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四国の地方国立大学の将来は?
四国の国立大学(香川大学、愛媛大学、高知大学、徳島大学、鳴門教育)は、将来的にはなくなってしまうのでしょうか?知り合いが大学職員をしてまして、気になって投稿しました。少子化や同州制もあり、なくなって一つの大学にまとめられてしまうのでしょうか?
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無くなる,ってことはまず考えられないでしょうね. 確かに四国の国立大学にはこれといった特徴も見受けられないかもしれませんが,それは日本全国ほとんどの国立大学にも言えることです.いまのところ特徴のある国立大学などほんの一握りでしょう.今後,各大学ともに戦略を練らざるを得なくなるでしょうが,ただ,ある特色を前面に出そうとしても,それが完成するまでは結構時間のかかるものです.スタッフを集めたり,余分な分野を削ったり,そういった卒業生が社会で活躍するようになるまでの期間とか,ある程度時間と金がかかりますから,それが我々に目に見えるようになるのは少し先のことでしょう. 少子化・全入時代と言われることがありますが,現実をみればある一定以上の大学に志願者が集中して,底辺私立が溺死寸前というのが実情です.今後も地方国立大学はその地域の優秀な学生を集め続けることで生き延びていくことでしょう. 道州制の結果,どうなるかは分かりません.効率化の為にある程度の再編は行われるかも知れません.例えば農学部を愛媛大学だけに集中させたり,とか.しかし,そういった場合でも大学そのものを閉鎖するとは考えにくいですね.独立行政法人(国立大学法人)になって,採算性が大学経営の重要なファクターになってきましたが,それだけで大学は運営されているわけではありません.採算性だけを追求するなら金を生み出しやすそうな学部にだけ特化した大学だけが生き残っていくでしょう.文系私大など全滅です.そんなことは世界中の主要国どこを見渡しても実現していません. 例えばアメリカ.人口比でも日本よりはるかに多くの大学(私立・州立含めて)を擁していますし,州によっては何十校もの州立大学を抱えていますがそれぞれの大学は特色をもって経営され存続しています.また行政の大学への関わり方も日本とはかなり違います.戦後の日本は基本的にアメリカ的大学制度を導入したので,ある程度参考になるでしょう. また戦前までの日本の大学のモデルだった欧州はどうでしょう.日本よりも大学数はかなり少なく,社会における大学の位置づけもかなり違ってきていますからなんともいえませんが,日本の国立大学にはまだ参考になる事も多いかもしれません.例えばドイツの大学発ベンチャー企業の多さとか,教育よりも研究中心に軸足があるところなどでしょうか.ただ,地方国立大学には長年たいした研究もせず教授職にふんぞり返っているお荷物教員が結構いるのでそれを叩き出さないといけませんがね. 現行の国立大学はあまり心配しなくても大丈夫でしょう.それより地方底辺私立大学の惨状は目も当てられない状態です.そちらのほうが問題でしょうね.
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- maisonflora
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独立行政法人ということで、採算が取れない大学は、合併でしょうが、四国で1つは残すでしょうね。弟は徳島大を出ましたが、特色のない大学の1つですね。