です) (2)特典航空券で利用したい路線に就航しているのはJAL, ANAどちらか 東京-札幌や大阪-福岡といった幹線なら2社とも飛んでいますから、JALでもANAでも好きな方を選んで特に困ることはありません。ところが地方ですとJAL/ANA一方しか就航していない空港が結構あります。例えば徳島や青森、出雲などはJALのみですし、庄内や米子、富山などはANAのみです。 最寄り空港に両者の就航があったとしても、行きたい場所への路線を片方しか持っていないなら同様の注意が必要です。 以上の2条件を満たす、すなわち特典航空券に届く程度にはクレジットカードの利用があり、かつ利用便はJALでもANAでも制約はないということなら、AMCをお勧めしておきます。理由は以下の通りです。 (1)カード利用額からマイルへの変換 JALカード(*1) ・年会費は2,100円(普通カードの場合) ・利用額200円ごとに1マイルを加算 ・追加で年会費2,100円を払って「ショッピングマイル・プレミアム」制度に加入すると、換算率が「利用額100円ごとに1マイル加算」に上がる。 ANAカード(*1) ・年会費は2,100円(一般カードの場合) ・利用額1,000円に対し、クレジットカード会社のポイントが1ポイント貯まる(*2)。 ・貯まったポイントを「マイル移行手数料」(2,100円)を払ってマイルに移行する。換算率は1ポイント=10マイル。 ・移行手数料は4月15日~翌年3月31日まで有効で、その間何回移行してもよい。 クレジットカード年会費はどちらも2,100円で、JALではショッピングマイル・プレミアム年会費2,100円を追加で払い、ANAではマイル移行手数料2,100円を追加で払うので一見同じようなのですが、年間にかかる費用という点では実はANAが有利です。 ANAカードですと貯めたクレジットカード会社のポイントは2年間有効(*3)ですので、2年間はひたすらポイントとして貯め続け、3年目の頭にマイル移行手数料を払ってポイントを片っ端からマイルに移行という方法が可能です(移行したマイルの有効期限は、移行時点から起算して翌々年の12月31日)。マイル移行手数料は3年に1回だけ払えば済むので年間の平均費用は2,800円です。 これに対しJALの「ショッピングマイル・プレミアム」年会費は毎年払う必要があるので、年間の平均費用は4,200円(カード年会費2,100円+ショッピングマイル・プレミアム年会費2,100円)ということになります。 (2)ボーナスマイル JALカードもANAカードも、年に一度1,000マイルのボーナスが付与されます(普通カード/一般カードの場合)。ただしそのタイミングが異なりJALカードでは「その年の初回搭乗時」、ANAカードでは「年会費支払時」です。ANAカードは乗らなくてももらえますが、JALカードだと乗らないともらえないのでこの点でもAMCが有利です。 (3)電子マネー機能 現在発行されているANAカード/AMCカードには全て、電子マネー機能"Edy"が搭載されています。Edy利用額200円ごとに1マイルが加算されますが、さらに有利な方法として「クレジットカードからEdyへのチャージを行い」「そのEdyを支払に充てる」があります。 チャージはクレジットカード利用ですから1000円で1ポイントが貯まり、後で10マイル分に交換できます。またEdyでの支払いに対しては200円で1マイルが加算されます。合計すると100円で1.5マイルが付与される計算になりますから、クレジットカードでもEdyでもどちらでも払えるものならEdy払いを選んだ方が有利ということです。ご友人のおっしゃる「Edyをかますと」はこのことでしょう。 一方のJALカードですが、全てのカードにSuica機能が付いているわけではありません。Suica機能を備えているのはJALカードview Suicaのみで、他のカード(クレジット機能なしのJMBカード含む)にはSuica機能はありません。 またJALカードview SuicaでSuicaを使って支払ったとしても、Suica利用額に対するマイル付与はありません。この点がANAのEdyと異なります。 Suicaをクレジットカードからチャージして利用する場合の、チャージに使えるカードの種別やポイントの付与については以下の通りです。 ・クレジットカード一体型のSuicaは、そのクレジットカードからのチャージに限られます。他のクレジットカードからのチャージはできません(*4)。 JALカードview Suicaでチャージすると、チャージ額1000円に対しJR東日本の「ビューサンクスポイント」が6ポイント付与されます(その代わりマイルの直接付与はありません)。ビューサンクスポイントは600ポイント貯めると1000マイルに交換できます。 繰り返しになりますがEdyと異なり利用時のマイル加算はありません。チャージ時の1000円=6ポイント=10マイル分が貯まるだけです。これは直接JALカードで払った場合の換算率と同じなので、Suicaを経由するメリットは特にありません。 ・モバイルSuica(特定の携帯電話に付属した機能)も、以前はJR東日本発行のクレジットカードでしかチャージできませんでしたが、10月から他社クレジットカードでもチャージできるようになりました。質問文中でおっしゃっているのはこのことだと思います。 ただし利用時にマイル付与がないのは上記のJALカードview Suicaと同じです。 【結論】 飛行機に乗らず、日常のクレジットカード利用でマイルを貯めるならANAマイレージクラブをお勧めしておきます。その場合「クレジットカードでEdyにチャージ」+「そのEdyで支払い」は非常に強力な方法です。 一方、JALカードでSuica機能が付いているのはJALカードview Suicaのみです。またSuicaで支払を行っても、支払に対するマイル付与はありません。 *1 JMBではクレジット機能付きのカードを「JALカード」、クレジット機能なしで年会費無料のカードを「JMBカード」と呼び分けている。ANAも同様にクレジット機能付きのカードを「ANAカード」、クレジット機能なしで年会費無料のカードを「AMCカード」と呼んでいる。本回答でもこの呼び分けに従う。 *2 ANAダイナースだけは「利用額1万円で1ポイント、1ポイントで100マイル」の換算(100円=1マイルは同じ) *3 ゴールドカードではポイントは4年間有効、移行手数料は不要。 *4 SuicaはJR西日本のICOCAエリアの駅でもチャージできるが、この場合はJR東日本の駅と違って任意のクレジットカードからチャージ可能。ポイントはチャージに使ったクレジットカードのものが付く(ビューサンクスポイントは付かない)。JALカードview Suica以外のSuicaカードを、他の適宜のクレジットカードでチャージすることも可能。

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