こんにちは。まず最初にお断りすると、私はマジックはど素人というか、以前少し興味があっていくつかテンヨーの商品を買って楽しんでいたことがあるという程度の者です。
チャイナリングも買いましたよ。しかしその種を知ったときは「スゲェー!」と思いました。こんな単純なしかけで、演技を見ているほうはまったく本当に輪が自在にかみ合わさったり外れたり。「こんなのいんちきじゃねェかよー」とも思って一人で爆笑してしまったものです。
しかし、手品ってつまりいんちきなんですよね。種を知ってしまうとホントそう思いますが、単純な仕組みのものほど、よく考えたな~と感心しますし、見ていて面白いです。
stucklife554さんが種を知ったときにがっかりしてしまったというのは、単純すぎてつまらなかったからでしょうか。それとも、失礼ながらあまり手先が器用でなくてうまく実演できそうにないと思えたからでしょうか。
たしかにチャイナリングも、説明書どおりにやれば誰でも見事な演技が可能かというとそうでもなく、やはりちょっとした指づかいのスムースさや巧みな話術、それと少しのユーモアも持ち合わせていないと、楽しい演技にはなりにくいと思います。
マジックはこんなものばかりかというと、私の意見としては、あんなものばかりです(笑)、基本は。
つまり、しくみは単純でも、人の見る目をあざむくツボをおさえて不思議な現象を演出するノウハウというのがマジックの要諦ですが、これは仕掛けのすごさとはあまり関係ないんですね。
しかけが面白くて実演も面白いものももちろんありますし、凝ったつくりだけどマジックの面白さとしてはもうひとつかなというものもやはりあります。
ちょっと思い出すと、テンヨーので「スクイズプレー」という商品があったんですが、よくこんな仕掛けを考えたものだとほんと感心しました。
チャイナリングも、やはりマジックの古典だけあって、いやー実に面白いです。たぶんいろいろな見せかたがあるんでしょうけど、私が知っているのは説明書にあったものだけです。
ゆっくりと近づけてまた離していくといつの間にかリングがかみ合っているというのと、片手に持ったリングに勢いよくもうひとつを当てると、カチャッとつながってしまうというやつですね。このふたつだけでも充分面白いと思います。
逆にほんとにいんちきだと思えるのは、街頭で売っていたバッタものみたいなので、紙でできたちっぽけな人形(というかただの紙切れ)が、マジシャンの命令どおりに立ったりしゃがんだり、ヒョコヒョコと操り人形みたいに動くものです。これ実は横にサクラがいて糸でこっそり動かしてるだけなんですが、なんだか子供だましで、たちの悪いいたずらという感じです。