うーん、難しい御質問ですね。
しかも、shu_s先生が僕の言いたい事を既に言った後のようですし・・・。
二番煎じになってしまうけど許して下さいね。
さて、良い患者について話す前に「良い患者」の定義が難しいですよね。ppooooさんの考えておられる良い患者とは医師から見て付合いやすい(言葉は悪いですがある意味御しやすい)患者を想定しておられるように感じます。
しかし、医師から見た良い患者とはそうでは無く良い治療結果を導ける確率のより高い医師ー患者関係を築きやすい患者と言えると思います。(患者が良くなる事が目標な訳ですから・・・)
それはお互いに信頼できる関係とも言えるでしょう。表面上納得もしていないのに「すなおで疑わない」態度をとる方は明らかに無理をしていますし信頼もしていない訳です。こういう方は一見よさそうに見えますが治療とはとんとん拍子に良くなって行く訳では無くどちらかと言うと階段状に良くなって行く物なので停滞する時期が必ずある物なのですがそう言った時に不満が爆発して薬を飲んでくれなかったり治療に必要な行為を拒否したりする事がままあります。そういった状態が続けば結果も思わしく無い方向に向かってしまうので「良い患者」とは言えないでしょう。
分からない事は聞き自分で納得するという段階を経ないと良い医師ー患者関係は築けません。
また「健康知識をひけらかす」という点については医学部6年間の教育を受けその後も先進の医療に付いて学習を続けている医師にひけらかす事のできる健康知識とはいかなるレベルの知識であるかを良く考えて下さい。一般の多くの方がひけらかしている健康知識とはテレビで見たとか怪し気な本で読んだとか統計的に優位差が証明されていない物やかなり特殊な事例に付いての知識である事が殆どです。本当に知識のある方はむしろ大歓迎ですよ。話をしてもこちらの考えている治療が納得できる物である事を始めからある程度理解されていますしかなり専門的な説明も出来ますから・・・。一番困るのは偏った知識を金科玉条のごとく信じてしまって客観的な数字などを示しても納得されない方ですね。いわゆる中途半端な医学知識の普及の弊害です。特にテレビや新聞の医療関係の記事は医師からみると単なる「荒らし」や「煽り」に近いものが多いですからあれをそのまま信じている人は対応に苦慮する事がありますよ。
また御自分が病気なのはすぐに治さない医者のせいだと考えているとしか思えないような方も対応が難しいです。医師とは病気が治るように手助けする役割であって本当に治すのは自分自身であるので病気を直視せず常に誰かのせいにしている様なタイプの方は明らかに回復が遅い印象を持っています。
さて長くなりましたが端的に言うとお互いに「良く話し合えるパートナー」が良い患者であり良い医師であると思います。
最後に、患者が良くなる事が医師の喜びです。そのために時には強い態度で指導したりする事もありますがお互いよく話し合えば分かる物です。分からないまま身を預けるような態度は明らかに無理をしているし結果が思わしくなくなる確率の方が高いと思います。本当の意味での「良い患者」となられる事をお勧めします。
ちょっと脈絡のない文章になりましたがお許し下さい。
お礼
ありがとうございます。 私が最近かかった医者は薬をだすことしか考えていないようで全く信用ができません。 薬は一時しのぎでしかないことぐらい、患者でもわかるというものですが、不審な点だらけです。 健康知識に関しては、さすがに医者と医学の知識で勝負するきなど全くありませんが、信用できるかどうかの基準はやはりテレビなどの情報が元だと考えています。 すなおさだけではダメという意見はとても新鮮でした。