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最近のプレート付きSKIのビンディング取り付け
最近のプレート付きSKIのビンディング取り付けについて教えてください。従来のSKIは基本的に板に穴を開けて取り付けるのですが、最近のskiはすでにプレートが付いており、中にはご丁寧にビス穴まで開いているものもあるようですね。ズバリ!!ドライバー1本で自分で取り付けできるのでしょうか? あるいはサイズ変更(調節値超)できますか? ちなみに、skiは KEI-SKI(EPプレートなる純正のものがついてるようです)ビンディングはマーカーです。 SHOPしか無理ですかね?
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こんにちは。 プレートに初めから穴が空いていてビンディングが指定されていたり、ビンディングとセット販売になっている物であれば、「ポジドライブ」という特殊なドライバーと前圧や調節の知識さえあれば、自分でできなくもありません。もちろん自己責任で、万が一誤開放で怪我をしても誰も責められないのが条件ですが。(前圧の概念を知らない人が多いです) ですが、EPプレートはカタログで見たところ穴も空いていないようですし、ビンディングも指定されていないと見ましたが、いかがでしょうか? このタイプであれば、専用のゲージで穴位置を決めなければいけないし、使用するドリルや、前の穴と何センチまでずらせば良いかというノウハウもあるので、ショップに任せた方が良いと思います。
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- patpat-gt
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#1の回答者様同様、私もお勧めできません。 プレドリル(取り付け用に最初から開いている穴)されたプレートを目の前にすると「自分で取り付けできるかな?」などと考えがちですが以下の理由からお勧めできません。 (少々、長くなってしまいますがお許しください) 1.PL法 現在の法律では取り付けは製造と見なされています。 店舗で取り付けた場合は必ず「ワークショップチケット」に取り付け者の記載と購入者の記載が義務付けられています。 (競技向けモデル等を除く) 「ワークショップチケット」には保険が付いているので、取り付け・調整ミスによる事故を証明できた場合場合保険金が支払われます。 個人で取りつけた場合、ミスと思われる事故に遭遇しても対象にはなりません。 2.ポジNo3対応のドライバーの入手 ビンディングの螺子はポジドライブ(No3)と呼ばれる規格です。 工具専門店手やネットで入手可能ですが1本、1500円から3000円位します。 ネットで購入の場合は送料等が加算されることを考えると、店で取り付けてもらう金額と大差なくなります。 又、ポジドライブ(No3)対応のドライバーであってもメーカーによっては先端が若干太くてマーカー製ブレーキの窪みにしっかり入らないドライバーも存在します。 3.螺子を締め付ける強さ ビンディングの取り付けには慣れが必要です。 プレドリルされたプレートであっても、締め付ける強さは十機種十色です。 例えば、6年前に販売された某社の初級向けのプレートは柔らかくて薄いプラスチックの為、新人取り付け担当者が締めると必ずネジバカになるという商品もありました。 (締め付けを終えるタイミングが掴み難い為、どこまでも廻してしまうからです) 逆に、タップ(ミゾ切)を必ず施さないと、螺子の軸と皿の付け根が折れてしまうくらい硬いプレートも存在します。 他にもメーカーによってネジバカを起こし易い箇所も存在します。これをしっかりと固定できるのも経験値しかありません。 4.ドライバーの回し方と押さえ方 指先だけで押さえつけようとすると、ほぼ100%ネジバカになります。 経験者はドライバーを持った反対の手と肩を使い若干の体重を掛けて肩を中心に腕全体で回します。 体重を掛けすぎても掛けなくてもネジバカになるのが難しいところです。 機種によっても体重の掛け方が若干異なります。 例としては螺子皿が小さい箇所は「いつも以上にシッカリと上から押さえ、尚且つ回す力は何時も通りに」と取り付け者の「経験とカン」に頼る部分も多分にあります。 5.前圧調整に対する知識 指定どおりに取り付けても前圧が適正ギリギリだったり適正外な場合もありあます(詳しくは次の項目で) 6.表記されたサイズ 純正プレートのプレドリルされた穴には○○○-○○○と合致するソールサイズが印刷されていると思います。 「ブーツ底に刻印されたソールサイズを頼りに合致する穴へ取り付ければいいんだよね」と考えても、そこにも落とし穴があります。 そもそもブーツメーカーは商品のどこかにソールサイズを刻印するように定められていますが、ソールサイズの計測位置はメーカー機種によって異なります。 コバの上部で計測するメーカーもあればコバの下部で計測した値を刻印しているメーカーもあります。 元の測定位置が確定されていないのでプレートに印刷されているソールサイズ表記も目安にはなりますが絶対ではありません。 (これは各社が協力して正されるべき今後の大問題です) 同じソールサイズ300ミリと刻印されたブーツであってもコバの測定位置によって3から4ミリ違います。 加えてブーツ素材(ポリエチレン、ポリイーター、ポリプロピレン等)の収縮も関係してきます。 金型から抜かれたブーツは冷えると必ず小さくなります。 素材や顔料によって収縮率は様々で、私も何%縮むかは断言できません。 素材の収縮が1から2ミリ、測定位置による誤差を3から4ミリとすると最大で6ミリ誤差が生じることになります。 ブーツに刻印されたソールサイズで、プレートに印刷された穴に間違いなく取り付けた場合でも前圧が指定範囲に収まらないないケースも出てきます。 これも経験値で補うしかない問題です。 -用語説明- 前圧 :ビンディングのヒールピースがブーツを前方へ押す力。 これがメーカー指定の範囲内ではじめて「開放強度」の数字でブーツが開放されます。 店舗では極力、指定範囲の中央にあわせてセットします。 これはスキーの「たわみ」や「温度によるブーツの膨張と収縮」に影響され難いようにする為です。(前圧は滑走中は常に変化しています) 指定範囲ギリギリにセットした場合、滑走中に外れ易くなったり、外れ難くなったりする誤差を極力なくすためです。 ポジドライブ:「ポジ」「ポジドライブ」「Z型」「PZ(ピーゼット)」の愛称で呼ばれている螺子。 「ポジ」及び「ポジドライブ」は英国EIS社の登録商標です。 日本で見かける事は少ないが、ミニクーパーやフィアット製自動車の一部に採用されています。 オークションでは「スキービンディング用」や「ミニクーパー オーナー 必需品」等の商品説明で出品されていのを見かけます。 ちなみにアルペンスキー用ビンディングで採用されているのは「No3」と言われるサイズです。 一部のメーカーではカタログ上「No3」を「3号」や「Gr.3」と表記している場合もあります。 プラス螺子 :日本では「プラス」や「十字」の愛称で呼ばれている螺子。 英語での正式名称は「フィリップス ドライブ」。 米国フィリップス スクリュ社のヘンリー・フィリップス氏によって考案されました。 一般的にホームセンター等で販売されている通称「プラスドライバー」は「フィリップ」規格対応のドライバーです。 (「オランダフィリップス社で考案された」と紹介しているホームページを多数見かけますが間違いです) ちなみに「プラス」はアメリカでは通用しない和製の呼び名です。
お礼
すごい返答ありがとうございます。 重々素人取り付けは無理があるのはわかっていましたが、ひょっとしたら・・・??なんて思ってました。 しかしながら、裏を返すとこの特化された作業は、SHOPのビンディング販売時の利益のドル箱!?なんですよねぇ~?? ブレーキかけていただいて助かりました。ありがとうございます。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 やはり・・・無理ですよねぇ~(^^;) ブレーキかけていただいて助かりました。